【2023年版】花粉の季節の肌荒れ対策におすすめのスキンケア10選

この記事を書いた人
小鳥遊 文子
コスメコンシェルジュ

【保有資格】 ・2022年~:日本化粧品検定1級 ・2023年~:特級コスメコンシェルジュ/化粧品成分上級スペシャリスト(化粧品成分検定1級) 化粧品を信仰しない、フラットな目線からの記事作成を心掛けています。

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ムズムズチリチリ、かゆかゆ・・・。今年も花粉が辛い季節がやってきましたね。この時期は花粉で肌荒れする人も多く、「目や鼻の症状はないのに、肌だけが荒れる」という人もいます。

そんなときはいつものスキンケアが効かなくなってしまったり、刺激を感じて使えなくなってしまったりすることがあります。

そこでここでは、花粉による肌荒れ対策におすすめのスキンケア10選を紹介します。春先の肌荒れで困っている人は、参考にしてください♪



なぜ花粉で肌荒れするの?

主な原因はバリア機能の低下

花粉で肌荒れする主な理由として、「肌のバリア機能の低下」が挙げられます。

健康な肌には「バリア機能」といって、水分の蒸発や異物の侵入を防ぐことで、自分自身を守る力があります。バリア機能がしっかり働いているときは、異物が侵入しにくいため、花粉などのアレルゲンが肌に付着しても特に問題は起こりません。

しかし、何らかの原因でバリア機能が低下すると、花粉などの異物が肌に入り込みやすくなってしまいます。人体にとって異物である花粉が肌に入り込むと、免疫が働くことでアレルギー反応が起こることがあります。

このアレルギー反応が、花粉による肌荒れの正体ではないかと考えられています。

スギ花粉の季節はバリア機能が低下しやすい時期

肌のバリア機能が衰える大きな原因の一つに、「乾燥」があります。花粉シーズンの2~4月はちょうど、空気が乾燥してバリア機能が低下しやすい時期と被ります。さらに花粉症対策にマスクを着用する人は、マスクによるこすれによっても、ダメージを受けてしまいます。

したがって、花粉による肌荒れを防ぐためには、肌の乾燥を防ぐことで、バリア機能を低下させないことが先決です。
肌のバリア機能をしっかり働かせるためには、スキンケア選び以外にも気を付けたいことがいくつかあります。

  • 肌を摩擦しない
  • 肌を保湿する
  • 体を冷やさない
  • 紫外線対策をする
  • 規則正しい生活
  • 良質な睡眠
  • 栄養バランスのよい食事(特にタンパク質・ビタミン・ミネラル)
  • 必要に応じて部屋を加湿する

職業や生活環境などによってはすべての項目を守るのは難しいかもしれませんが、できる範囲でなるべく気を付けてみるとよいです。



花粉による肌荒れには、どんなスキンケアを選ぶべき?

低刺激であることが最低条件

花粉で肌荒れするときは、肌が外部刺激に対して弱くなっている状態です。化粧品の刺激も受けやすいため、スキンケアを選ぶ基準は「低刺激であること」が最低条件です。

特にアルコールやレチノール、ピーリング成分といった刺激の強い成分は、この時期は避けた方がよいでしょう。

洗顔料やメイク落としも洗浄力が強すぎるものは避け、アミノ酸系洗浄成分のものや油脂系クレンジングなど、やさしい洗い心地のものを選ぶとよいです。

洗顔やスキンケアのときに、肌をゴシゴシこするのも症状を悪化させます。なるべく肌を刺激しないことを心掛け、やさしく扱ってあげましょう。

バリア機能を整える成分が入ったスキンケア

肌荒れしにくい状態を目指すのであれば、バリア機能を整える成分が配合されたスキンケアを選ぶのもよい方法です。

バリア機能を整える成分には、ヘパリン類似物質やセラミドが挙げられます。

セラミドにはさまざまな種類のものがありますが、特に「ヒト型セラミド」と呼ばれるものは、ヒトの皮膚になじみやすくおすすめです。

肌荒れケア成分入りの薬用化粧品もおすすめ

グリチルリチン酸やトラネキサム酸、アラントインといった、肌荒れケアのための有効成分が配合された薬用化粧品もおすすめです。

これらの有効成分は、肌荒れを防ぐ効果が厚生労働省に認められているため、ある程度高い効果が期待できます。

肌を保護するアイテムを併用する

肌に花粉を付着させないことも大切です。日中はファンデーションや化粧下地などで、肌をガードしておくと安心です。メイクできないときや夜間も、クリームなどで油分の膜を張っておきましょう。

また、最近は肌に花粉が付くのをブロックできる化粧品も販売されています。必要に応じて、そうした機能にも目を向けてみるとよいでしょう。

症状が重いときは医師に相談する

市販の化粧品で対応できるのは、あくまで軽い肌荒れまでです。きちんとお手入れしても肌荒れが収まらないときや、症状が重いときは、「花粉皮膚炎」などの病気の可能性もあります。

病気の可能性がありそうなら化粧品で済ませようとせず、医療機関を受診しましょう。



花粉による肌荒れ対策におすすめのスキンケア10選

①dプログラム「エッセンスイン クレンジングウォーター」

メイク落とし・洗顔・保湿ケアができる、薬用クレンジングウォーターです。コットンで拭き取るだけで、メイクや花粉を素早くオフできます。薬用成分には、肌荒れを防ぐグリチルリチン酸ジカリウムを配合。

帰宅後は一刻も早く顔の花粉を落としたい人におすすめです。朝の洗顔としても使えます。180ml 2,750円。

口コミ

濃いメイクもするする落ちて、肌にやさしく、すぐに化粧水に移れるので便利。(44歳・敏感肌)

引用元:@cosme

花粉やPM2.5で肌荒れするタイプのようなので、帰宅後すぐにお風呂に入れないときに使用。ポイントメイクだけ別に落としている。

病気で3日入浴できなかったときも、顔だけはこれで拭き取っていたら、肌荒れせずにキレイな状態をキープできた。(31歳・乾燥肌)

引用元:@cosme

朝の洗顔代わりに使用。使ったあとは肌がもっちりする。3回ほどリピートしているお気に入り。(28歳・乾燥肌)

引用元:@cosme

>>公式サイトはこちら

②エトヴォス「アルティモイストセラム」

5種のヒト型セラミドとナイアシンアミドを配合した美容液です。乳液タイプのテクスチャーで、乾燥で硬くなった肌にもなめらかになじみます。

同ラインには化粧水とクリームもありますが、どれか一つだけ買うなら、おすすめはこの美容液。エトヴォスのセラミドスキンケアの実力を、存分に堪能できるでしょう。

同商品が初めての人には、30日間返品保証が付きます。50ml 5,280円。お得な定期コースもあります。

>>アルティモイストセラムを試したレビュー

口コミ

ローションとライン使いのため、単体での効果は分からないが、もちもちになる。嫌なベタつきがなく、それでいてしっかり保湿されるので冬は欠かせない。敏感肌だが赤みや刺激もまったくなし。(30歳・乾燥肌)

引用元:@cosme

同じエトヴォスのモイスチャーラインよりも、保湿力が高い気がする。使い心地もよい。(33歳・アトピー)

引用元:@cosme

テクスチャーがやわらかく、保湿力がとても高い。肌の乾燥にすごく悩んでいたが、このセラムはスッと肌に入ってくれる。ラベンダーの香りも癒される。(43歳・乾燥肌)

引用元:@cosme

③菊正宗「日本酒の化粧水 高保湿」

保湿成分に日本酒とアミノ酸、アルブチン、プラセンタエキス、セラミドを配合した化粧水です。日本酒は純米吟醸酒を使用。一升瓶の日本酒と同量の主要アミノ酸が1本の化粧水に凝縮されています。

弱酸性・無着色。アルコールフリーなので、エタノールの刺激が苦手な人も安心して使えます。たっぷり使える500ml入りで、価格は990円。毎日のお手入れからコットンパックまで、惜しみなく活用できます。

口コミ

お酒の香りが強くて最初は好きになれなかったが、回数を重ねるうちに気にならなくなってきた。コスパがよく、一度にたっぷり使えるのでお気に入り。(29歳・乾燥肌)

引用元:@cosme

肌にやさしい処方なので、子供と一緒に使用。お酒の匂いは好き嫌いが分かれるかも。(30歳・乾燥肌)

引用元:@cosme

高いものから安いものまでいろいろなセラミド化粧品を試したが、これを使っているときだけ肌を褒められるので、セラミドというより、日本酒が効いているのかも。化粧ノリもよくなる。夜塗って朝までうるおいが続くので、冬の化粧水はこれ一択。気兼ねなくたっぷり使えるのもよい。(32歳・混合肌)

引用元:@cosme

 

④チューンメーカーズ「セラミド200」

コメヌカ由来の糖セラミドを従来品に比べて200%に増量した、高濃度セラミド美容液です。乾燥肌だけでなく、ベタつきとカサつきの両方が気になる人や、季節の変わり目に肌が敏感に傾く人にもおすすめです。

ブースターとしても使えるので、手持ちのスキンケアの浸透を高めたいときにも◎。価格は20ml 1,980円。60mlと100mlも選べます。

口コミ

洗顔後に付けると、そのあとの化粧水の入りが違う気がする。(30歳・脂性肌)

引用元:@cosme

夜のみの使用だが、朝まで乾燥しなくていい感じ。(28歳・混合肌)

引用元:@cosme

化粧水に数滴混ぜてみたところ、しっとり感倍増。いつもはオイル入りの導入美容液を使っているが、それなしでも同じくらい水分を取り込む感じがする。インナードライ肌の水分補給によいと思う。(55歳・混合肌)

引用元:@cosme

 

⑤大正製薬「アドライズ アクティブクリーム」

保湿有効成分にヘパリン類似物質を配合した、薬用保湿美白クリームです。美白有効成分として、プラセンタエキスも配合。

さらにアミノ酸、セラミド、リピジュアⓇといった保湿成分も配合。長時間うるおいをキープしながら、日焼けによるシミ・そばかすを防ぎます。

石油系界面活性剤やエタノールなど、肌に負担のかかる成分を排除した低刺激設計です。価格は30g 4,400円。お得な定期コースと、気軽に試せるトライアルセットもあります。

>>アドライズ アクティブクリームを試したレビュー

口コミ

ベタベタせず、驚くくらいスルンとする。メイクの邪魔もしないので、朝のお手入れにぴったり。(51歳・敏感肌)

引用元:@cosme

保湿力の高さに驚いた。乾燥肌で頬の毛穴も気になり始めていたが、これを使い始めたら肌がうるおって毛穴も小さくなった気がする。洗顔後のつっぱる感じもなくなり、それでいてベタベタしないので感動。(25歳・乾燥肌)

引用元:@cosme

トライアルキット+現品1個を使い終えたが、今のところ肌の調子がとてもよく、化粧品カウンターの肌診断でも20代前半のスコアが出た。

乾燥肌なのにオイル系のスキンケアが合いにくいため、これまでは5種類くらいのアイテムを重ねていたが、今はこれとシリーズのローションだけで済むので、お手入れもラクに。

手持ちの化粧下地やファンデーション(20種類以上)とも、問題なく併用できている。(28歳。乾燥肌)

引用元:@cosme

⑥カルテ「カルテHD モイスチュア インストール」

肌荒れのときは、負担をかけないためにあまり肌をいじりたくないもの。そんなときには、オールインワンタイプのスキンケアも便利です。

「カルテHD モイスチュア インストール」は、化粧水・美容液・乳液・クリームの4役を兼ね備えた、医薬部外品の高保湿オールインワンゲル。これ一つでお手入れ完了できるので、摩擦などの刺激を最低限に抑えられます。

有効成分には保湿のためのヘパリン類似物質と、肌荒れを防ぐグリチルリチン酸ジカリウムが配合されています。

また、セラミドそのものは配合されていませんが、セラミドに似た「セラミド類似ポリマー」やスクワラン、アミノ酸が配合されています。

価格は100g 2,970円。気軽に試せるミニボトルや、お得な定期コースもあります。

口コミ

夜勤であごニキビができてしまう乾燥肌。皮膚科の軟膏も併用しているが、夜勤のときはこれを塗っておくと保湿されてあごニキビもできない。これ一つで済むのも夜勤中は助かるので、しばらく続けてみようと思う。(33歳・混合肌)

引用元:@cosme

帰宅後にクレンジングしたあと、夜に正式なケアをするまでのつなぎとして使用。なぜか急に肌荒れすることがあるので、そういうときにケアをシンプルにするためにも使っている。

敏感に傾いているときも絶対に滲みたりピリついたりせず、ダメージを受けた肌をやさしく包んで立て直してくれる、お守り的なアイテム。(34歳・敏感肌)

引用元:@cosme

朝のメイク前のスキンケアはこれだけ。少量でしっかり保湿できるので大満足。とろとろとしたテクスチャーも好き。(26歳・普通肌)

引用元:@cosme

>>「Carté(カルテ)HD」♡処方薬ヒルドイドとの違い。どちらを選ぶべき?

⑦dプログラム「アレルバリア ミスト N」

肌の上に「うるおい膜」と「バリア膜」を形成することで、花粉・ほこりなどの微粒子汚れが付着するのを防いでくれる敏感肌用ミスト化粧水です。メイクの上から吹きかければ、化粧くずれも防げます。

オイルイン処方でベタつかず、みずみずしい使い心地です。小容量で持ち歩きやすく、出先での乾燥対策やメイク直しにも使えます。57ml 1,650円。

口コミ

やわらかなミストでしっとりとうるおう。乾燥が気になるときや、メイク直しのときに使っているが、メイクの上から吹きかけてもくずれないので気に入っている。もう10本以上リピート中。(36歳・乾燥肌)

引用元:@cosme

何となく使い続けていたが、最近になって花粉シーズンに付け忘れて外出したら顔がムズムズ!虫刺されのようなポツポツもでてきたことで、この商品の効果を思い知った。(29歳・敏感肌)

引用元:@cosme

敏感肌でいろんな刺激ですぐ荒れるが、メイクの仕上げにこれをスプレーしておくとマシな気がする。何度もリピしているが、これよりいい商品が見つからないので、これからも買い続けると思う。(42歳・敏感肌)

引用元:@cosme

>>公式サイトはこち

⑧フーミ―「モイストミルクN」

メイクアップアーティストのイガリシノブさんがプロデュースする、フーミ―の無添加乳液です。3歳以上の子供にも使えます。

防腐剤やエタノール、香料、着色料などの、肌に負担のかかる成分を排除。季節の肌荒れなど、バリア機能の低下による肌トラブルに着目し、うるおいのヴェールで刺激から肌を守るプロテクト処方になっています。

2021年12月のリニューアルで、5つのヒアルロン酸が新配合。グリチルレチン酸ステアリルやアラントイン、セラミド、ツボクサエキスなども配合されています。

さらっとしていてメイクの邪魔をしないので、朝も使えます。200ml 2,200円。

口コミ

うるおうけどメイクの邪魔をせず、いい仕事をしてくれる乳液。大容量でたっぷり使えるのもよい。(34歳・混合肌)

引用元:@cosme

さらっとしていて肌になじみやすい。低刺激なので生理前や季節の変わり目も使っている。年間通して使えるし、なくなると自然と同じものをリピートしたくなる。確実に続けられる値段も安心。(35歳・普通肌)

引用元:@cosme

酷い乾燥で顔が引きつったようになってしまったときに試したところ、肌がとても安定した。コスパもよいので、1年ほど愛用している。(48歳・乾燥肌)

引用元:@cosme

⑨エトヴォス「モイストバリアクリーム」

花粉、PM2.5、ハウスダスト、煙草の煙、排気ガス、乾燥などから肌を守る保湿クリームです。スキンケアの最後に使用することで、肌の上に「第二の皮膚」を形成。肌にうるおいを与えながら、空気中の有害物質や乾燥から保護します。

4種のヒト型セラミドをはじめ、肌のバリア機能をサポートする成分もたっぷり配合。肌を柔らかくするシアバターなど、保護効果の高いオイルも配合。

石油系界面活性剤や着色料、香料、パラベンなどを使わない低刺激処方なので、敏感肌にもおすすめです。子供の肌にも使えます。価格は30g 3,850円。商品の利用が初めの人は、30日間返品保証が付きます。お得な定期コースあり。

口コミ

これを塗るようにしたら、外気で肌がムズムズすることがなくなった。薄い膜が張られたようになって、守られている感覚がある。(34歳・普通肌)

引用元:@cosme

皮膚が薄く、バリア機能が弱い乾燥性敏感肌。酷いときにはただれるように肌荒れするが、塗り薬とこれを併用するとすぐに鎮静する。

「バリア機能を整えてトラブルが起きにくい肌を作る」という効果をしっかり実感できるので信頼している。(37歳・乾燥肌)

引用元:@cosme

花粉シーズンとあごの吹き出物が出る時期に欠かせない、お守りアイテム。花粉でボロボロの鼻の下もキレイになる。

クリームは苦手だが、これは薄く塗るだけでしっかりバリアしてくれてベタつかないので好き。伸びがよいので結構持つ。(33歳・普通肌)

引用元:@cosme

⑩イプサ「プロテクター デイタイムシールドEX」

肌荒れが気になるときは、日焼け止めもメイク落としがいらないものを持っていると安心です。

イプサの「プロテクター デイタイムシールドEX」は、空気中のチリやホコリの付着からも肌を守り、弱酸性のすこやかな肌を保つ日焼け止め乳液です。

SPF50・PA++++の高SPFながら、洗顔料で落とせます。価格は30ml 4,950円。

口コミ

モロモロが出なくてベタつきもないので、下地やファンデを重ねやすく使いやすい。(22歳・混合肌)

引用元:@cosme

今まで使った日焼け止めで一番好き。ベタつかず、乾燥せず、まるで塗っていないように感じて完璧。(36歳・混合肌)

引用元:@cosme

イプサの中でもっともよかった商品。紫外線アレルギーだが、紫外線の影響を受けずに過ごせている。夏は日傘も必要だが、冬は日傘なしでも効果があった。

肌にやさしく、1本で2ヶ月ほど持つのも気に入っているので、もう何個も買っている。(25歳・乾燥肌)

引用元:@cosme

まとめ

花粉で肌荒れする主な理由は、空気の乾燥による肌のバリア機能の低下です。したがって、花粉による肌荒れをケアするには、低刺激でバリア機能を整える成分が入ったスキンケアを選ぶとよいです。

グリチルリチン酸など、肌荒れケア成分入りの薬用化粧品を利用するのもよいでしょう。

また、花粉の付着を防いでくれる日焼け止めなども販売されているので、そうした製品で肌を保護するのも効果的です。

記事を参考に、肌荒れのない快適な春を過ごしてくださいね。