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    デリケートゾーンのフェムケアにおすすめの商品5選

    フェムケアという概念が広まるのに伴い、デリケートゾーンのケア商品も選択肢が増えてきました。ですが、「どんな商品があるの?」「どれを選べばいいの?」という人もいますよね。

    そこでここでは、デリケートゾーンのフェムケアにおすすめの商品5選を紹介します。今回はネットで簡単に入手できる商品に絞ってみました。

    デリケートゾーンに使える洗浄料や保湿アイテムを探している人は、参考にしてください♪

    デリケートゾーンのケアは必要?

    デリケートゾーンは不衛生になりやすい

    デリケートゾーンは汗や皮脂、排泄物、膣からの分泌物で汚れやすい部位です。形が入り組んでおり、アンダーヘアもあるので、トイレのたびに汚れを取り切ることも難しいでしょう。 さらに、ほぼ常に衣類が密着していることもあって、ムレやすい部位でもあります。

    そして、皮膚が薄く粘膜もあるので、非常にデリケートな部位です。汚れやムレが痒みなどのトラブルを引き起こすこともあるため、清潔に保つためのケアが必要です。 1日1回はお風呂で丁寧に洗浄し、清潔に保つことが大切です。

    過度のお手入れもトラブルのもと

    デリケートゾーンは不衛生になりやすいため、清潔に保つためのケアが必要です。しかし、過度のお手入れもトラブルのもとになります。 デリケートな部位ですので、洗うときは強くこすらず洗浄料もマイルドなものを選びます。

    トイレのたびに温水便座のビデで洗うのも、乾燥を招くのでよくありません。デリケートゾーンの洗浄は、多くても1日2回までが適切です。

    また、膣の中を頻繁に洗ったり、石鹸で洗うのもNGです。膣の中は肌や腸と同じように、細菌のバランスが保たれることで健康な状態を維持しています。ですが、石鹸で必要な菌まで洗い流してしまうと、悪玉菌が増えてカンジダ膣炎などを引き起こすことがあります。 生理の終わりかけなどどうしても気になるときだけ、使い捨てビデで洗い流す程度にしましょう。

    なお、健康な膣内は酸性に保たれています。洗浄料などによって膣のpHが変わることでも、雑菌の繁殖などのトラブルを招くことがあります。

    専用ソープ以外で洗ってもOK

    デリケートゾーンを洗う洗浄料は、専用ソープでなくても構いません。ただし、皮膚が薄く粘膜に近い部位なので、石鹸などのアルカリ性の洗浄料は避け、アミノ酸系など弱酸性の洗浄料を使用するとよいです。

    なお、体と同じボディソープだと滲みる場合は、デリケートゾーン専用ソープを使ってみるとよいでしょう。専用ソープはより刺激が少なく、デリケートゾーンに適した処方になっています。

    アンダーヘアのケア

    エステやクリニックの脱毛が一般的になったことで、アンダーヘアのケアをする人も増えました。見た目を整えたいというニーズの他に、生理時のムレ・不快感を軽減するなど、衛生面の理由で脱毛を選択する人もとても多いです。

    家庭用脱毛器やエステサロンの光脱毛などいくつかの方法がありますが、効果の確実性と安全性の高さから、クリニックでのレーザー脱毛がおすすめです。

    デリケートゾーンの保湿

    VIO脱毛のニーズが高まったことで、デリケートゾーンの保湿も注目されるようになりました。デリケートゾーンを保湿するときは、刺激が少ないクリームなどを使用します。デリケートゾーン専用のスキンケアアイテムも販売されているので、必要に応じてそうした商品を利用してもよいでしょう。

    避けた方がよいのは、エタノールの濃度が高いものやビタミンC、AHA、レチノール、メントールなどの刺激が強い成分が含まれているものです。デリケートゾーンの薄い皮膚や粘膜に付着すると、滲みるなどトラブルの原因になります。

    フェムケア商品の選び方

    • 刺激が少ない
    • 添加物が少ない
    • 目的に合った成分が配合されている

    デリケートな部位に使用するので、刺激が少ない処方であることが大切です。着色料などの余計な添加物も、できればない方がよいでしょう。

    また、お悩みに合った成分が配合されているかもチェックするとよいです。

    • ニオイが気になるなら…イソプロピルメチルフェノールなど
    • 乾燥が気になるなら…ヒアルロン酸Na、加水分解コラーゲン、スクワラン、グリセリン、シアバターなど
    • くすみが気になるなら…プラセンタエキスなど

    デリケートゾーンのフェムケアにおすすめの商品5選

    ノアンデ|インティメイトウォッシュ

    ノアンデ|インティメイトウォッシュ

    水、グリセリン、ココイルグルタミン酸K、ポリグリセリン-3、ソルビトール、グリコシルトレハロース、ココイルアラニンTEA、ココアンホ酢酸Na、加水分解水添デンプン、コカミドDEA、クエン酸、ポリクオタニウム-39、o-シメン-5-オール、グリチルリチン酸2K、ペンチレングリコール、エチドロン酸、BG、水添レシチン、α-グルカンオリゴサッカリド、アセチルヒアルロン酸Na、クエン酸Na、スフィンゴ糖脂質、ヒアルロン酸Na、加水分解ヒアルロン酸、アンズ核油、乳酸桿菌/セイヨウナシ果汁発酵液、乳酸Na、フィトステロールズ、加水分解コラーゲン、ジラウロイルグルタミン酸リシンNa、セラミドNP、セラミドNG、セラミドAP、カキタンニン、ゴボウ根エキス、オオウメガサソウ葉エキス、カミツレ花エキス、セイヨウオトギリソウ花/葉/茎エキス、トウキンセンカ花エキス、フユボダイジュ花エキス、ヤグルマギク花エキス、ローマカミツレ花エキス、アルニカ花エキス、香料、チャ葉エキス、水溶性コラーゲン、サクシノイルアテロコラーゲン、ユズ果実エキス、テトラヘキシルデカン酸アスコルビル、3-O-エチルアスコルビン酸、ツボクサエキス、リン酸アスコルビルMg、アーチチョーク葉エキス、トコフェロール、フェノキシエタノール、安息香酸Na

    ニオイの元を洗い流す、泡タイプのデリケートゾーン専用ソープです。30秒ほどパックして使います。

    マイルドなアミノ酸系洗浄成分をはじめ、グリセリンや3種類のヒアルロン酸*²、3種類の人型セラミド*³などの保湿成分も配合されています。カキタンニンや3種類のビタミンC誘導体*⁴も配合されており、デリケートゾーンのさまざまなお悩みを多角的にケアします。エキゾチックなボタニカルリリーの香り。

    容量・価格は150mL 3,300円+送料550円。定期購入は送料無料で初回980円、2回目以降は60日ごと2本ずつのお届けで、5,940円(1本当たり2,970円)です。 回数縛りはなく、お休みや解約はマイページまたは電話で手続きできます。

    なお、定期コースには、無期限での全額返金保証書が同封されます(単品は30日間)。肌に合わない・香りが気にいらないなどで商品に満足できないときに、初回1本分まで利用できます。

    *¹ ココイルグルタミン酸K

    *² アセチルヒアルロン酸、ヒアルロン酸Na、加水分解ヒアルロン酸

    *³ セラミドNP、セラミドNG、セラミドAP

    *⁴ テトラヘキシルデカン酸アスコルビル、3-O-エチルアスコルビン酸、リン酸アスコルビルMg

    ANOCOI|ボタニカルデリケートゾーンソープ

    ANOCOI|ボタニカルデリケートゾーンソープ
    参照元:Amazon

    水、PEG-8、BG、ミリスチン酸、ステアリン酸PEG-150、パルミチン酸、ステアリン酸、PEG-20ソルビタンココエート、ジステアリン酸PEG-150、水酸化K、ラウリン酸、カキタンニン、カミツレ花エキス、セージ葉エキス、ローズマリー葉エキス、セイヨウハッカ葉エキス、ビワ葉エキス、ユズ果実エキス、ヨクイニンエキス、チャ葉エキス、豆乳発酵液、ダイズ種子エキス、ハトムギ種子エキス、ヒアルロン酸Na、加水分解コラーゲン、グリチルリチン酸2K、アルブチン、アルムK、イランイラン花油、パイナップル果実エキス、チオグリコール酸Ca、スクワラン、アスコルビルリン酸Na、アルガニアスピノサ核油、ヤシ油、ティーツリー葉油、ユーカリ油、ホホバ種子油、ツバキ種子油、シア脂、オリーブ果実油、香料、炭酸水素Na、炭酸Na、エタノール、パーム核脂肪酸アミドDEA、プロピルパラベン、メチルパラベン、エチドロン酸4Na、粘土、モンモリロナイト、カオリン、マイカ

    石鹸を洗浄成分とする、デリケートゾーン専用ソープです。洗浄力は高め。おすすめの肌質は脂性肌、混合肌です。

    保湿成分にはヒアルロン酸Na、加水分解コラーゲン、スクワラン、シア脂などを配合。カキタンニンやグリチルリチン酸2K、アルブチン、肌を引き締めるアルムKも配合されています。香りは「バニラ」「シャンパンロゼ」から選べます。

    なお、この商品は洗浄成分の脱脂力が強く、たんぱく質を分解する「チオグリコール酸Ca」「パイナップル果実エキス」も配合されています。敏感肌・乾燥肌への使用は避けた方がよいでしょう。

    容量・価格は100g 7,678円+送料650円。定期購入は送料無料で初回2,178円。2回目以降は2袋まとめてお届けで8,756円です。 回数縛りはなく、1回で解約してもOKです。ただし、解約の手続きは電話連絡が必要です。

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    アンリップ|ソープ / ホワイトゲルクリーム

    アンリップ|ソープ / ホワイトゲルクリーム

    • 有効成分:イソプロピルメチルフェノール
    • その他成分:ヒアルロン酸ナトリウム(2)、アロエエキス(2)、N-ステアロイルジヒドロスフィンゴシン、N-ステアロイルフィトスフィンゴシン、ヒドロキシステアリルフィトスフィンゴシン、トリメチルグリシン、マルトース・ショ糖縮合物、フィトスフィンゴシン、濃グリセリン、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、N-ヤシ油脂肪酸アシル-L-グルタミン酸カリウム、ラウリン酸アミドプロピルベタイン液、ラウリルヒドロキシスルホベタイン液、モノラウリン酸ポリオキシエチレンソルビタン、N-ヤシ油脂肪酸アシル-L-グルタミン酸ナトリウム、ベヘニルアルコール、ペンタステアリン酸デカグリセリル、ステアロイル乳酸ナトリウム、1,3-ブチレングリコール、フェノキシエタノール、香料
    • 有効成分:トラネキサム酸、グリチルリチン酸2K
    • その他の成分:濃グリセリン、1,3-プロパンジオール、1,2-ペンタンジオール、BG、B1エチルヘキサン酸セチル、ジメチコン、カルボキシビニルポリマー、トリメチルグリシン、トレハロース、水酸化K、ステアリン酸POE(20)ソルビタン、キサンタンガム、サクシニルアテロコラーゲン液、水添大豆リン脂質、ビサボロール、プルーン酵素分解物、トウキエキス-1、チンピエキス、キウイエキス、ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル・オクチルドデシル)、ステアロイルフィトスフィンゴシン、スフィンゴ糖脂質、メリッサエキス、桑エキス、アセチル化ヒアルロン酸ナトリウム、黒砂糖エキス、ヒアルロン酸Na-2、加水分解ヒアルロン酸、マロニエエキス、カモミラエキス-1、タイムエキス-1、アロエエキス-2、天然ビタミンE、ピロ亜硫酸Na、ジエチレントリアミン5酢酸5Na液、フェノキシエタノール、香料

    デリケートゾーン専用の、薬用ソープと薬用ゲルクリームです。単品での販売と、セットでの定期購入から選べます。

    ソープには殺菌成分「イソプロピルメチルフェノール」を配合。細菌の繁殖を抑えることで清潔に保ちます。デリケートゾーンのpHに合わせた設計で、洗浄成分にはアミノ酸系成分*¹を配合。保湿成分にはヒアルロン酸ナトリウムや3種類の人型セラミドなどを配合しています。

    肌への刺激を抑えた処方で、幅広い肌質に使えます。容量・価格は単品で50mL 4,950円。

    ゲルクリームの有効成分は、トラネキサム酸とグリチルリチン酸2Kを配合。メラニンの生成を抑える成分と、肌荒れ防止成分です。保湿成分にはヒト型セラミド*³や3種類のヒアルロン酸*⁴などを配合。角層のすみずみまでうるおいを与え、バリア機能を整えます。 爽やかなシトラスハーブの香り。

    容量・価格は単品で22g 4,950円。

    定期購入はソープとゲルクリーム1本ずつがセットになって送料無料・初回は3,850円。2回目以降は7,920円で、ソープは詰め替え用で届きます。 回数縛りはありませんが、解約は電話での手続きが必要です。

    *¹ N-ヤシ油脂肪酸アシル-L-グルタミン酸カリウム、N-ヤシ油脂肪酸アシル-L-グルタミン酸ナトリウム

    *² N-ステアロイルジヒドロスフィンゴシン(セラミドNG)、N-ステアロイルフィトスフィンゴシン(セラミドNP)、ヒドロキシステアリルフィトスフィンゴシン(セラミドAP)

    *³ ステアロイルフィトスフィンゴシン(セラミドNP)

    *⁴ アセチル化ヒアルロン酸ナトリウム、ヒアルロン酸Na-2、加水分解ヒアルロン酸

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    ビズキ|ハーバルラクーンナチュラルミスト

    ビズキ|ハーバルラクーンナチュラルミスト

    • 有効成分:イソプロピルメチルフェノール
    • その他の成分:精製水、エタノール、1,3-ブチレングリコール、アラントイン、オウゴンエキス、カンゾウ抽出末、イチョウエキス、チャエキス(1)、シラカバエキス、チャ乾留液、香料、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブチルエーテル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、無水エタノール、クエン酸ナトリウム、クエン酸、フェノキシエタノール

    デリケートゾーンのための消臭ミストです。有効成分イソプロピルメチルフェノールが、菌の繁殖を抑えることで消臭します。

    インドネシアで伝統的に用いられている「ジャムウ*」成分も6種類を配合。膣の自浄作用を損なわずに使える弱酸性なので、安心して使用できます。 ジャムウには保湿などの効果もあります。さらに、肌を整えるアラントインも配合。気になるニオイを抑えながら、美肌も叶えます。

    容量・価格は15mL オープン価格。Amazonでは9,350円で販売されています。

    定期コースは2回以上の継続が条件で送料無料・初回は3,278円(クレジットカード払いの場合)。2回目以降は4,708円です。解約には電話連絡が必要です。

    * オウゴンエキス、カンゾウ抽出末、イチョウエキス、チャエキス(1)、シラカバエキス、チャ乾留液

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    ビズキ|ラビットナチュラルゲルクリーム

    ビズキ|ハーバルラビットナチュラルゲルクリーム
    参照元:Amazon

     

    • 有効成分:グリチルリチン酸2K、水溶性プラセンタエキス
    • その他の成分:3-O-エチルアスコルビン酸、ビサボロール、米糠抽出物加水分解液A、水溶性コラーゲン液-4、ヒメフウロエキス、ヒアルロン酸Na-2、アセチル化ヒアルロン酸ナトリウム、加水分解ヒアルロン酸、トレハロース、ステアロイルフィトスフィンゴシン、濃グリセリン、トリメチルグリシン、エチルヘキサン酸セチル、ステアリン酸POE(20)ソルビタン、カルボキシビニルポリマー、水酸化K、キサンタンガム、ジメチコン、天然ビタミンE、BG、1,2-ペンタンジオール、フェノキシエタノール、香料、精製水

    有効成分にグリチルリチン酸2Kと水溶性プラセンタエキスを配合した、デリケートゾーン専用ゲルクリームです。脱毛や下着の擦れなどによる肌荒れを防ぎ、メラニンの生成を抑えて黒ずみをケアします。

    その他の成分には、ビタミンC誘導体*¹や3種類のヒアルロン酸*²などを配合。ダメージを受けがちな肌にうるおいを与えます。野ばらの香り。

    容量・価格は35g オープン価格。Amazonでは7,315円で販売されています。

    定期コースは2回の継続が条件で、送料無料・初回4,675円(クレジットカード払いの場合)。2回目以降は5,225円です。解約・休止は電話での手続きが必要です。

    こちらの商品は定期コースに限り、初回1個分に60日間返金保証制度が付きます。商品に満足できない場合は、手数料960円を差し引いた金額が返金されます。

    *¹ 3-O-エチルアスコルビン酸

    *² ヒアルロン酸Na-2、アセチル化ヒアルロン酸ナトリウム、加水分解ヒアルロン酸

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    まとめ

    デリケートゾーンのケア商品は、ニオイや黒ずみといったお悩みに対応したものが多く販売されていますが、商品によって使われている成分が異なります。中には敏感肌・乾燥肌には不向きなものもあるので、そうした肌質の人は少し注意が必要です。

    特に洗浄料は商品によって脱脂力が異なるため、洗浄成分の種類にも注目して選ぶとよいです。

    なお、定期コースは商品によって継続の条件が設けられていることもあります。定期コースに申し込むときは、契約内容をよく確認しましょう。





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    近頃チラホラと耳にするようになった、「フェムケア」。「欧米では常識です」という文脈で語られることも多いため、何となく意識が高そうなイメージがありますが、フェムケアとはどんなものなのでしょうか?

    ここではフェムケアに興味がある人のために、「フェムケアとは何か・どんなことをするのか」ということについて説明します。

    フェムケアを利用するときの注意点や、フェムテックとの違いについても解説するので参考にしてください♪

    フェムケアとは何か。フェムテックとの違い

    女性の健康・生活をサポートするためのもの

    生理用品と女性用ショーツ

    フェムケアとは「feminine(フェミニン)」と「care(ケア)」を組み合わせた言葉で、女性の健康や快適な生活をサポートする製品・サービスを指します。 主にデリケートゾーンのスキンケアに関するものですが、生理用品なども含まれます。

    女性特有の身体的なニーズを満たすもの全般が、フェムケアであると考えてよいでしょう。 女性が自身の心身をすこやかに保つために、食事や運動などに気を使うことも、広い意味でのフェムケアといえます。

    たとえば、女性の中にはホルモンバランスを整える目的で香りを楽しむ人がいますが、それも立派なフェムケアです。

    フェムテックはテクノロジーを活用

    フェムテックのイメージ

    フェムケアと似た言葉で、フェムテックという言葉も広まりつつあります。フェムテックは「feminine(フェミニン)」に「Tech(テック)」を組み合わせた言葉です。

    女性の心身をサポートする目的はフェムケアと同じですが、フェムテックでは手段として、スマホアプリなどのテクノロジーを使用することが特徴です。

    フェムケアの中でも、テクノロジーを介したものがフェムテックであると理解しておくとよいでしょう。

    フェムケアで解決したい!女性に多い悩み

    女性は思春期・成熟期・更年期・老年期と、一生の間にホルモンの分泌量が大きく変化していきます。妊娠・出産でもホルモンバランスが大きく変わりますし、平常時も生理周期によって、1ヶ月単位でホルモンバランスが変化します。

    そのため、ホルモンバランスの健康への影響が男性よりも大きく、若いときから頭痛・便秘・肩こりなどの不調に悩まされる女性がとても多いのです。

    近頃はこうした女性特有の体の悩みを解決したいと考える人が増えており、そのための商品・サービスがフェムケアとして注目されています。

    月経にまつわるトラブル

    生理のたびに、仕事や生活に支障をきたすほどの体調不良に見舞われる「月経困難症」に悩まされている女性は非常に多く、下腹部痛・腰痛・頭痛などの「生理痛」は代表的な症状です。

    症状が重いケースでは、仕事や学業が困難になることもあります。

    月経困難症は主に生理期間中に起こりますが、生理の3~7日前ほどに症状が表れる「月経前症候群(PMS)」というのもあります。過食・不眠・イライラなど症状は人によってさまざまですが、生理が始まると治まっていくのが特徴です。

    月経困難症や月経前症候群の主な対策方法には、漢方薬や低用量ピルなどがあります。軽度の生理痛であれば市販の鎮痛剤で対応できることもありますが、症状が重い人は、一度婦人科医に相談してみるとよいでしょう。

    「生理が重いと思ったら、子宮内膜症のせいだった」など、病気が隠れていることもあるので、きちんと診てもらうと安心です。

    おりものなどによるニオイ・ムレ

    おりものなどによるニオイ・ムレも、多くの女性が直面する悩みの一つ。特に性成熟期に当たる20~30代は女性ホルモンの分泌が多いため、膣内の分泌物やおりものも増えます。

    皮脂分泌が活発な年頃であることや、汗・生理の影響もあり、この世代は特にデリケートゾーンのニオイやムレに悩まされがちです。

    便秘

    便秘も多くの女性が抱える悩みの一つです。女性の骨盤内には消化・排泄のための器官と一緒に子宮や卵巣も収まっているため、男性に比べてお腹のトラブルが起こりやすいといわれています。

    また、女性は毎月の排卵日を境に、体が妊娠に備えようとします。その影響で腸の蠕ぜん動運動が抑制され、大腸内の水分も少なくなるため、生理前は特に便秘しやすくなります

    ダイエットなどで食事量が減ることも、便秘の原因です。

    便秘を放置すると腸内環境が悪化し、肌荒れや肩こりなど別の症状も引き起こすため、早めのケアが大切です。食事内容の見直しや適度な運動など、できる範囲で対策していきましょう。

    なお、便秘のほとんどは命の危険のないものですが、大腸がんの症状である場合や、腸閉塞・腹膜炎に発展する場合などもあるため、油断は禁物です。 長引くときや症状が重いときは我慢せず、内科や消化器内科を受診しましょう。

    貧血

    女性は毎月の月経で血液を失うため、男性に比べて貧血の人も多いです。貧血にはいくつかの種類がありますが、女性に多いのは、「鉄欠乏性貧血」です。

    鉄分が不足することで起こるタイプの貧血で、生理のある20~40代の女性の65%程度が鉄欠乏性貧血だといわれています。

    現代の日本人女性はもともと、鉄分の摂取量が必要量の6割程度と少ないことに加えて、行き過ぎた痩せ願望が、鉄分不足と貧血に拍車をかけています。

    貧血はめまいなどの自覚症状がある人ばかりでなく、無症状の人や、通常の血液検査では異常が分からない「隠れ貧血」の人もたくさんいます。

    隠れ貧血も体内の鉄分が不足していることには変わりないため、食事で鉄分を補うなどの対策が必要です。

    肩こり

    肩こりを訴える女性は男性のほぼ2倍といわれており、1割以上の女性が肩こりに苦しんでいるといいます。

    肩こりの直接的な原因は血行不良ですが、血行不良に至る原因はさまざま。長時間のデスクワークやパソコン作業による血行不良は男性にも共通しますが、女性の場合はそうした原因に加えて、ホルモンバランスの変化も影響します。

    女性ホルモンの分泌を司っているのは、脳の視床下部という部分です。視床下部は自律神経の調整を行う部位でもあるため、ホルモンの分泌量が変わることで、自律神経が乱れてしまうことがあります。

    自律神経は血流を調節する役割があるので、ホルモンバランスの変化にともなって自律神経が乱れることが、女性の血行不良や肩こりの一要因となっているのです。

    また、更年期による卵巣機能の低下や、月経前症候群でも肩こりが起こることもあります。

    更年期障害

    上でも少し触れましたが、更年期障害の症状として、肩こりやのぼせ、イライラなどが出る人も多いです。

    更年期の時期や出方は人によって異なりますが、一般的には閉経の前後5年ほど、合計約10年といわれており、45~55歳頃に更年期を過ごす女性が多いとされています。

    更年期に差し掛かると女性ホルモン(エストロゲン)が急激に減少し、その影響で自律神経も乱れやすくなります。そのため、自律神経の支配下にあるさまざまな機能を、適切にコントロールすることが難しくなってしまうのです。

    さらに、更年期は両親の介護や子どもの独立など、心身に負担のかかるライフイベントが頻発するタイミングにも当たります。そのことも、この時期の女性の健康状態に少なからぬ影響を与えます。

    更年期障害が辛い人は、婦人科で相談できます。医師が必要と認めれば、漢方薬の処方やホルモン補充療法などが受けられます。

    骨粗しょう症・認知症など

    骨粗しょう症や認知症も、女性の方がなりやすいといわれます。女性は男性に比べて生まれつきの骨量が少ないことに加えて、妊娠・授乳によるカルシウムの消費量が多く、さらに閉経に伴ってエストロゲンの分泌量が減少することも、骨粗しょう症のリスクを高めています。

    認知症の発生率も、男性より女性の方が高いです。女性の方が長寿だからということもありますが、女性の認知症は閉経後に始まる傾向があることから、エストロゲンの減少が認知症の発症に関わっているのではという見方もあるようです。

    また、世界的な傾向として、うつ病も女性の方が2倍ほど多いとされています。毎月のホルモンバランスの変化によるものや、産後うつ、更年期うつなどが知られています。

    いずれの病気もQOLを著しく低下させるので、上手に予防したいところです。

    尿漏れ

    尿漏れに悩む女性も多いです。女性の尿漏れの主な原因は、「骨盤底筋群」と呼ばれる筋肉の緩みです。

    「骨盤底筋群」は骨盤内の臓器を支えている筋肉で、妊娠・出産、加齢、肥満、閉経による女性ホルモンの低下などによって、筋力が低下することがあります。その結果、「くしゃみをしたときに腹圧で尿漏れする」、「尿意を感じてトイレに急いでも間に合わない」といった症状が出てしまうのです。

    骨盤底筋群の緩み以外にも、病気などで脳と膀胱の情報伝達が上手くできない、ストレスなどの精神的な原因といった理由でも尿漏れが生じることがあります。

    また、高齢になると子宮を支える靱帯や筋肉の緩みから、子宮下垂や子宮脱が起こることも。手術が必要になることもあるので、なるべく未然に防ぎたいですね。

    避妊・妊活・不妊症

    避妊・妊活・不妊症といった問題も、多くの女性を悩ませています。男性にも無関係ではありませんが、やはり女性の負担が大きい問題ではあることは間違いないでしょう。

    特に避妊については男性任せにせず、女性が主体的に身を守るべきだという考え方が少しずつ広がり始めています。性感染症の予防とあわせて、自分で気を付けるようにしましょう。