タグ: 鉱物油

  • 化粧品成分の植物オイル|種類と効果・鉱物油との違い。自分に合ったオイルを知ってもっと美肌に♡

    化粧品成分の植物オイル|種類と効果・鉱物油との違い。自分に合ったオイルを知ってもっと美肌に♡

    オリーブオイルやアルガンオイルをはじめ、化粧品に配合されているさまざまな種類の植物オイル。何となく肌によさそうなイメージはあるものの、自分に合うオイルを把握できている人は、案外少ないかもしれませんね。

    そこでここでは、化粧品成分として使われている代表的な植物オイルについて、種類と効果を紹介します。

    鉱物油との違いについても解説するので、化粧品に使われている植物オイルのことを知りたい人は参考にしてください♪

    植物オイルの種類と効果

    代表的な植物オイルの種類

    • ホホバオイル(ホホバ種子油)
    • アルガンオイル(アルガニアスピノサ核油)
    • スクワランオイル(スクワラン)
    • オリーブオイル(オリーブ果実油)
    • マカダミアナッツオイル(マカダミア種子油)
    • アボカドオイル(アボカド油)
    • シアバター(シア脂)
    • バオバブオイル(バオバブ種子油)
    • ザクロオイル(ザクロ種子油)
    • アーモンドオイル(アーモンド油)
    • セサミオイル(ゴマ油)
    • ピーナッツオイル(ピーナッツ油)
      ※()内は成分表示名

    化粧品成分としての植物オイルは、乳液やクリームなどのエモリエント成分として使用されることが多いですが、植物オイルを主成分とする「オイル美容液」も販売されています。また、保湿やマッサージにオイル単体や、あるいは複数のオイルを混ぜて使う方法も人気です。

    化粧品に含まれる植物オイルにはさまざまな種類があり、種類によって肌への作用・効果が異なります

    したがって、自分の肌質・肌悩みに合った植物オイルを知ることで、より効果的なお手入れを実現できます。

    ホホバオイル(ホホバ種子油)

    ホホバの根から抽出されるオイルです。化学構造上は「ロウ」に分類される成分で、リップスティックを固めるための成分である「ミツロウ」などの仲間です。

    肌に油分を与え、水分の蒸発を防ぐ「エモリエント効果」にすぐれており、ベタつきが少なく使用感もよいことから、スキンケア製品などによく使われています。

    オリーブオイルなどの「油脂」に分類されるオイルに比べて酸化しにくく、劣化しにくいこともメリットです。 また、「油脂」は皮脂に近いのでアクネ菌のエサになりますが、「ロウ」であるホホバオイルは皮脂とは化学構造が異なるため、アクネ菌のエサにはなりません

    一方で、皮脂の主成分の一つである「ワックスエステル」を多く含むので、肌になじみやすい特徴があります。

    ただし、気温が約7℃以下になると固まってしまうため、冬季は保管場所に注意が必要です。固まってしまったときは蒸しタオルなどでゆっくり温めると、液状に戻ります。

    アルガンオイル(アルガニアスピノサ核油)

    モロッコの砂漠地帯のみに生育する、アルガンツリーの種子を圧搾することで得られる「油脂」です。モロッコでは古くから、火傷の塗り薬として使われてきた歴史があります。

    皮脂の成分であるオレイン酸やリノール酸を多く含むため、肌なじみがよく、使用感もさらっとしています。 化粧品成分としては、油分の膜で水分の蒸発を防ぐエモリエント効果が利用されています。

    また、抗酸化作用を持つトコフェロール(ビタミンE)も含んでいるため、比較的酸化しにくいといわれています。 皮膚刺激が少ないので妊娠中にも使えますし、ベビーオイルとしても使用されています。

    スクワランオイル(スクワラン)

    スクワランオイルには動物由来のものと植物由来のものがあり、植物由来のものはオリーブオイルやサトウキビ糖液などから抽出した「スクワレン」に水素添加して作られています。

    動物由来のものも植物由来のものも、出来上がったスクワランオイルは化学構造がまったく同じです。しかし、植物由来の方が消費者のイメージがよいため、「植物性スクワラン」であることを強調する化粧品メーカーも存在します。

    スクワランオイルのもととなる「スクワレン」は、もともとヒトの皮脂にも5%ほど含まれる成分です。しかし、スクワレンのままだと安定性が悪いため、化粧品成分として使用するときは、水素添加によって酸化安定性を向上させます。

    皮脂に近いので肌なじみがよく、さらっとした使い心地が特徴です。

    化学構造による分け方では、「炭化水素」に分類されます。 炭化水素は、炭素と水素のみで構成されるシンプルなオイルで、アレルギーの報告がほとんどない*ので、敏感肌の人や赤ちゃんにも使われています。

    *すべての人にアレルギーが起こらないということではありません。

    オリーブオイル(オリーブ果実油)

    オリーブの果実から得られる「油脂」です。油分の膜を張ることによって水分の蒸発を防ぐ、「エモリエント効果」を有します。

    オリーブオイルにはビタミンE、フェノール酸、トリグリセリドなどが含まれており、これらの成分がエイジングケア作用をもたらすともいわれています。

    保湿成分として配合される以外にも、油性基剤や石鹸の原料としてもよく利用されています。

    マカダミアナッツオイル(マカダミア種子油)

    マカデミアの種子から得られる「油脂」です。油分の膜によって水分の蒸発を防ぐ「エモリエント効果」を持ち、油脂の中でも皮膚をやわらかくする柔軟効果が高いオイルです。

    オレイン酸をはじめとする多種類の脂肪酸を含み、「若さ脂肪酸」と呼ばれるパルミトレイン酸も20%前後含んでいます。 パルミトレイン酸はヒトの皮脂にも含まれる成分ですが、30代からは減少していくもので、外部から補うことで若々しい肌を保つことに繋がると考えられています。

    マカダミアナッツオイルは保湿成分として使われる他、油性基剤などにも使われています。 また、過度の期待は禁物ですが、日焼け止め効果もあるとされています。

    なお、一度に量をたくさん塗ると肌荒れすることがあるため、原液を使用するときは注意が必要です。

    >>マカダミアナッツオイルのレビュー

    アボカドオイル(アボカド油)

    アボカドの果肉を低温圧搾することで得られる「油脂」です。重めのオイルで、高いエモリエント効果を有します。

    不飽和脂肪酸のオレイン酸とリノール酸を主成分とすることから、酸化しやすいため、酸化防止剤のトコフェロール(ビタミンE)や、トコフェロールを多く含む植物油脂と一緒に配合されるのが一般的です。

    アボカドオイル自身もトコフェロールを豊富に含むことから、エイジングケア効果が期待できます。

    シアバター(シア脂)

    西アフリカ~中央アフリカに生育するシアの木の、実から得られる「油脂」です。成分の多くをステアリン酸とオレイン酸が占めており、酸化安定性に優れています。

    現地では古くからカカオバターなどの代用として食されており、民間療法の治療薬などにも用いられています。 常温では固形ですが、ヒトの体温で溶けるので肌に伸ばしやすく、優れた保湿力を発揮します。

    また、柔軟作用や抗炎症作用もあるとされ、ニキビ・肌荒れによいといわれています。

    バオバブオイル(バオバブ種子油)

    バオバブの種子を低温圧搾することで得られる「油脂」です。オレイン酸を主成分としており、酸化安定性が高いことが特徴です。

    ビタミンEも含有していることから、肌荒れ・くすみの改善や、エイジングケアに役立つといわれています。 肌なじみがよく、ベタつきも少ないため、日常的に取り入れやすいオイルです。

    ザクロオイル(ザクロ種子油)

    ザクロの種子から低温圧搾で抽出される「油脂」です。酸化しやすいプニカ酸を主成分としますが、ビタミンEを多く含むため、全体としては酸化安定性に優れています。

    プニカ酸はザクロからしか採れない成分で抗酸化作用・抗炎症作用を持ち、コラーゲンの生成を促す働きもあるとされています。(ただし、肌のコラーゲン生成が行われるのは真皮なので、真皮まで浸透できる処方でないと効果を得ることは難しいでしょう。)

    また、角質の再生をサポートする働きもあることから、エイジングケアに適しているといわれています。

    アーモンドオイル(アーモンド油)

    アーモンドの種子から低温圧搾で得られる「油脂」です。オレイン酸とリノール酸を豊富に含みますが、やや酸化しやすい性質のため、酸化防止剤のトコフェロール(ビタミンE)や、トコフェロールを多く含む植物油脂と一緒に配合されるのが一般的です。

    化粧品成分としては、水分の蒸発を防ぎ、肌を柔らかくする「エモリエント効果」にすぐれています。

    セサミオイル(ゴマ油)

    ゴマの種子を搾油して得られる「油脂」です。アーユルヴェーダのベースオイルにも用いられるもので、抗酸化・抗炎症・保湿などの働きがあります。

    また、水分の蒸発を防ぎ、肌をやわらかくする「エモリエント効果」も有します。

    主成分はオレイン酸とリノール酸。化粧品グレードのものは精製脱臭されますが、その過程でオイルに含まれるセサモールなどの抗酸化物質が失われるため、化粧品用のセサミオイルは酸化防止剤と一緒に配合するなどの対策がなされています。

    ピーナッツオイル(ピーナッツ油)

    落花生の種子から得られる「油脂」です。オレイン酸とリノール酸が主成分のオイルで、やや酸化に弱い性質を持ちます。 そのため、酸化防止剤のトコフェロール(ビタミンE)や、トコフェロールを含む植物油脂と一緒に配合するのが一般的です。

    化粧品成分としての効果は、水分の蒸発を防ぎ、肌を柔らかくするエモリエント性を有します。 化粧品の他に、軟膏の油性基剤としても利用されています。

    植物オイルと鉱物油はどう違う?

    鉱物油は石油由来の油

    鉱物油は、鉱物資源である石油から得られる油です。炭素と水素から成るため、「炭化水素」に分類されます。成分表示名としては、ミネラルオイルやワセリン、パラフィン、流動パラフィンなどが該当します。

    鉱物油には肌に悪いイメージが根強く残っていますが、これは精製技術が未熟だった1970年代に、鉱物油に含まれる不純物で「油焼け」などの肌トラブルを起こす人が続出したことによるものです。

    ですが、現在は、少なくとも国内で流通している化粧品に関しては、不純物をしっかり除去した純度の高い鉱物油のみが使用されています。

    むしろ、鉱物油は成分構成がシンプルで経皮吸収もされにくいため、アレルギーが起こりにくく、安全性の高い成分です。 その証拠に、ベビーオイルはミネラルオイルを主成分としたものが主流ですし、皮膚科では外用薬の基剤にワセリンが使用されています。

    鉱物油の効果は保湿のみ

    鉱物油は安全性が高く、値段も安価ですが、肌への有益な作用は水分の蒸発を防ぐエモリエント効果のみです。鉱物油には、ビタミンなどの美容に役立つ成分は含まれていないからです。

    したがって、「油分が補給できればよい」「肌が敏感なのでシンプルな成分を選びたい」というときに適したオイルといえます。

    鉱物油についてもっと詳しく知りたい人は、次の記事で紹介しています。

    化粧品は鉱物油フリーを選ぶべき?鉱物油のメリット・デメリット

    美肌効果が高いのは植物オイル

    抗酸化作用・抗炎症作用・エイジングケア効果などの美肌効果を得たいときには、鉱物油よりも植物オイルが適しています。 植物オイルの多くには脂肪酸やビタミンなど、肌に有用な成分が含まれているからです。

    さらに、皮脂と共通する成分を含むものも多く、肌なじみがよいのもメリットです。

    ただし、「炭化水素」に分類されるスクワランだけは、化学構造的には鉱物油に近いものになるため、保湿以外の効果は見込めません。

    植物オイルはアレルギーが起こりやすい面も

    植物オイルは美肌に役立つものが多いですが、人によってアレルギーが起こりやすい面も。

    特にナッツ系のオイルは、ナッツアレルギーの人は注意が必要です。自分のアレルゲンとなっている種類のナッツが使われているオイルは、避けた方がよいでしょう。

    また、植物オイルは種類によって価格が高いこともデメリット。「原料となる植物を栽培できる地域が限られる」などの理由から、高価になってしまうことがあるのです。

    まとめ

    植物オイルの多くは皮脂に近い構造で肌なじみがよく、ビタミンなど美肌に有用な成分も含まれています。そのため、肌に合ったものを積極的に取り入れることで、より効果的なスキンケアを実現できます。ただし、人によってアレルゲンになってしまうこともあるため、ナッツ類など植物系のアレルギーがある人は注意が必要です。

    一方、鉱物油は保湿効果しか得られませんが、アレルギーが起こりにくく、安全性が高いため、敏感肌の人や赤ちゃんにも安心して使えます。

    オイルの種類によって効果や合う肌質が違ってくるので、記事を参考に自分に合いそうなオイルに注目してみてくださいね。

  • 化粧品は鉱物油フリーを選ぶべき?鉱物油のメリット・デメリット

    化粧品は鉱物油フリーを選ぶべき?鉱物油のメリット・デメリット

    化粧品の広告で、「鉱物油フリー」「鉱物油無添加」と書かれているのを見かけたことはないでしょうか?「鉱物油は危険」と断言している化粧品メーカーのサイトなどもあるので、不安に感じますよね。

    化粧品の鉱物油は、肌に悪いものなのでしょうか?ここではそうした疑問に答えるべく、化粧品成分としての鉱物油の効果とメリット・デメリットを解説します。 化粧品の鉱物油が心配な人は、参考にしてください♪




    そもそも鉱物油とは?

    鉱物油とは石油由来のオイルのこと

    鉱物油とは、石油由来のオイルのことです。英語では「mineral oil(ミネラルオイル)」といいます。化粧品成分として使われる以外にも、機械の潤滑油や医薬品など、さまざまな分野で使用されています。

    ちなみに石油は、炭素を含む「有機物」です。以前は「石油は無機物からできたのでは」という説もありましたが、現在は「大昔のプランクトンが長い時間をかけて変化したもの」という説が優位になっています。

    また、鉱物油は「油」なので、大まかには「油性成分」として扱われています。化粧品に使用される油性成分は化学構造によっていくつかの種類に分類されますが、鉱物油は「炭素と水素」でできていることから、「炭化水素」に分類されています。

    皮膚科で使われる「ワセリン」も鉱物油

    鉱物油の代表的なものの一つに、皮膚科などで使われている「ワセリン」が挙げられます。ベビーオイルの主成分である「ミネラルオイル」も鉱物油です。

    世間のイメージとは逆に、化粧品に使われる高純度の鉱物油は肌への安全性が高く、皮膚刺激も少ないことが特徴です。 そのため、アトピーなどのデリケートな肌を保護したり、赤ちゃんの未熟な肌をケアしたりといった用途にとても適しているのです。

    化粧品に配合される鉱物油の成分名には、以下のものが挙げられます。

    • ミネラルオイル
    • ワセリン
    • パラフィン
    • 流動パラフィン
    • セレシン
    • マイクロクリスタリンワックス
    • 水添ポリイソブテン
    • モンタンロウなど




    鉱物油が危険といわれる理由

    昔の鉱物油は不純物が含まれていた

    実際は安全な成分であるにもかかわらず、鉱物油が危険なイメージを持たれるようになった原因は、「昔の鉱物油の精製度の低さ」にあります。

    1970年代は精製技術が低かったため、当時の化粧品に配合される鉱物油には不純物がわずかに含まれていました

    その不純物が引き起こす、「油焼け」などの肌トラブルや皮膚刺激が問題になったことで、鉱物油自体が危険であるかのような誤解が広まってしまったのです。

    ですが正確には、肌に悪さをしていたのはあくまで不純物であり、鉱物油ではありません。鉱物油自体は、アトピーなどの患部や赤ちゃんにも使えるほど安全なものなのです。

    現在は不純物が含まれていないので安全

    精製技術の向上によって、現在の化粧品に使われる鉱物油は、高度に精製されたものになっています

    安全性のチェックもしっかりされているので、肌に合わないのでない限りは、基本的には特に悪い成分ではありません




    化粧品に配合される鉱物油のメリット

    水分の蒸発を防ぐエモリエント効果が高い

    先ほど少し触れましたが、鉱物油は「炭素と水素」でできています。水になじみやすい「酸素」をまったく持っていない=水になじまないので、肌の水分の蒸発を防ぐエモリエント効果に優れています

    鉱物油自体に美肌効果はありませんが、美肌の大敵である乾燥から肌を守りたいときにはとても役立ちます。

    経皮吸収されにくいので安全性が高い

    また、鉱物油はほとんど経皮吸収されないことも、安全性が高いとされている理由の一つです。

    酸化しにくいので肌荒れの原因になりにくい

    鉱物油は安定性が高く、酸化しにくいことも特徴です。肌の上で「酸化」という化学反応をしないことは、皮膚刺激の少なさに繋がり、肌荒れの原因になりにくいことにも繋がります。

    値段が安く、供給量も安定している

    鉱物油のメリットには、「値段の安さ」も挙げられます。原料コストが安いので、安価な製品にも惜しみなく配合できます。 供給量も安定しているので、いつでも買える安心感もあります。

    メーカーにとっても私たち消費者にとっても、頼もしい成分であるといえるでしょう。




    化粧品に配合される鉱物油のデメリット

    美肌に役立つ成分は含まれていない

    鉱物油は肌の水分の蒸発を防ぐことで、間接的に肌のうるおいやバリア機能を守ってくれる効果があります。

    ですが、植物オイルに含まれる「オレイン酸」や「パルミトレイン酸」のような、「直接的に美肌に有用な成分」は含まれていません

    そのため、鉱物油だけでは肌自体の水分量を向上させることは不可能ですし、肌の乾燥やバリア機能の低下を根本的に解決する成分とはいえません

    よりしっかりとした保湿を考えるのであれば、セラミドやヘパリン類似物質、低分子ヒアルロン酸など、角層に浸透するタイプの保湿成分が配合された化粧水や美容液を塗り、その上から鉱物油でフタをする使い方が効果的です。

    ベタつきが気になることがある

    「油性」の性質が強く、ベタつきが気になりやすいのも鉱物油のデメリットです。 ワセリンやベビーオイルなどを使ったことがある人の中には、「いかにも油を塗ったという感触で、使用感がイマイチ」と感じた人も少なくないのではないでしょうか。

    脂性肌・思春期ニキビを悪化させる可能性

    鉱物油は「油」なので、脂性肌とは相性がよくありません。油を塗ることで余計に肌がベタつきますし、毛穴が詰まったりニキビができてしまうこともあるからです。

    また、思春期ニキビに悩んでいる人も、肌の油分が多すぎる状態なので、鉱物油などの「油」を塗ることは避けた方がよいでしょう。

    クレンジングの鉱物油は肌を乾燥させる

    鉱物油は、クレンジングオイルの「メイク落とし成分」としても利用されており、そうした商品は成分表示の上位に「ミネラルオイル」と書かれています。

    ミネラルオイルを主成分とするクレンジングオイルは、オイルタイプのクレンジングの中でも特にメイク落とし効果が高いことが特徴です。 ですが、メイク(≒油)を落とす力が強い=「肌への脱脂力も強い」ということなので、肌を乾燥させやすいデメリットがあります。

    したがって、毎日使うのはあまりおすすめできません。 肌のことを考えるのであれば、普段は乾燥しにくいミルククレンジングなどを使用して、ミネラルオイルのクレンジングオイルは濃いメイクの日だけにした方がよいでしょう。

    メイクアップ製品は落としにくくなる

    鉱物油は、ファンデーションなどのメイクアップ製品や日焼け止めにも配合されることがあります。「油性」の性質が強い鉱物油を配合することで、汗や水に強く、崩れにくい製品が作れるからです。

    しかし、「崩れにくいメイクアップ=簡単には落とせない」ということでもあります。落とすときは脱脂力の高いメイク落としが必要になるため、落とすプロセスで肌に負担がかかります




    まとめ

    昔の鉱物油は不純物が含まれていたので、「油焼け」などのトラブルを引き起こすことがありました。ですが、鉱物油自体は肌への安全性が高く、皮膚刺激も少ない成分です。

    肌の水分の蒸発を防ぐエモリエント効果が高いので、肌を保護したいときに適しています。 現在は不純物もしっかり排除されているので、アトピー肌の保護や、赤ちゃんのスキンケアにも多く利用されています。

    ただし、メイク落とし成分としては脱脂力が高いこと、ファンデーションなどのメイクアップ製品は落としにくくなる点は注意が必要です。鉱物油の性質を理解した上で、上手に利用しましょう。

    【関連記事】
    化粧品成分の植物オイル|種類と効果・鉱物油との違い。自分に合ったオイルを知ってもっと美肌に♡