アドライズ アクティブクリームはどんな人におすすめ?成分解析&レビュー

この記事を書いた人
小鳥遊 文子
コスメコンシェルジュ

【保有資格】 ・2022年~:日本化粧品検定1級 ・2023年~:特級コスメコンシェルジュ/化粧品成分上級スペシャリスト(化粧品成分検定1級) 化粧品を信仰しない、フラットな目線からの記事作成を心掛けています。

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2019年の発売以来、20~30代を中心にSNSで人気の大正製薬「アドライズ アクティブクリーム」♡ヘパリン類似物質配合のスキンケアを代表する製品の一つですが、「興味はあるけど、まだ使ったことがない」という人もいるかもしれませんね。

そこでここでは、「アドライズ アクティブクリーム」の成分解析をしながら、使用感や効果をレビューします。

アドライズ アクティブクリームはどんな人におすすめ?」という疑問にも答えるので、参考にしてください♪

※記事内のレビュー画像は、リニューアル前のものになります。現在販売されているものとはパッケージデザインが異なりますので、ご了承くださいm(_ _)m

>>アドライズの公式サイトはこちら

アドライズ アクティブクリームとは?

Wの有効成分配合。超乾燥肌のための保湿クリーム

「アドライズ アクティブクリーム」は、※1超乾燥肌のための薬用保湿ブライトニングクリームです。

保湿有効成分には、「ヘパリン類似物質」を配合。※2ブライトニング有効成分には「プラセンタエキス」を配合しています。

2つの有効成分をW配合することで、保湿ケアとくすみケアが同時にできる処方になっています。

※1 超乾燥肌:1年中乾燥が気になる肌。

※2 ブライトニング:メラニンの生成を抑え、日焼けによるしみ・そばかすを防ぐ。

敏感肌にも使える6つのフリー処方

肌への負担を抑えるため、以下の成分は不使用です。

  • 香料
  • 着色料
  • 石油系界面活性剤
  • 紫外線吸収剤
  • エタノール
  • 鉱物油

アドライズ アクティブクリームの全成分

成分名 成分の種類・一般名称 配合目的
有効成分
ヘパリン類似物質 有効成分 保湿
プラセンタエキス 有効成分 ブライトニング
その他の成分
  基剤
植物性スクワラン 炭化水素油 基剤・エモリエント
シクロヘキサシロキサン シリコーン 被膜形成・感触調整
濃グリセリン   保湿
ベタイン   保湿
ステアリン酸イヌリン   増粘
ペンチレングリコール   保湿・抗菌
ウマスフィンゴ脂質 馬セラミド 保湿
2-メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン・メタクリル酸ブチル共重合液 ポリクオタニウム-51(リピジュアⓇ) 保湿
テトラヘキシルデカン酸アスコルビル 油溶性ビタミンC誘導体 整肌
セリン 肌の天然保湿因子(NMF)に多く含まれるアミノ酸 保湿
オウレンエキス   整肌・引き締め・製品の抗菌
オウバクエキス   整肌・引き締め・製品の抗菌
油溶性シコンエキス(1)   整肌
マカデミアナッツ脂肪酸フィトステリル エステル油 エモリエント
d-δ-トコフェロール ビタミンE 製品の酸化防止
塩化Na   増粘
POE・POP・ブチレン・ジメチコン共重合体 高分子シリコーン 被膜形成
トリ(カプリル・カプリンミリスチン・ステアリン酸)グリセリル トリエステル(エステル油の仲間) エモリエント
シクロペンタシロキサン シリコーン 被膜形成・感触調整
N-ステアロイルジヒドロフフィンゴシン ヒト型セラミド(セラミドNG) 保湿
クエン酸Na   pH調整・キレート(金属イオン封鎖)
クエン酸   pH調整

※配合目的については、一般的な目的から推測している部分もあるため、メーカーの意図とは異なる場合もあります。

アドライズ アクティブクリームの成分解析&レビュー

油性成分の基剤&シリコーンの被膜でうるおいが長続き

「アドライズ アクティブクリーム」は私のお気に入りのスキンケアの一つで、以前に定期コースで3回ほど続けたことがあります。

私は特に乾燥が酷い肌質で、ちょっと保湿を怠るとすぐにポロポロと皮剥けしてしまいます。

ですが、「アドライズ アクティブクリーム」は基剤に油性成分が使われており、シリコーンの被膜が肌を保護水分の蒸発を防いでくれます

しっかり保湿できるのにさらっとした感触

「アドライズ アクティブクリーム」は※1超乾燥肌のための保湿クリームということで、保湿有効成分「ヘパリン類似物質」が配合されています。

さらに、馬セラミドヒト型セラミド、※2リピジュアⓇ、アミノ酸などの保湿成分も配合されており、私が使った感触としてもしっかり保湿できる印象です。

ですが、シリコーンが配合されていることでベタつきが抑えられているため、肌表面はさらっとした感触に仕上がります。

メイクの邪魔にもならないので、定期購入中は朝晩ヘビーユースしていました。

※1 超乾燥肌:1年中乾燥が気になる肌

※2 リピジュアは日油(株)の登録商標です。

シリコーンの被膜でハリつや感が演出できる

「アドライズ アクティブクリーム」の効果で気に入っていたものの一つは、シリコーンの被膜によるハリつや感です。
塗っている間だけの一時的な効果ですが、つるんとした被膜が肌を覆うことで、厚みがあってハリつやに満ちた、健康的な肌に見せてくれるのです。

薄くてしぼみやすい肌に悩まされている私にとって、これはかなりうれしい効果でした。

荒れて毛羽立った角質もピタッと押さえてくれて化粧ノリがよくなりますし、汗で流れにくいので、化粧もちもよくなります

ですが、シリコーンの被膜はとても軽いので、圧迫感や重さはまったくなく、真夏にも大活躍していました。メイクのときにカスが出ることもなく、とても使いやすかったです。

紫外線や細菌などの刺激からも守ってくれる

「アドライズ アクティブクリーム」を使っていて印象的だったことの一つは、スキンケアにしては比較的しっかりした被膜です。水を弾くので、夏も汗で流れてしまうことがありませんでした。

公式サイトによると、紫外線や細菌などの刺激からも守ってくれるようです。

シリコーンの被膜は洗顔で落とせる

個人的にはシリコーンが入っている点が特に気に入っていましたが、「シリコーンは毛穴に詰まるのでは?」、「オイルクレンジングじゃないと落ちないのでしょう?」」と思う人もいるかもしれませんね。

ですが、基本的にシリコーン自体が毛穴に詰まることはなく、特にスキンケアに配合されるシリコーンは、落としやすいタイプのものが使われるのが普通です。

「アドライズ アクティブクリーム」も水洗顔だと被膜が残ってしまいますが、石鹸や洗顔料で洗えばキレイに落とせます

化粧品のシリコーンが心配な人は、次の記事で詳しく解説しています。

シリコーンは毛穴に詰まって肌に悪い?化粧品やシャンプーに配合する効果とデメリット

使うほど、肌がうるおう力が高まる

もともと私は、化粧品でのスキンケアでは対応できなくなることもあるほどの乾燥肌。「アドライズ アクティブクリーム」も使い始めの頃は、目安量ではとても足りませんでした。

公式サイトでは1回の使用量は「ブルーベリー大」とされていますが、私は両頬・あご・鼻・額に5点置きで肌に直接塗っても、目安量の数倍の量が必要だったのです。最初の2~3日は、1回でサクランボ1~2粒分くらい使ったでしょうか。

しかし、日数が進むにつれて徐々に必要量が減っていき、最終的には目安量でも顔全体に行き渡るようになりました。

しばらく使わないとまたサクランボ大からやり直しになりますが、使っている間は肌自体のうるおう力が高まるように感じられました

秋冬は保湿力が物足りない場合も

春夏はこれと同ラインの化粧水でお手入れを完了できていましたが、秋冬はこれだけだと厳しいように感じました

特に乾燥が気になる肌質の人が秋冬に使う場合は、クリームの前に保湿美容液などをプラスするとよいでしょう。

化粧水がなじんでから重ねるとしっかりした被膜ができる

「アドライズ アクティブクリーム」を効果的に使うコツは、化粧水がきちんと肌になじむのを待ってから重ねること。

こうするとしっかりした被膜ができるので、うるおいが長続きしやすくなり、乾燥や刺激から肌を保護する効果も高まります。

ですが、肌表面に水分が残った状態で塗ってしまうと、クリームが肌に密着できず、被膜が作れないので、効果が半減してしまいます。

ベタつきが気になる人は手のひらに広げてから塗る

公式サイトでは、ブルーベリー大を肌に5点置きして塗る方法が推奨されています。

ですが、ベタつきが気になると感じる人は、いったん手のひらに広げてからハンドプレスで顔に移す塗り方がおすすめです。

この方法だと薄く均一に塗れるので、ベタつきにくいです。

ペンチレングリコールが苦手な人がいる

「アドライズ アクティブクリーム」はデリケートな乾燥肌をターゲットとしているだけあり、基本的には肌への負担が少ない成分で構成されています。

私も長く使う間には肌の調子が悪いときもありましたが、肌荒れしているときも刺激を感じることなく、安心して使えていました。

ですが、「ペンチレングリコール」が苦手な人もいるので、その点は少し気になるかもしれません。

防腐剤を使っていないので、おそらく主にペンチレングリコールで抗菌する設計なのだと思います。

ブライトニング効果は弱め

「アドライズ アクティブクリーム」にはブライトニング有効成分も配合されていますが、現品で3個使ってみた体感として、※1ブライトニング効果は弱めだと思います。

肌が保湿されて、被膜によるハリ感も出ることで、多少くすみが軽減する気はしましたが、シミが薄くなったり、明らかに肌が白くなるなどの劇的な変化は記憶にありません。

そもそも、ブライトニング有効成分として配合されている「※2プラセンタエキス」は、他の同様の有効成分に比べると効果がマイルド。「メラニンの生成を抑える」という、比較的消極的な働き方の成分です。

そのため、※1ブライトニング効果を重視するのであれば、それ専用の美容液などを併用した方がよいでしょう。

※1 ブライトニング:メラニンの生成を抑え、日焼けによるしみ・そばかすを防ぐ。

※2 プラセンタエキス:メラニンの生成を抑え、日焼けによるしみ・そばかすを防ぐ薬用ブライトニング成分。

パッケージが使いにくい

中身はとてもよかったのですが、不満だったのがパッケージの使いにくさ。内ブタ付きのジャー容器で、外ブタがと本体と分離しているタイプなので、使用時の動線が悪いのです。

外ブタを外すスパチュラを取り出す内ブタがクリームで張り付くので外しにくく、置き場所にも困る外ブタの中に暫定的に置くが、何となく気持ち悪いすっきりしない気持ちのまま、スキンケア

という、微妙にモヤモヤする動作と気持ちを毎回くり返すことになり、肌に塗るまでの手順も多いので、ポンプ式かチューブ式に改良していただけるとありがたいなと思います。

あとは長く使い続けるには、デザインがちょっと飽きてしまったというのが正直な気持ちです(^^;

アドライズ アクティブクリームがおすすめな人

「アドライズ アクティブクリーム」のメインターゲットは、「※超乾燥肌」です。

ですが、さらっとした感触でベタつかないので、「乾燥もベタつきも気になる混合肌/インナードライ」の人にも使いやすいでしょう。口コミを見ると、乾燥肌~普通肌の人に支持されている印象です。

また、概ね低刺激な設計のため、基本的には敏感肌の人にも安心して使えるかと思います。

ただし、スキンケアには珍しく、シリコーンの存在が比較的しっかり感じられる処方になっているので、そこで好みが分かれそうな感じはします。

個人的には独特の使用感がとても好きですが、シリコーンを嫌う人も多いので、万人ウケはしないかもしれません。

※超乾燥肌:1年中乾燥が気になる肌。

まとめ

「アドライズ アクティブクリーム」は、「※1超乾燥肌」のための薬用保湿ブライトニングクリームです。有効成分は、「ヘパリン類似物質」と「プラセンタエキス」です。

配合成分としては「ペンチレングリコール」が苦手な人が少し多いかな、という点を除けば、概ね肌への負担が少ない処方だと思います。

うるおいが長く続くのにさらっとした使い心地で、メイクの邪魔にもなりません。シリコーンの被膜が肌を保護してくれる感じも、個人的にはとても気に入っていました。

続けやすさを考えたお得な定期コースもあるので、興味がある人は一度試してみてはいかがでしょうか?

※1 超乾燥肌:1年中乾燥が気になる肌。

※2:ブライトニング:メラニンの生成を抑え、日焼けによるしみ・そばかすを防ぐ。

>>アドライズの公式サイトはこちら