アドライズの化粧水「ディープモイスト」の成分って?アクティブローションとの違いを比較

この記事を書いた人
小鳥遊 文子
コスメコンシェルジュ

【保有資格】 ・2022年~:日本化粧品検定1級 ・2023年~:特級コスメコンシェルジュ/化粧品成分上級スペシャリスト(化粧品成分検定1級) 化粧品を信仰しない、フラットな目線からの記事作成を心掛けています。

記事内に広告を含みます

乾燥肌のお手入れに人気の、大正製薬アドライズ♡薬用保湿成分“ヘパリン類似物質”が配合されていることで話題を呼びましたが、化粧水が2種類あるので混乱する人もいるようです。

そこでここでは「アドライズのディープモイストって、アクティブローションとどう違うの?どっちを買うべき?」という疑問に答えたいと思います。

成分や使用感、効果に着目しながら、「 ディープモイスト」と「アクティブローション」を比較しました。

「ディープモイスト」を使ったレビューと、お得な購入方法も紹介します。アドライズの化粧水選びで迷っている人はぜひ参考にしてください♪



アドライズの化粧水は2種類ある

大正製薬アドライズの化粧水は、「アクティブローション」と「ディープモイスト」の2種類があります

もともとは「アクティブローション」のみでしたが、乾燥シーズンに向けてより保湿力の高い「ディープモイスト」も追加で発売されたのです。

ディープモイストとアクティブローションの違いを比較

ディープモイストの方が保湿力が強化されていて、値段もやや高い

“新鮮なみずみずしさ”でアピールする「アクティブローション」に対して、「ディープモイスト」は“さらにしっとり、さらにふっくら”というスタンスの製品です。

そのため保湿力がより高いのはディープモイストの方で、テクスチャーも「アクティブローション」がさらさらシャバシャバなのに対して、ディープモイストはとろみのあるタイプになっています。

容量はどちらも120mlですが、価格はディープモイストの方が少し高く設定されています。通常購入の場合で「アクティブローション」は3,630円、ディープモイストは3,850円

定期購入ではどちらも初回が20%オフ、2回目以降は10%オフの価格に割引されます。

 

アクティブローションの全成分

有効成分:ヘパリン類似物質、水溶性プラセンタエキス
その他の成分:水、濃グリセリン、ペンチレングリコール、ベタイン、塩化Na、BG、ウマスフィンゴ脂質、2-メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン・メタクリル酸ステアリル共重合体、テトラヘキシルデカン酸アスコルビル、プロリン、オキシプロリン、オウレンエキス、オウバクエキス、クエン酸、クエン酸Na

ディープモイストの全成分

有効成分:ヘパリン類似物質、水溶性プラセンタエキス
その他の成分:水、濃グリセリン、ペンチレングリコール、ベタイン、ジグリセリン、マルチトール液、BG、ウマスフィンゴ脂質、2-メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン・メタクリル酸ステアリル共重合体、テトラヘキシルデカン酸アスコルビル、プロリン、オキシプロリン、シロキクラゲ多糖体、オウレンエキス、オウバクエキス、カルボキシビニルポリマー、疎水化ヒドロキシプロピルメチルセルロース、水酸化K、クエン酸、クエン酸Na




有効成分はどちらもヘパリン類似物質とプラセンタエキス配合

「アクティブローション」と「ディープモイスト」は、どちらも医薬部外品として、有効成分にヘパリン類似物質とプラセンタエキスを配合しています。

ヘパリン類似物質は言わずと知れた“保湿有効成分”。乾燥肌治療にも使われる成分で、優れた保水能力によって肌にうるおいを与えます。

プラセンタエキスはターンオーバーを促すことで、シミ・そばかすのもととなる黒色メラニンが排出されやすい状態に導きます。

ディープモイストはセラミドなどの保湿成分をよりリッチに配合

ディープモイストは有効成分のヘパリン類似物質とプラセンタエキスの配合はそのままに、セラミドやアミノ酸といった保湿成分をよりリッチに配合しています。

「アクティブローション」には入っていない保湿成分として、シロキクラゲエキスも配合。ヒアルロン酸と同等以上の優れた保水力を持つ成分で、見えないヴェールを形成して肌を保護し、肌表面をしっとりすべすべに整える作用があります。

肌へのやさしさを考えた6つの無添加は共通

「アクティブローション」と「ディープモイスト」は、どちらも乾燥肌をターゲットとしています。

刺激に弱い乾燥肌へのやさしさを考えて、アドライズの製品は6つの無添加にこだわっています。

  • 無香料
  • 合成着色料フリー
  • 石油系界面活性剤フリー
  • 紫外線吸収剤フリー
  • エタノールフリー
  • 無鉱物油

この設計は2つの化粧水にも共通するので、低刺激ということではどちらも安心して使えます。



アドライズの化粧水「ディープモイスト」を使ったレビュー

とろみテクスチャーが肌に乗せるとシャバシャバに変化

「アクティブローション ディープモイスト」はわずかにとろみのあるテクスチャーで、肌に乗せるとシャバシャバに変化。肌表面にヌルつき・ベタつきが残らず、さらっとなじみます。

「乾燥肌向けのスキンケアは何だかベタベタと重くて苦手」という人にも違和感なく使えるので、「アクティブローション」のさらりとした使い心地が好きな人もなじみやすいと思います。

化粧水単体の個性は弱く、保湿力もそこまで強烈ではない

「アクティブローション」もそうですが、ディープモイスト単体での個性は弱く、保湿力も明らかに肌が変わるほどのものは感じません

アクティブローションに比べるとグリセリンによるしっとり感が少し強い気もしますが、それほど大きな差はないように感じます。

私も今は両方の化粧水が手元にあるので季節で使い分けていますが、使い切ったらどちらか片方に統一するかもしれません。

ですがこの無個性さは、あとに重ねる同ラインの保湿クリーム「アクティブクリーム」の真価を引き出すのに非常に役に立つのです。

同ラインの保湿クリームは密着性の高さがカギ

化粧水の話から一旦それますが、アドライズの化粧水の上に重ねる保湿クリーム「アクティブクリーム」は、肌への密着性が高い皮膜を形成することで効果を発揮します。

水を弾いて溶けにくい皮膜が肌をぴったりと覆うことで、肌内部の水分の蒸発を防ぐとともに、外部刺激からも守ってくれます。被膜の内部では、有効成分や美容成分の浸透も進んでいることでしょう。

ですが被膜系のクリームにありがちな重さや息苦しさはなく、軽い付け心地です。O/W型といって油分を水分が包み込む構造のため、ベタつきもありません。

ディープモイストはアクティブクリームの効果を高めてくれる

上記の“アクティブクリームの長所”をしっかり引き出すには、先に塗る化粧水が肌表面に残らないことが重要です。余計なものがぬるぬると残っていては、「アクティブクリーム」の被膜成分が弾かれてしまって肌に密着できないからです。

その点、ディープモイストはさらっと吸収されて肌表面に残らないので、「アクティブクリーム」がぴったりと密着できます

その結果肌内部の水分を逃すことなく、外的刺激によるダメージも受けにくい状態を作ることができるのです。

これはディープモイストだけでなく、「アクティブローション」にも同じことがいえます。



アドライズはアクティブクリームがすごい

※画像はパッケージデザインが変更される前のものです。現在販売されているものとは見た目が異なりますが、中身は同じです。

化粧水2種にも有効成分が配合されていますが、アドライズの保湿効果を強く実感できるのは、私は「アクティブクリーム」だと思います。

化粧水単体ではあまり分かりませんが、「アクティブクリーム」を重ねると保湿効果が突出するのです。

まず「アクティブクリーム」使い始めてすぐに、顔全体の皮剥けが収まりました。そして使い続けてしばらく経つと、今度は塗る量が減っていったのです。

最初のうちはたっぷり使わないと顔全体に行き渡らなかったのが、徐々に使用量が減っていき、最終的には目安量のブルーベリー大で済むようになりました。

これは肌自体のうるおいが改善した証拠ではないでしょうか。

ディープモイストはアクティブクリームに不可欠

他社製品と比べても頭一つ飛び抜けている「アクティブクリーム」に対して、ディープモイストはイマイチ決め手に欠けるというのが正直な感想です。

そう聞くと、「それならアクティブクリームだけ買って、化粧水は手持ちで済ませようかな」と思う人もいるでしょう。

ですが「アクティブクリーム」を使うのであれば、化粧水もアドライズのものを組み合わせた方が絶対によいです。

「アクティブクリーム」は合わせる化粧水によっては長所が活かしきれないため、化粧水もアドライズのものを使うのが確実だからです。

なお「アクティブクリーム」はさらっとした仕上がりでモロモロも出ないので、メイク前にも使用できます。

コスパ重視ならアクティブローションでもよいかも

※画像右側の「アクティブローション」はリニューアル前のもののため、現在販売されているものとはボトルのデザインが異なります。

成分的には 今回レビューしたディープモイストの方が保湿力が強化されています。ですが体感上はそれほど大きな差を感じません。そして値段は「アクティブローション」の方が220円安いです。

そのため個人的には、コスパを重視するなら前の「アクティブローション」でもよいのかな、という感じがします。

ですがディープモイストも悪くはありませんし、保湿成分が多いので、使用感などの好みで選んでもよいと思います。

ライン使いするならお得なセットがある

「アクティブローション ディープモイスト」をライン使いするなら、お得な「ディープケアセット」で購入するのがおすすめです。

「アクティブローション ディープモイスト」と「アクティブクリーム」がセットで買える定期コースで、初回は70%オフの2,475 円2回目以降も20%オフの6,600円送料無料です。

回数縛りはないので、肌に合わないときやピンとこないときは1回で止めることもできます。ただし解約は電話連絡が必要です。次回お届け日の10日前までに連絡するとすぐに止めてもらえます。

【TAISHO BEAUTY定期便解約窓口】
0120-160-901(10:00~18:00 土日祝を除く)

まとめ

アドライズのディープモイストは、「アクティブローション」に比べると保湿成分が増えています。とろみのある化粧水が肌の上でシャバシャバに変化するのも、「アクティブローション」とは異なります。

ですが設計上は保湿力がより強化されているものの、体感としてはそこまで大きな差は感じません。値段も「アクティブローション」の方が若干安いです。そのため個人的には「アクティブローション」でもよいように思います。

ですが少しでも保湿成分が多い製品を選びたいのであれば、ディープモイストを選んでもよいでしょう。

なお「アクティブローション」については、次の記事で詳しいレビューを書いています。

大正製薬アドライズは口コミ評価が悪いって本当?成分から解約方法まで徹底調査!

 

【関連記事】

「Carté(カルテ)HD」♡処方薬ヒルドイドとの違い。どちらを選ぶべき?

フェルゼアプレミアムの口コミってどう?乾燥肌に効果があるか調べてみました!

BAUM(バウム) ハイドロ エッセンスローションの口コミ評判をチェックしました♡