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  • 湯シャンで頭皮のニオイが改善するのはどんな人?シャンプーで頭が臭くなる原因

    湯シャンで頭皮のニオイが改善するのはどんな人?シャンプーで頭が臭くなる原因

    「シャンプーを止めたら頭皮のニオイが出なくなった」、「湯シャンの方が頭が臭くならない」。SNSなどで、こんな話を聞いたことはありませんか?

    かくいう私も湯シャンを始めたら加齢臭がなくなったため、ずっとその理由を調べていました。それで分かったのは、どうやら頭皮のバリア機能が関係しているらしいということです。

    そんなわけで今回は、シャンプーで頭が臭くなる原因と、湯シャンで頭皮のニオイが改善する可能性があるのはどんな人か?というテーマで情報をまとめました。

    さらに、私が湯シャンを開始してから1年6ヶ月経った現在の様子や、これまでに分かったことも紹介します。

    頭皮のニオイが気になる人や、湯シャンに興味がある人は参考にしてください♪

    頭皮は洗いすぎると臭くなる!?

    頭皮が臭う原因は5つ

    1. 過剰な皮脂分泌
    2. 加齢に伴う頭皮環境の変化
    3. 脂質の摂りすぎ・暴飲暴食
    4. 脂漏性皮膚炎などの皮膚疾患
    5. 過剰な洗浄力によるバリア機能の低下

    頭皮が臭う原因は主に5つあり、人によっても原因が異なります。自分はどのタイプに当てはまるかに注目しながら、一つずつ詳しく見ていきましょう。

    ①過剰な皮脂分泌

    皮脂の分泌が多いほど、頭皮のニオイが出るリスクが高まります。皮脂は分泌された直後は無臭です。しかし、皮膚の常在菌によって皮脂を構成するたんぱく質やアミノ酸、脂質などが分解されると、独特のニオイを発します。

    なお、頭皮はTゾーンの約2倍の皮脂が分泌されるといわれています。

    また、汗をたくさんかいたときも頭皮のニオイが出やすくなります。汗もかいた直後は無臭ですが、皮膚の常在菌に分解されることで、酸っぱいニオイを発します。

    ②加齢に伴う頭皮環境の変化

    頭皮のニオイは、加齢によっても変わります。赤ちゃんや若い女性は甘い匂いがしますが、あのよい匂いの正体は、「ラクトン」という成分です。ラクトンは10代の頃にもっとも分泌量が増え、その後徐々に減少して、30代にはだいぶ少なくなります。

    そして、男性は30代後半、女性は40歳以降から、「ノネナール」という加齢臭の原因となる物質が分泌されるようになります。ノネナールは皮脂の酸化によって生じる不飽和アルデヒドの一種で、青臭いニオイで知られます。

    ③脂質の摂りすぎ・暴飲暴食

    スナック菓子やジャンクフードなどの脂質の多い食品の食べ過ぎも、頭皮のニオイの原因になります。これは、脂質の過剰な摂取によって、皮脂分泌が増えるためです。

    肉類などの動物性脂肪を多く含む食品も、加齢臭の原因となるノネナールの生成を増やすといわれています。

    また、暴飲暴食によって内臓の機能が低下することでも、頭皮のニオイが強くなることがあります。

    ④脂漏性皮膚炎などの皮膚疾患

    脂漏性皮膚炎や粉瘤などの皮膚疾患が、ニオイの原因となっているケースもあります。

    脂漏性皮膚炎は、過剰に分泌された皮脂がエサとなり、常在菌の一種であるマラセチア菌が増えすぎることで発症します。

    粉瘤は、毛穴の中に袋ができ、その中に皮脂や垢などの老廃物が溜まってしまうものです。何らかの理由で溜まった老廃物が排出されると、不快なニオイを発します。

    もしもニオイだけでなく、頭皮に赤みや痒みなどの異常が見られる場合は、皮膚疾患の可能性も考えられます。その場合は、皮膚科などで治療を受けることがニオイの改善にもつながります。

    ⑤過剰な洗浄力によるバリア機能の低下

    ①~④までの原因に心当たりがない、またはきちんと対策しているのにニオイが改善しない場合は、使用しているシャンプーの洗浄力が強すぎる可能性があります。

    強過ぎるシャンプーは頭皮の乾燥を招くため、バリア機能が低下することがあります。頭皮のバリア機能が低下すると、皮膚の細菌のバランスが崩れるので、雑菌が繁殖しやすくなります。その結果として、不快なニオイが出てしまうことがあるのです。

    頭皮が臭わないようにするには、ある程度清潔に保つことが必要ですが、洗いすぎても逆効果です。

    シャンプーで頭が臭くなる原因

    頭を洗いすぎると、かえって雑菌の繁殖を招く

    くり返しになりますが、洗浄力が強いシャンプーを使ったり、あるいは頻繁に頭を洗いすぎると、かえって臭くなってしまうことがあります。これは、洗いすぎによって頭皮のバリア機能が低下することで、雑菌が繁殖しやすくなるからです。

    私は以前の記事で、シャンプーを止めて湯シャンに切り替えたら頭皮の加齢臭がなくなったという話をしました。そのときは理由が分かりませんでしたが、当時の私は乾燥肌でしたので、シャンプーを止めたことでバリア機能が回復し、その結果、雑菌の繁殖が抑えられてニオイが出なくなったのだと思われます。

    乾燥肌・敏感肌の人は特に注意が必要

    乾燥肌・敏感肌の人は皮膚のバリア機能が低下しやすいため、特に注意が必要です。こうした肌質の人で、きちんとシャンプーしても頭皮のニオイが気になる場合は、試しにしばらく洗浄力が弱いシャンプーに変えるか、あるいは湯シャンに切り替えてみてもよいかもしれません。

    特に、頭皮に乾燥を感じたり、細かく白いフケが出るようなら、洗いすぎの可能性は高いです。

    なお、頭皮が乾燥することによって、逆に皮脂分泌量が増える場合もあります。そのため、「乾燥肌なのに頭皮はベタつく」という人も、洗いすぎを疑ってみるとよいかもしれません。

    湯シャンで頭皮のニオイが改善するのはどんな人?

    乾燥肌・敏感肌は湯シャンが合う可能性が高い

    湯シャンに切り替えることで頭皮のニオイが改善する可能性が高いのは、乾燥肌・敏感肌の人です。シャンプーの使用を止めるか、使用頻度が減ることで、頭皮のバリア機能が改善し、細菌バランスが整う可能性が考えられるからです。

    脂性肌・混合肌で洗いすぎている人

    また、脂性肌や混合肌の人も、ベタつきが気になるあまり洗いすぎている可能性があります。その場合も、湯シャンを取り入れることでバリア機能が回復し、ニオイが改善するかもしれません。

    湯シャンだと洗い足りなそうであれば、シャンプーを洗浄力の低いものに変更してもよいでしょう。

    湯シャン開始から1年6ヶ月後の様子

     

    湯シャンを長く続ける間に感じたこと

    • ニオイ・痒みはほとんど気にならない
    • ヘアオイルなど保湿のための対策はほぼ不要に
    • 湯シャンのみだとブラシに汚れが付きやすい(埃、油分)
    • 途中で肌質が変わり、重曹での洗髪では油分があまり落ちなくなった
    • ボリュームが少ない髪質のため、油分によるボリュームダウンが気になる

    私が湯シャンを開始してから1年6ヶ月ほど経ちました。たまに重曹で洗ったりしながらも、基本は湯シャンを続けて、その間に上記のことを感じました。

    湯シャンを始めるにあたってもっとも懸念されたニオイと痒みについては、まったく問題なし。むしろ、湯シャンで数日後の髪よりも、普通にシャンプーした翌日の晩の方がニオイと痒みが強いほどです。

    ただし、体調の関係で肌質が乾燥肌から混合肌に変わったことで、油分が落としきれないことが少し問題になってきました。髪のボリュームが出なくなりますし、髪が空気を含まないので、冬は少し寒いです。

    ですが、それだけ髪が脂っぽくなっても、シャンプーを使っていたときよりニオイは少なく、痒みもほとんど出ないのには驚きました。

    油分の落とし方を試行錯誤

    肌質の変化で重曹の洗浄力では足りなくなってきたため、洗い方をいろいろ試してみました。個人差があるのであくまで私のケースですが、ざっと以下のような感じです。

    • シャンプー:指通り成分が肌に合わないようなので選択肢から除外
    • シャンプーブラシ:気持ちよいが、油分は落とせない
    • 重曹の濃度を上げる:頭皮が乾燥し、乾性フケが発生。しかし、髪の油分はあまり落ちない
    • 浴用石鹸(アルカリ性のごく一般的なもの):洗浄力が強すぎたようで、頭皮から嫌なニオイが発生。翌日のベタつき・痒みも気になる
    • アミノ酸系全身用洗浄料:刺激がなく、頭皮のトラブルもなく、ニオイも出ない

    このような結果になったので、現在は普段は湯シャンで、気になるときだけミノンの全身用洗浄料で洗っています。ただし、これもやり過ぎればバリア機能の低下からニオイを再発させる恐れがあるため、洗浄料はあまり頻繁に使わないように気を付けています。

    また、湯シャンを始めたばかりの頃は髪がゴワつきましたが、現在は保湿のためのケアはほぼ不要です。気になるときは、食品グレードのクエン酸かお酢でリンスをします。あとは、パサつきやすい季節だけシルクのナイトキャップを毛先に巻く程度です。

    湯シャンは合わない人もいる

    肌質などの条件によっては、湯シャンで頭皮のニオイを解決できることがあります。しかし、湯シャンは誰にでも合う万能な洗い方ではありません。

    肌質やライフスタイルによっては合わないこともありますし、かえってトラブルを招く場合もあります。

    したがって、湯シャンを試すときは様子を見ながら行うことが大切です。頭皮にトラブルが出るなどした場合は、必要に応じてシャンプーを使用するなど柔軟に対応しましょう。

    湯シャンについて詳しくは、次の記事で紹介しています。

    アラフィフ女性が湯シャンを3ヶ月続けた結果報告と、メリット・デメリット・注意点を解説

    まとめ

    湯シャンで頭皮のニオイが改善する可能性があるケース
    • 乾燥肌・敏感肌である
    • 乾燥肌なのに頭皮はベタつく
    • 洗浄力の強いシャンプーを頻繁に使う

    上記の一つでも当てはまるなら、湯シャンで頭皮のニオイが改善する可能性があります。こうした人は、シャンプーの洗浄力によって頭皮のバリア機能が低下しているために、雑菌が繁殖しやすくなっていることが考えられるからです。

    ただし、頭皮のニオイは別の原因のこともありますし、湯シャンが合わない人もいます。

    記事を参考にニオイの原因を見極め、自分に合った対策方法を講じてみてくださいね。

  • アラフィフ女性が湯シャンを3ヶ月続けた結果報告と、メリット・デメリット・注意点を解説

    アラフィフ女性が湯シャンを3ヶ月続けた結果報告と、メリット・デメリット・注意点を解説

    「頭皮の乾燥が気になるから、シャンプーを止めたい」、「シャンプーを変えても何だか痒い。いっそ湯シャンにするべき?」

    乾燥肌や敏感肌の人を中心に、支持する人が増えつつある「湯シャン」。私もこのところ、頭皮の乾燥が気になるので、思い切って湯シャンを試してみました!

    そこでここでは、アラフィフ女性の私が湯シャンを3ヶ月続けた結果を報告します。湯シャンで感じた効果と、メリット・デメリット・注意点を書いていきます。

    湯シャンしようか迷っている人は、参考にしてください♪




    湯シャンの効果と、メリット・デメリット

    湯シャンに期待できる効果

    「湯シャン」とは、シャンプーを使わずにお湯だけで髪と頭皮を洗うことを指します。「ノープー(ノーシャンプーの略)」と呼ばれることもあります。

    シャンプーの成分によるダメージがなくなることで、髪や頭皮のトラブルが改善することが期待されています。

    湯シャンに期待できる効果には、以下のものが挙げられます。

    • 頭皮環境の改善
    • 乾性フケ・痒みなど頭皮トラブルの回避
    • 過剰な皮脂分泌が抑えられる

    シャンプーが頭皮トラブルの原因になっている人は、湯シャンに切り替えることで頭皮環境が改善され、フケ・痒みなどを回避できる可能性があります。

    頭皮の乾燥がトラブルに繋がっている人も、湯シャンに切り替えて洗浄力を下げることで、トラブルが改善する可能性があります。

    また、混合肌で頭皮のベタつきが気になる人の場合、シャンプーの使用を止めて乾燥が防がれることで、過剰な皮脂分泌が抑えられる可能性もあります。(顔の皮膚と同様に、頭皮も乾燥が原因で皮脂分泌量が増えすぎることがあります。)

    湯シャンのメリット

    • 敏感肌やアレルギーの人の洗髪方法に適している
    • 頭皮環境が整うことで抜け毛が減る
    • シャンプーがいらないので経済的

    「湯シャン」はお湯しか使わないため、敏感肌やアレルギーの人でも安全に洗髪できることが最大のメリットです。

    また、シャンプーによる刺激や乾燥がなくなり、頭皮環境が整うことで、抜け毛が減ることもあります。ただし、AGAや免疫異常など内因性の薄毛には、直接的な効果はありません。

    シャンプーをまったく使わなくなるか、使っても頻度が減るので経済的でもあります。

    湯シャンのデメリット

    • 皮脂によるトラブルが起こる場合アリ
    • 「脂性フケ」には逆効果
    • 整髪料が落とせない
    • 効果が出るまでに時間がかかる

    合う人にはメリットの大きい湯シャンですが、向かない人もいるなど万能ではありません

    例えば皮脂分泌が活発な人の場合は、湯シャンだと洗浄力が不十分なためにニキビなどのトラブルが起こることもあります。 過剰な皮脂分泌が原因の「脂性フケ」も、湯シャンでは洗浄力が低いので逆効果です。

    また、ワックスなどの整髪料は、お湯だけでは落とせません。 さらに、頭皮環境の改善などの効果が出てくるまでには、少し時間がかかることもあります。

    湯シャンが向いている人・向かない人

    湯シャンが向いている人

    湯シャンが向かない人

    • 乾燥肌・敏感肌の人
    • アトピーがある人
    • シャンプーの成分が合いにくい人
    • あまり汗をかかない人
    • 脂性肌の人
    • 整髪料を使う人
    • 喫煙者の人
    • 一日の運動量が多く、たくさん汗をかく人

    端的に言えば「油汚れが少ない人」は湯シャンに向いていますが、「油汚れが多い人」は湯シャンには向きません

    また、乾燥肌であっても喫煙者の場合は、湯シャンだと煙草のヤニやニオイが髪に残ってしまいます。焼肉店などニオイが強い環境で働いている人も、湯シャンでは難しいでしょう。

    アラフィフ女性が湯シャンを1ヶ月続けた結果報告

    頭皮の乾燥を防ぐ目的で湯シャンを検討

    私の頭皮の悩みは、「乾燥」です。最近は乾燥によるフケも出やすいです。洗浄力がマイルドで、フケ・かゆみを抑えてくれる「ミノン薬用ヘアシャンプー」を愛用していますが、それでもときどき、頭皮の乾燥とフケが気になります。

    今以上に乾燥させない洗い方となると、あとはウワサの「湯シャン」しかないのでは・・・ということで、湯シャンを検討し始めました。

    参考までに毛質は細くて少なく、長さは尾てい骨までのスーパーロングです。

    湯シャンを始めるにあたっての問題点

    ですが、湯シャンを始めるにあたっては、問題もありました。私の懸念事項は、3つ。

    • 年齢的に頭皮がくさく、シャンプー直後でも※1濡れた雀のニオイ
    • シャンプーの指通り成分がなくなるので、きしみ・ゴワつきが出そう
    • お風呂が※2エコキュートなので、お湯が足りない可能性あり

    特にニオイの問題は、あまりくさいと周りに迷惑です。女性の私に「頭くさいよ?」と無遠慮に言えるツワモノはそういないでしょうし、自分で気を付けないと人々を苦しめてしまいそうです。

    また、シャンプーには指通りをよくする役割もあるので、湯シャンだと髪がゴワつくとも聞きます。

    さらに、うちはお風呂がエコキュートなので、1日に使える湯量に制限があることも心配です。お湯だけで洗うので、普段よりお湯がたくさん必要になるかもしれません。

    • ※1濡れた雀のニオイ:あまり洗っていない犬のニオイにも似ていますが、よりそっくりなのが、水浴び直後の濡れた雀のニオイです。
    • ※2エコキュート:夜間に電気でお湯を沸かして、タンクに貯めておく設備。タンクのお湯を使いきったら翌日に次のお湯が沸くまで使えない、ロングヘアに厳しいシステム。

    ニオイ・きしみ対策は薬用コンディショナーで対応

    ニオイ・きしみの問題については、いつも使っている「ミノン薬用コンディショナー」で対応してみることにしました。

    このコンディショナーは頭皮にも使えるもので、シャンプー後にこれを頭皮にすり込むと、ニオイがだいぶ抑えられるのです。 コンディショナーですから、髪のきしみも抑えてくれます。

    あとはこれも今まで通り、「カウブランド 無添加トリートメント しっとり」も一応続けましたが、後にこれは必要ないかも・・・という判断になりました。




    2日目をピークに、ニオイは軽減

    「湯シャン」で検索すると、「くさいから止めて欲しい」というもっともな意見が出てきます。ですが、私が試してみたところ、2日目をピークに、その後はあまりニオわなくなりました

    あくまで私の体感なので化学的にどうなのか分かりませんが、シャンプーを使うとかえってニオイが髪にこもるのです。この頃、ドライヤーで飛ばしてもシャンプー自体のニオイがこもり、そこに頭皮のニオイも一緒に閉じ込められている感じが気になっていました。

    私が使っていたのは敏感肌向けのシャンプーなので、香りは控えめです。ですが、加齢臭と合わさるとよくないのか、近頃少し微妙だったのです。

    それが、湯シャンでシャンプーのニオイがこもらなくなったので、総合的には若干マシになった気がします。

    痒みも2日目くらいに少し出ましたが、その後は特に痒くなることはありません。

    最終的なニオイは以前と変わらない

    相変わらず、コンディショナーのすり込みが甘いと、頭皮から濡れた雀のニオイがします。しかし、これはシャンプーを使っていたときもまったく同じで、シャンプーのニオイが加算されていない分、今の方が少しマシです。

    私が使っていたシャンプーは洗浄力が低いので、ニオイを消してくれていたのはあくまでコンディショナーであり、シャンプーはほぼ関係なかったようです。

    したがって、洗浄力低めのシャンプーを使っている人の場合は、湯シャンに切り替えてもニオイはあまり変わらないと考えてよいと思います。

    そして、モノを選べば、ニオイ対策はコンディショナーやトリートメントでもある程度可能ということが分かりました。

    必要な湯量も変わらない

    「湯シャンはお湯だけで洗うから、お湯がたくさん必要」ということがよく言われます。ですが、私が試してみて感じたのは、「シャンプーを使っても使わなくても、必要な湯量は変わらない」ということでした。

    シャンプーを使うときの正しい洗い方は、「お湯での予洗い」で7割方の汚れを落とすもの。ここをしっかりやってから、仕上げにシャンプーで洗います。

    そして、すすぎは最低3分です。ロングヘアだともっと時間がかかります。つまり、シャンプーを使う場合でも、「予洗い」と「すすぎ」でかなりの湯量が必要ということになります。

    湯シャンは「洗い」に時間がかかりますが、「すすぎ」がないので、総合的に必要な湯量は変わりませんでした。

    乾燥によるフケが改善された

    私にとって湯シャンを試す最大の動機であった「乾燥によるフケ」は、1回目で見事に改善されました。頭皮のカサつき・ゴワつきも、3回目くらいから気にならなくなってきました

    ただし、これはあくまで私の場合で、もともとの頭皮の状態などによっても、効果の出方は変わってくると思います。

    ですが、何かしら乾燥が原因の頭皮トラブルを抱えている人は、湯シャンを検討してみる価値がありそうに思われました。

    シャンプー時の抜け毛が減った

    湯シャンの効果としては、シャンプー時の抜け毛も大幅に減りました。 私はもともと抜け毛が多く、近頃は髪が長いこともあって、シャンプー後の排水口はホラーな様相を呈していたのです。

    ですが、湯シャンに切り替えてからは、シャンプー時の抜け毛は20~30本程度。 それ以外のタイミングで余分に抜けているということもなく、トータルで見ても抜け毛の本数が減っています。

    ただし、あくまで「抜けにくくなるだけ」であり、毛根が活性化したりはしないので、過度の期待は禁物です。

    【2023年7月13日追記】

    湯シャン開始から約3ヶ月経ちましたが、シャンプーと使っていた頃に比べて毛量が増えてきています

    頭の下半球(?)はまだ地肌が透けますが、上半球(?)の髪の密度が高くなり、分け目や前髪が透けにくくなりました。

    手順が減る分、若干時短になる

    シャンプーを使わないことで泡立てなどの手順が減る分、若干時短になります

    気分的にも面倒くささがだいぶ軽減するので、疲れているときのお風呂も腰が重くならずに済んでいます。

    夏は湯シャンだと厳しいかも?

    私が実験したのは4月~5月にかけての時期です。2週目、3週目と進んでも湯シャンだけで問題ないように思われたため、このままシャンプーは卒業するのかなと思っていました。

    ですが、最後の方で気温が30℃を超える日が出てくるようになり、そういう日は湯シャンだと少し微妙でした。夜洗って、翌朝には少しベタつく感じがして、野良犬のようなニオイもほのかに感じられます。

    他の人の迷惑になるほどではないものの、本人的に快適か否かの分かれ目くらいの、微妙な不快感があるのです。

    今のところは一応許容範囲なのでそのままにしていますが、もっと気温が上がる夏になったら、その間はシャンプーを使うかもしれません。

    【2023年7月13日追記(約3ヶ月後)】

    懸念していた夏がやってきましたが、シャンプーなしの状態に頭皮がすっかり慣れているため、意外にニオイやベタつきは気にならずに済んでいます。

    湯シャン開始当初の春に比べて汗はかきますが、汗は基本的に水溶性なので、湯シャンだけで落とせます。

    というわけで、「夏の間だけシャンプーを使うかも」と言っていましたが、結局使わなそうです。




    湯シャン後のヘアケアはオイルを使用

    湯シャンは髪がゴワつくと聞いていたので、洗ったあとのヘアケアにも気を遣いました。 私の場合、基本となるのはタオルドライ後になじませるマカデミア種子油です。

    人によってツバキ油や馬油などが好みの人もいるかと思いますが、私は今のところ、マカデミア種子油が気に入っています。 「4級カチオン(毛髪補修効果が高いトリートメント成分)」配合のトリートメントを使ったときに似た、しっとりとまとまりのある髪になれるからです。

    私は肌質的に4級カチオンはあまり使えないので、代わりにマカデミア種子油で質感を調整しつつ、保湿しています。

    >>マカデミア種子油を試したレビュー

    トリートメントはなくても大丈夫かも?

    髪質や傷み具合にもよりますが、私の場合はトリートメントはなくても大丈夫そうな気配です。そもそも私が使っているトリートメントは低刺激であることを優先した、補修力の低いものなので、使っても使わなくても大きな変化がありません。

    さらに、シャンプーによる乾燥・ダメージがなくなったので、コンディショナーとオイルだけでもいけるのでは・・・という気がしてきたため、最近は試しにトリートメントを省略しています。

    ですが、今後カラーやパーマなどで傷んだときは、またトリートメントを復活させるかもしれません。季節によっても傷み方が変わるかもしれませんし、この辺りはもう少し様子見ですね。

    【追記】湯シャン開始から2ヶ月後の様子

    記事公開後に新たな変化・新情報があったので追記します。

    ①5週間続けたら頭皮の加齢臭が完全に消失

    夏日も出てきたので、そろそろシャンプーを使おうかと思いつつも、「このまま湯シャンを続けたらどうなるのかな?」という興味もあったため、記事公開後もシャンプーは一度も使わず、湯シャン生活を続けていました。

    湯シャン開始から5週間経ったある日のこと。頭を洗うために髪をほどいたのですが、なぜか髪や頭皮がまったくにおわなくなっていました頭皮の脂っぽさも消えています

    現在、加齢臭が消失してからさらに3週間ほど経ちましたが、その間、一度も加齢臭は出ていません。たまににおっても、「夏の夕方の子供の頭のニオイ」です。もう、濡れた雀のニオイはしません。

    脂っぽさがなくなったので、洗い足りなさを感じることもなくなりました

    ②ニオイ対策しなくてもにおわなくなった

    頭皮がまったくにおわなくなったため、ニオイ対策に使っていたコンディショナーを、試験的に止めてみました。

    お湯で洗う以外、ニオイ対策はまったくしていない状態になりましたが、それでも以前のようなイヤなニオイは出ません

    湯シャン派の人達が言う、「シャンプーを使うとかえって頭がくさくなる」というのは、どうやら本当のことのようです。

    ただ、なぜそうなのかはよく分からないので、お世話になっている美容師さんに今度訊いてみようと思います。

    ③髪の質感維持のため、コンディショナーは必要

    ニオイ対策としてのコンディショナーはなくても大丈夫になりましたが、コンディショナーを止めたら、髪が荒縄のようにゴワゴワになりました。毛束から出る短い毛が、首や腕にチクチク刺さって大変痛いです。

    ショートヘアの人や気にしない人はよいかもしれませんが、私の場合は髪の質感維持&肌の保護のため、コンディショナーは必要という結論になりました。以前のように頭皮にすり込む必要はなくなりましたが、髪の毛には塗っておいた方がよいようです。

    なお、いったんゴワゴワになった髪は、コンディショナーを再開して2日くらいでもとのスルンとした髪に戻りました。

    【2023年7月13日追記(約3ヶ月後)】

    その後、夏の到来で汗をかくようになったせいか、コンディショナーに含まれる「3級カチオン界面活性剤」でチリチリした皮膚刺激と痒みが出るようになったため、コンディショナーも中止しました。

    ですが、そのままだと髪の手触りが悪いため、代わりの対策方法として現在はシルクキャップを利用しています。コンディショナーを使うのに比べるとツヤが減るので見た目は若干悪いですが、荒縄のようなチクチクする不快感はありません。

    【くせ毛・パサつき対策】ナイトキャップ効果でするんとした髪に♪選び方・使い方・洗い方

    ④脂っぽさがなくなったので、髪を洗う時間が短くなった

    湯シャンを始めた最初の頃は、シャンプーを使わない分、お湯で丁寧に洗っていました。

    ですが、頭皮の脂っぽさがなくなってからは、軽く洗うだけでさっぱりするため、髪を洗う時間が短くなりました

    ⑤湯シャンに地肌が慣れるまで3~6ヶ月が一般的

    私は湯シャン開始から5週間で、加齢臭も脂っぽさもなくなり、シャンプーの必要性を感じることがまったくなくなりました。

    ですが、私の周りの湯シャン組の人たちの間では、「湯シャンは慣れるのに3~6ヶ月かかる」という説もあるそうです。もしかすると私は一般的な傾向に比べて、地肌が適応するのが早かったのかもしれません。

    地肌が慣れないうちに夏が来ると辛いので、これから湯シャンを始める人は、秋~冬にスタートするのがおすすめです。




    湯シャンの基本的なやり方

    ブラッシングで汚れ・絡まりを取っておく

    湯シャンをする前に、髪が乾いた状態のままブラッシングを行います。ホコリなどの汚れをなるべく取り除いておくことと、髪の絡まりをほぐすことが目的です。

    一般的にも洗髪前にブラッシングした方がよいとされますが、湯シャンの場合は特に洗浄力が低くなるので、事前に取り除ける汚れはなるべく取っておいた方がよいでしょう。

    また、シャンプーを使うのに比べて、湯シャンは髪が絡まりやすいともいわれます。あらかじめ絡まりをほぐしておくことで、不要な絡まりを防げます。

    ちなみに私自身はもともと非常に絡まりやすい髪質のため、シャンプーを使っても湯シャンでも、絡まりやすさは変わりませんでした。

    シャワーの温度は36~38℃が適温

    湯シャンのときのシャワーの温度は、36~38℃が適温。少しぬるく感じるくらいの温度が目安です。

    髪を洗うときは、主に余分な皮脂を落とすために体温と同等以上の湯温が必要になります。ですが、湯温が40℃以上になると頭皮を乾燥させてしまうので、ぬるま湯がよいのです。

    爪を立てず、指の腹で地肌を動かすように、ていねいに洗いましょう。

    「人に会わない日の前日」が試しやすい

    湯シャンを始めるタイミングは、「人に会わない日の前日」がおすすめです。可能であれば、「予定のない連休の前日からスタート」できるとベストです。

    地肌が慣れるまではニオイなどが気になることもあるので、誰にも会わないタイミングの方が安心して試せます。初日よりも何日か経ったときに一番ニオイが強くなることがあるので、できれば連休前に始められると理想的です。

    人に会わなければ、仮に十分に洗えていなくても迷惑にはなりませんし、自分でニオイやベタつきが気になってもすぐに洗えます。

    慣れるまではシャンプーと交互でも

    私は思ったよりも違和感が少なかったのと、一瞬くさくなるタイミングのときに人に会わずに済んだため、ある日を境に一気に湯シャンに切り替える形で進みました。

    ですが、まったくシャンプーなしだと気になる人は、慣れるまではシャンプーと湯シャンを交互に行う方法もあります。 「2日湯シャンして、3日目はシャンプーを使う」など、自分に合ったペースで試してみるとよいでしょう。

    長く湯シャンを続けている人たちが発信している情報を見ると、「週に一度だけシャンプーを使う」、「3日に1回はシャンプーで、あとは湯シャン」など、人によってさまざまなペースで取り入れているようです。

    トリートメントとの相性に要注意

    特に女性の場合は、「シャンプーは止めても、ダメージケアのためにトリートメントは続けたい」という人も少なくないかと思います。 ですが、湯シャンに切り替えるのであれば、トリートメントとの相性に注意が必要です。

    トリートメントを使用すると、成分中に含まれるシリコーンが髪に蓄積する「ビルドアップ」が起こることがあります。 シャンプーで洗えば取れるものですが、シャンプーを使わない湯シャンでは、通常よりも「ビルドアップ」が起こりやすくなる可能性があります。

    湯シャンでトリートメントを使う場合は、「ジメチコン」などのシリコーン成分が少ないものを選ぶとよいでしょう。

    ニオイ対策のトリートメントは頭皮に使えるものを

    私はニオイ対策にコンディショナーを使用しましたが、すべてのコンディショナーやトリートメントがニオイ対策できるわけではありません

    頭皮のニオイを抑える目的で使うのであれば必ず、「頭皮に使える」と書かれているもので、「汗臭を防ぐ」と書かれている薬用のものを選んでください。

    「頭皮に使える」と書かれていないものを頭皮に塗ると、毛穴が詰まるなどのトラブルの原因になります。 また、ニオイを防ぐ処方になっていないものでは、ニオイ対策はできません。




    湯シャン肯定派と否定派の戦いについて

    大切なのは自分に合っているかどうか

    湯シャンについて調べて気になったのは、「湯シャンは不潔だから許さない派」と「シャンプーを使う人をバカにする派」の人々の存在です。

    大切なのはあくまで、「自分の肌質・髪質やライフスタイルに合った洗髪方法かどうか」ということのはず。

    それなのにどうしてか、「他人に湯シャンを押し付けようとする人」や、逆に「どうあってもシャンプーを使わせようとする人」が一部に存在するのです。一般の人ならまだしも、専門家ですら偏った主張をする人がいます。

    ですが、私のように湯シャンが合う人がいる一方で、湯シャンだとかえって頭皮トラブルが起こる人などもいるので、どちらがよいかは人によります

    片方だけが100%正しくて、もう片方は完全に間違っているというタイプの問題ではないのです。

    湯シャンにこだわりすぎる必要はない

    湯シャンを始めたからといって、「二度とシャンプーを使ってはならない」ということもありません。 長く続けた人が偉いというものではないので、どうしてもシャンプーが合わない人でない限りは、湯シャンにこだわりすぎる必要はないのです。

    したがって、湯シャンを試してみて合わないと感じたなら、無理に続けなくても構いません。 すっぱり止めてシャンプーに戻ってもよいですし、気分や状況に応じて、シャンプーと湯シャンを使い分けてもよいでしょう。

    ニオイだけはしっかり対策を

    湯シャンを続けたい人も周囲への思いやりとして、ニオイだけは必要に応じて対策しましょう。体臭の問題は他人からは改善を求めにくく、周りの人がとても辛い思いをすることもあるからです。

    社会地位が高い人など、周りの人がニオイを指摘しにくい立場・キャラクターの人は特に注意が必要です。

    また、「肌質などの理由でシャンプーが必要な人」もいることは、よく理解しておきましょう。誤解している人をたまに見かけますが、湯シャンは洗髪方法の一つにすぎず、「意識の高い生活習慣」ではありません

    そもそも湯シャンで事足りる人=「脂っ気の少ない人」というだけのことなのに、シャンプーを使う人を見下したり批判するのは変です。

    まとめ

    3ヶ月湯シャンを続けてみた結果、乾燥肌の私には合っていると感じました。頭皮のトラブルが気にならなくなりましたし、頭皮の加齢臭がなくなって抜け毛も減ったので快適です。

    頭皮が慣れてしまえば、猛暑の日もシャンプーなしで問題なく過ごせます。

    ただし、湯シャン開始直後は、シャンプーを使っていたときよりも頭皮が臭うタイミングが出てきます。そのため、これから湯シャンを始めるのであれば、何日か人に会わないときにスタートするのがおすすめです。

    また、脂性肌の人など、湯シャンだと頭皮トラブルが起こる人もいるので、合わない場合は無理に続けなくてOKです。