タグ: アザオキソヒポキサンチン

  • 新しいエイジングケア成分「レピスタⓇ」とは?効果・副作用・配合化粧品の選び方

    新しいエイジングケア成分「レピスタⓇ」とは?効果・副作用・配合化粧品の選び方

    現在、日本の年齢別人口の中央値は、40代後半~50代なのだそう。そんな社会の様相を反映して、化粧品のエイジングケア成分の需要も高まっています。

    そこでここでは、2022年に製品化されたばかりの新しいエイジングケア成分「レピスタⓇ」を紹介します。お肌のしわや乾燥が気になる人が、注目したい成分です。

    エイジングケア成分に興味がある人は、ぜひ読んでみてください♪

    レピスタⓇとはどんな成分?

    コムラサキシメジが形成する「フェアリーリング」。

    植物を育てる「AOH」1%を含む化粧品原料

     レピスタⓇとは、2022年に製品化された化粧品原料です。「アザオキソヒポキサンチン(AOH)」という成分を、1%含みます。

    AOHとは2010年に静岡大学の河岸洋和教授が、コムラサキシメジの培養液から発見した天然有機化合物です。植物の成長因子であり、恒常性の維持や環境ストレス耐性を高める効果を有しています。

    そうした性質から化粧品原料として役立つのではと考え、静岡大学との共同研究をした結果、ヒトの皮膚に対しても有用であることが分かりました。

    天然の「AOH」は非常に希少

    「AOH」は米やトマトなどに含まれますが、その含有量はごくわずか。植物から採取した「AOH」は非常に希少なため、化粧品原料として実用化するのは困難です。

    そこで、微生物由来の酵素から「AOH」を製造する技術を確立し、成分発見のきっかけとなったコムラサキシメジの学術名「Lepista sordida」にちなんで、「レピスタⓇ」と命名、製品化されました。

    化粧品表示名称は、「アザオキソヒポキサンチン」です。

    レピスタⓇの効果・副作用

    レチノールに似た作用

    • しわ改善
    • バリア機能の強化
    • 細胞賦活
    • 角層水分量の増加

    22名の被験者にレピスタⓇを肌に塗る効果効能試験では、上記のようなレチノールに似た作用が見られたそうです。

    また、安全性においても、化粧品原料の開発で必要とされる各種安全性試験をすべてクリア。毒性がなく、人体に安全であることが証明されています。

    なお、レチノールは刺激を感じる人もいますが、レピスタⓇをレチノールと併用することで、レチノールの皮膚刺激を緩和する作用も確認されているそうです。

    ただし、今のところは「有効成分」としては認められていないため、最終製品である化粧品の商品ページや広告で「しわ改善」の効果を謳うことはできません。

    副作用についてはまだ分からない

    レピスタⓇの副作用については、まだ情報がありません。さまざまな安全性試験をクリアしているので、少なくとも大きな問題はないでしょう。

    ですが、「まったく誰にもアレルギーが起こらない物質は存在しない」ため、レピスタⓇが肌に合わない人も出てくる可能性があります。

    特に敏感肌の人やアレルギー体質の人が初めての成分を使うときには、パッチテストで異常が出ないことを確認の上、様子を見ながら少しずつ試した方がよいでしょう。

    レピスタⓇ配合化粧品の選び方

    レピスタⓇのロゴマーク
    レピスタⓇのロゴマーク。

    レピスタⓇを1%以上配合している製品は、パッケージにレピスタⓇのロゴマークを表示できます。

    したがって、レピスタⓇの効果をしっかり実感したいのであれば、ロゴマークが付いている商品から選ぶとよいでしょう。

    また、セラミドやヒアルロン酸ナトリウムなどの保湿成分や、しわ改善の有効成分が配合されている製品は、レピスタⓇとの相乗効果が期待できる可能性があります。

    レピスタⓇ配合の化粧品

    ダイアナ|ダイアナ プレステージクリーム アドバンスト

    水、BG、グリセリン、スクワラン、ジメチコン、シクロペンタシロキサン、テトラエチルヘキサン酸ペンタエリスリチル、マカデミアナッツ脂肪酸フィトステリル、メドウフォーム油、バチルアルコール、PEG-75、ステアリン酸グリセリル、アザオキソヒポキサンチン、フラーレン、ポリクオタニウム-51、アラントイン、セラミドNP、パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na、環状リゾフォスファチジン酸、水添環状リゾフォスファチジン酸Na、加水分解ノグルミ果実エキス、タモギタケエキス、センチフォリアバラ花エキス、ユーカリ葉エキス、リンゴ果実培養細胞エキス、マグワ根皮エキス、アルガニアスピノサカルス培養エキス、ロドデンドロンフェルギネウム葉培養細胞エキス、ダマスクバラ花エキス、コレステロール、フィトステロールズ、クエン酸、クエン酸Na、トコフェロール、ステアリルアルコール、イソマルト、シクロデキストリン、レシチン、キサンタンガム、ポリソルベート60、ステアリン酸PEG-75、ポリアクリルアミド、水添レシチン、(C13,14)イソパラフィン、ヒドロキシエチルセルロース、ラウレス-2、ラウレス-7、ラウレス-21、ヒドロキシプロピルシクロデキストリン、ココイルサルコシンNa、DPG、セタノール、フェノキシエタノール、水酸化Na、メチルパラベン、ブチルパラベン、プロピルパラベン、香料

    フラーレン配合の保湿クリームが、2023年9月にレピスタⓇを新配合してリニューアル。 フラーレンは抗酸化作用などで知られる成分で、その他の美容成分にはリピジュアⓇ*やアラントイン、セラミド、ビタミンC*²などを配合しています。

    うるおいによってバリア機能を高め、肌にハリ・つやを与えます。

    容量・価格は50g 88,000円。

    *¹ ポリクオタニウム-51

    *² パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na

    レピスタⓇ配合の化粧品はまだ少ない

    この記事を作成時点で他に2点ほど、レピスタⓇ配合と謳う化粧品を見つけました。 しかし、いずれもなじみのない販売元で成分表示が公開されておらず、口コミもないことから、商品の良し悪しが判断できないので紹介は控えます。

    レピスタⓇは製品化されたばかりの新しい成分なので、まだまだ配合している化粧品は少ないようです。しかし、エイジングケアの需要は高いので、今後少しずつ配合製品が増えていくかもしれません。

    まとめ

    レピスタⓇの作用
    • しわ改善
    • バリア機能の強化
    • 細胞賦活
    • 角層水分量の増加

    レピスタⓇは「アザオキソヒポキサンチン(AOH)」を1%含む化粧品原料で、成分表示では「アザオキソヒポキサンチン」と記載されます。

    レチノールに似た作用を持ち、肌のハリや水分量などを改善するのに役立つことが分かっています。ただし、まだ有効成分としては認められていないため、化粧品の広告で謳える効果は限られています。

    安全性もしっかりテストされていますが、体質・肌質は人によって異なるので、すべての人にトラブルが起こらないとは限りません。 初めて使用するときは念のため、パッチテストなどで様子を見るとよいでしょう。