赤ワイン/白ワインの美容・美肌効果とは?飲み過ぎはかえって肌に悪い?

この記事を書いた人
小鳥遊 文子
コスメコンシェルジュ

【保有資格】 ・2022年~:日本化粧品検定1級 ・2023年~:特級コスメコンシェルジュ/化粧品成分上級スペシャリスト(化粧品成分検定1級) 化粧品を信仰しない、フラットな目線からの記事作成を心掛けています。

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適量のワインは美容や健康によいとされますが、一方で「ワインは肌に悪い」という情報もあります。

美味しいお酒も美容も気になる人にとっては、どちらの情報を信じるべきか悩ましいところですよね。

そこでここでは、赤ワイン/白ワインの美容・美肌効果を紹介します。また、「ワインは肌や美容に悪い」という説を踏まえた上で、ワインの美容効果を最大化する飲み方も紹介します。

美味しいワインを楽しみながらキレイになりたい人は、参考にしてください♪




赤ワインの美容・美肌効果

抗酸化物質「ポリフェノール」が豊富

赤ワインは、黒ブドウを皮ごと潰して発酵・醸造させたものです。黒ブドウの皮には、抗酸化物質として知られる「ポリフェノール」が豊富に含まれています。

ポリフェノールにはさまざまな種類がありますが、赤ワインに含まれるポリフェノールの代表的なものは以下の通りです。

  • カテキン
  • フラボノイド
  • タンニン
  • アントシアニン
  • レスベラトロール
  • シンプルフェノールなど

抗酸化作用が美容に役立つ

赤ワインに含まれるポリフェノールには抗酸化作用があるので、体の活性酸素を減らす効果が期待できます。過剰に増えた活性酸素は老化や病気の原因になるため、ポリフェノールを摂取すると美容・健康に役立つといわれています。

ポリフェノールに期待できる効果

  • 腸内環境を整える
  • エイジングケア
  • ダイエット
  • シミ・しわ・ニキビ予防
  • 肌のハリ・うるおいを保つ

ワインにはアルコールの弊害もあるので過信は禁物ですが、ポリフェノール自体はこうした効果が期待できるとされています。

また、赤ワインに含まれるポリフェノールは、果物などに含まれるものに比べて吸収率が高く、ほぼ100%を体に取り込めるので、活性酸素を除去する効果も格段に高いといわれています。

なお、フランス人は肉食中心の脂質が多い食生活を送っているにもかかわらず、心臓病による死亡率が低い「フレンチパラドックス」という現象があります。これは、彼らが赤ワインをよく飲むことが関係していると考えられています。

ミネラル・ビタミンも摂取できる

赤ワインにはカリウムやマグネシウム、鉄といったミネラルや、ビオチンをはじめとするビタミンB群も含まれています。

外食やコンビニ食では不足しやすい栄養素がいろいろと摂れるので、上手に利用すれば忙しい人の味方になってくれそうですね。




白ワインの美容・美肌効果

ダイエットの味方「酒石酸」が含まれる

白ワインは白ブドウから作られるもので、「有機酸」を多く含むことが特徴の一つです。「有機酸」とは酸性の有機化合物のことで、クエン酸やリンゴ酸などがそうです。

白ワインに含まれる有機酸の中でも、特に注目されているのが「酒石酸(しゅせきさん)」です。 「酒石酸」には血糖値を下げる働きがあり、ブドウ糖を脂肪に変えるインスリンの分泌が抑えられるので、ダイエットによいといわれています。

また、「有機酸」には殺菌作用もあるため、腸内の悪玉菌を減らすことで、善玉菌を増やす効果も期待できます。

なお、殺菌作用によって食中毒を防ぐ効果もあるので、生ガキなどの「当たりやすい食材」を白ワインと一緒に食べるのは、とても賢い方法なのだそう。

白ワインにも「抗酸化作用」がある

抗酸化作用といえば赤ワインの専売特許のようなイメージですが、実は白ワインでも抗酸化作用による恩恵を受けられるのだとか。

ポリフェノールの含有量は赤ワインに劣るものの、赤ワインとはポリフェノールの質が異なるため、抗酸化作用の強さでは白ワインの方が優れているのだそうです。

むくみ防止の「カリウム」も豊富

白ワインにもさまざまな栄養素が含まれていますが、美容に大きく関わる栄養素では「カリウム」も多く含まれます

カリウムの働きは「利尿作用」です。体内の余計な塩分・水分の排出を促すので、むくみやすい人は積極的に摂りたい栄養素です。




ワインは肌や美容に悪いという説もある

ワインは肌や美容に悪いという説

  • ワインに限らず飲酒はデメリットが多い
  • 赤ワインに含まれるヒスタミンが、肌の赤みや顔面紅潮の原因に
  • 白ワインの糖分が、細胞を傷付け肌を老化させる
  • 白ワインは「酒さ(しゅさ)」の発症リスクを高める

美容のためにワインを薦める情報がある一方で、「ワインは肌や美容に悪い」というまったく逆の意見もあります。

ワインの効果を最大化して安全に楽しむためには、否定的な意見も知っておくとよいです。

ワインに限らず飲酒はデメリットが多い

  • アルコールを分解するために、水分・ビタミンBが消費される
  • アルコールを分解する際に活性酸素が発生する
  • セロトニン不足・メラトニン不足による睡眠障害と食べ過ぎ

ワインはお酒なので、「アルコールを摂取することによるデメリット」は知っておいた方がよいでしょう。

まず、体内でアルコールが分解されるときには、美容に必要な水分とビタミンBを大量に消費しますし、老化物質である活性酸素も産生されてしまいます。

また、ビタミンBが減ることで、セロトニンやメラトニンといったホルモンが生成されにくくなるため、睡眠障害や食べ過ぎになる可能性もあります。

睡眠障害も食べ過ぎも、肌や美容にはよくありません。

赤ワインにはヒスタミンが含まれる

赤ワインには微量のヒスタミンが含まれるため、肌の赤みや顔面紅潮の原因になります。

なお、ワインを飲むと頭痛などが起こる「ワイン不耐症」という症状がありますが、これも主な原因物質はヒスタミンなのだそうです。

白ワインの糖分が、細胞を傷付け肌を老化させる

白ワインの中には、糖度が高い銘柄も多く売られています。体内に入った糖は、たんぱく質などと結びつく「糖化」によって細胞を傷付けることがあります。

「糖化」はシミ・くすみ・しわなどの肌老化を招くだけでなく、糖尿病やがんなどの病気も引き起こします。

白ワインは「酒さ」の発症リスクを高める

最近の研究では、白ワインを定期的に飲む人の「酒さ(しゅさ)」発症リスクが高いことも分かっています。

「酒さ」とは、赤みや小さな吹き出物が生じる皮膚疾患で、鼻や頬に頻発します。好発年齢は30~50代ですが、10代~20代で発症することもあります。




ワインの美容効果を最大化する飲み方

お酒やワインが苦手なら無理に飲まない

大前提として、お酒やワインが苦手な人は、無理に飲むのは止めましょう。美容法は他にもいろいろあるので、無理をしてまでワインにこだわる必要はありません。

そもそも体に合わないものはたいていの場合、肌や美容にも悪影響です。

適量を守り、飲み過ぎない

美容効果を得たいからといって飲み過ぎては、効果よりもデメリットの方が上回ってしまいます。 ワインを飲むのであれば、適量を楽しむことを心がけましょう。

お酒の適量は体質や体格などによって異なりますが、1杯125mlとして女性は一日1~1.5杯、男性は1~2杯を上限とするとよいです。

ただし、上記の量はあくまで「最大値」なので、これだと多すぎる人は自分にとっての適量まで減らしてください。

21時以降は飲まず、休肝日も設ける

デメリットをなるべく抑えてワインの効果を引き出すには、飲むタイミングと頻度も重要です。 ワインを飲んでよい時間は、夜21時まで。日常的にお酒を飲む人は、3日に1回程度は休肝日も設けるとよいです。

寝る前の飲酒は睡眠の質を下げますし、毎日続けて飲むと肝臓を疲れさせてしまうからです。 また、夜遅くの飲酒は太りやすくなる・胃腸を疲れさせるといったデメリットもあるので注意しましょう。

空腹のまま飲まない

他のお酒にもいえることですが、ワインを飲むときは空腹時を避けましょう

お腹が空っぽの状態でお酒を飲むと胃を荒らしますし、二日酔いもしやすいです。 ワインを飲む前に、何か食べておくようにしましょう。

白ワインは辛口がおすすめ

白ワインは口当たりがよいため、つい飲みすぎがちです。ですが、前述の通り白ワインには「糖化リスク」があることを忘れてはいけません。

糖化リスクを避けながら白ワインを楽しむには、糖度が低い辛口タイプのものを目で量りながら飲むとよいです。

ですが、辛口は苦手な人もいるでしょう。甘口を飲むなら、主食やスイーツを減らすことで、一日トータルでの糖質の摂取量が増えないようにしましょう。

また、血糖値が急激に上がると糖化しやすくなるので、ワインを飲む前に食物繊維や低GI食品を少し食べておくとよいです。 白ワインに合わせやすい食品では、キノコ類や海藻類、ヨーグルト、バナナ、リンゴなどがおすすめです。

抗酸化系のおつまみで効果倍増

赤ワイン・白ワインともに、高い抗酸化作用が期待できる飲み物です。同じく抗酸化作用を持つ食品と一緒に飲めば、より効果を高められます

抗酸化系のおつまみとしておすすめなのは、チョコレートやナッツ類、果物です。チョコレートにはポリフェノール、ナッツ類にはビタミンE、果物にはビタミンCといった抗酸化物質が含まれています。

ただし、チョコレートとナッツ類は人によってニキビができることもあるので注意しましょう。

ビタミンB群を含むおつまみを食べる

ワインはお酒なので、体内で分解するときにビタミンB群を消費します。ワインのせいでビタミン不足に陥らないためには、おつまみにビタミンB群を含む食べ物を選ぶとよいです。

ビタミンB群を多く含む食べ物には、肉類、魚介類、レバー、ハツ、ニンニク、落花生、玄米などがあります。

例えば、肉や魚介類のアヒージョは味付けにニンニクも使うので、ビタミンB群を補う上で理に適ったおつまみといえそうですね。

ワインの合間に水も飲む

お酒を飲むと体の水分が失われやすくなるので、脱水症状を防ぐために水と一緒に飲むとよいです。ワインを楽しむ合間に、ときどき水も飲みましょう。

お酒が進むと細かいことに気が回らなくなるので、水を注いだグラスを最初からテーブルに置いておくとよいです。

まとめ

ワインにはポリフェノールによる抗酸化作用をはじめ、美容や美肌に役立つ栄養素や効果が備わっています。

赤ワインと白ワインで、含まれる栄養素や期待できる効果が違ってくるので、目的に合わせて使い分けるとよいでしょう。

ただし、肝臓で分解されるときに活性酸素が作られてしまうなど、ワインにはデメリットもあります

ワインのデメリットを避けながら効果を最大化するには、タイミングや頻度に注意するなど、いくつかのポイントを押さえながら飲むとよいです。

お酒が飲める人は記事を参考に、上手にワインと付き合ってくださいね。