ドラマティックスキンセンサーベース NEOのレビュー。EXとの違いも紹介

この記事を書いた人
小鳥遊 文子
コスメコンシェルジュ

【保有資格】 ・2022年~:日本化粧品検定1級 ・2023年~:特級コスメコンシェルジュ/化粧品成分上級スペシャリスト(化粧品成分検定1級) 化粧品を信仰しない、フラットな目線からの記事作成を心掛けています。

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ナチュラルなカバー力なのに、肌をキレイに見せてくれることで大人気の「ドラマティックスキンセンサーベース」♡ そのマキアージュの化粧下地が、2023年2月21に「ドラマティックスキンセンサーベース NEO」として生まれ変わりました!

ですが、すみません。今回はちょっと私的にはおすすめできませんm(_ _)m

いったいなぜ、そんな結論になってしまったのかを説明するためにも、「ドラマティックスキンセンサーベース NEO」を買ってみたレビューを書きます。

旧製品「EX」との違いも書くので、購入を検討している人は参考にしてください。

この商品で注意が必要な人
  • ヘアトリートメントやコンディショナーで肌トラブルを起こしやすい人
  • 敏感肌の人
  • 植物にアレルギーがある人




ドラマティックスキンセンサーベース NEOの特徴

テカリ・カサつきをWで防げて毛穴レスな肌に

「ドラマティックスキンセンサーベース NEO」は、くずれ防止に力を入れた化粧下地です。 皮脂・水分量をコントロールする「うるさらセンサーコート」が、テカリだけでなくカサつきも防いでくれます

毛穴補正効果の高さも自慢。 13時間化粧もちデータ取得済みで、毛穴レスな仕上がりが長時間続きます。

SPF50+PA++++。「ヌーディーベージュ」と「ラベンダー」の2色から選べます。 現品は25ml 2,970円で販売しています。

くずれ防止効果がアップ

旧製品でくずれ防止のために配合されていたのは、「うるさらセンサーパウダー」でした。ですが、今回のリニューアルでは、肌全体を面で覆う「うるさらセンサーコート」に進化

ベタつく環境のときは水分を逃がしてサラサラに保ち、乾燥するときは水分を閉じ込めてうるおいをキープする効果が向上しています。

つまり、皮脂くずれも乾燥くずれも、旧製品より防ぎやすくなったということですね。

毛穴補正効果もアップ

これまでの毛穴補整パウダーに加え、オイル生まれのポアレスジェリーも新配合。凹凸を埋めながらぼかすことで、これまで以上に毛穴が目立たない仕上がりを叶えてくれます。

光を透過するので、透明感も叶います。

うるおって毛穴が目立たないスキンケア効果

浸透型うるおい美容液」として、ウォーターリリーエキス、アセチルヒアルロン酸Na、水溶性コラーゲンなどの保湿成分も配合。

角層のすみずみまでうるおいを届けることで、使うたびにうるおって毛穴が目立たない肌に近づきます。




ドラマティックスキンセンサーベース NEOのレビュー

数量限定のトライアルサイズ

「スキンセンサーベース」は、リニューアルのたびにトライアルサイズが発売されるのが恒例になっています。メイク頻度が少なく、いつも化粧品を余らせてしまう私にはうれしい心遣いです。

今回も数量限定のトライアルサイズが出たので、早速購入。現品と同じ2色から選べるので、「ヌーディーベージュ」を選びました。

透明感を出したい人には「ラベンダー」がおすすめですが、私のように顔色が悪い人は「ヌーディーベージュ」の方が健康そうに見えます。

容量・価格は8ml(約3週間分) 880円。マキアージュが初めての人にも試しやすいと思います。

>>【送料無料】トライアルサイズの販売ページ 

見た目と使用感はEXと変わらない

2代前の「EX」の同じカラーが手元に残っていたので、手の甲に塗り比べてみました。見た目と使用感は、「EX」とまったく同じに感じます。

どちらもシャバシャバのテクスチャーでさらっとした塗り心地、色味も同じです。

少なくとも仕上がりや使用感に関しては、これまで「スキンセンサーベース」を使っていた人にも違和感がないと思います。

刺激の強い4級カチオンが入ってしまった

買ってから気付きましたが、今回のリニューアルでは非常に残念な点が一つ。「4級カチオン界面活性剤」に分類される「ジステアリルジモニウムクロリド」が入ってしまったのです。

「ジステアリルジモニウムクロリド」とは、ヘアトリートメントやコンディショナーによく使われるカチオン界面活性剤の一種で、髪や肌に吸着して手触りをよくします。

ですが、陽イオンを発生するため、肌への刺激が強いのです。カチオン界面活性剤の中でも、「4級カチオン」に分類されるものは特に皮膚刺激が強いとされます。

髪にだけ塗ってすぐに洗い流してしまうトリートメントであればまだしも、顔に長時間塗り続ける製品に配合するのは肌に負担がかかります。

個人的には、リニューアルの情報の一番目立つところに書いておくべき情報だと思います。

トリートメントが合いにくい人にはおすすめしない

ヘアトリートメントやコンディショナーで痒みなどのトラブルが起こりやすい人は、基本的には「ドラマティックスキンセンサーベース NEO」は避けた方がよいでしょう。

それでも使ってみたいのであれば、事前にパッチテストをすると安心です。普段あまりトリートメントを使わなくて相性が分からない人も、敏感肌の人は避けた方が無難だと思います。

私も4級カチオンが入ったトリートメントは、地肌に付かないよう注意しても痒くなってしまうため、「ドラマティックスキンセンサーベース NEO」を顔に塗るのはかなり抵抗があります。

そういう事情があるので、今回はメイクアップ効果やくずれにくさの実験は控えさせていただきますm(_ _)m

初めて顔に塗るときは自宅で様子見を

パッチテストの結果が問題ない場合も、初めて顔に塗るときは自宅で様子を見ると安心です。自宅であれば、異常が出てもすぐに洗い流せます。

アットコスメで上位にランクインしている商品ですし、4級カチオンもトリートメントのようにたくさん入っているわけではなさそうですが、基本的には肌が丈夫な人向けと考えた方がよいでしょう。




ドラマティックスキンセンサーベース NEOの口コミ

今回は詳しいレビューが書けなかったので、代わりに他のユーザーの口コミを集めてみました。 私自身はあまりおすすめしませんが、それでも使ってみたい人は参考にしてください。

よい口コミ

乾燥した職場で過ごしているが、これまでで一番乾燥くずれが少ない。頬の高いところは少し乾燥するが、今までより断然よい。(46歳・混合肌)

引用元:@cosme

リニューアル前から大好きな商品。秋冬は乾燥するので使えないが、薄くベールがかかったようで肌がキレイに見え、化粧くずれも気にならない。

リニューアル前との違いについては、毛穴補正効果がアップしたのは分からないが、乾燥はやや気にならなくなった気がする。(32歳・混合肌)

引用元:@cosme

リニューアル前から10年近くリピート。暑い時期に使用しているが、汚くくずれない。まったく崩れないということはないが、テカったところもティッシュで押さえればおよそ元通り。

ソバカスや毛穴をほどよくカバーして、スムースな肌になれる。(29歳・乾燥肌)

引用元:@cosme

悪い口コミ

昔のものより乾燥しないが、肌荒れしてしまった。(38歳・混合肌)

引用元:@cosme

付けたてはとてもキレイだが、乾燥していつもと違うくずれ方になる。数日試行錯誤してみたが、肌がピリピリしてきてしまったのでお休み中。(30歳・敏感肌)

引用元:@cosme

これに限ったことではないが、テカリ防止系の化粧下地は、何を使っても夕方には小鼻周りが汚くくずれる。リニューアルで今度こそと思ったがダメだった。(27歳・混合肌)

引用元:@cosme

口コミまとめ

「スキンセンサーベース」はもともと、がっつりカバーというものではなく、自然なカバー力で肌をキレイに見せてくれるタイプの化粧下地です。 素肌より明らかにキレイに見えるけれど、塗ってる感がほぼ出ないのです。

口コミによると、リニューアル後も優れたメイクアップ効果は健在なようで、「肌がキレイに見える」と評判です。

くずれにくさについても、旧製品からのリピーターも大満足の様子。くずれてもドロドロにならないので、夏場に使用する人も多いです。

ですが、保湿力がそこまでではないため、肌質によって秋冬は使えないという人もいます。

なお、肌荒れなどトラブルの報告は、思ったより少ないですが一部にありました。




ドラマティックスキンセンサーベース NEOの全成分

「ドラマティックスキンセンサーベース NEO」には、4級カチオン(陽イオン)界面活性剤が含まれています。きわめて皮膚刺激が強い成分のため、敏感肌の人は注意が必要です。

特にヘアトリートメントやコンディショナーで肌トラブルを起こしやすい人は、使用を控えた方がよいでしょう。

また、植物オイル・植物エキスも含まれています。植物にアレルギーがある人は注意が必要です。

ジメチコン、水、セバシン酸ジイソプロピル、酸化亜鉛、メトキシケイヒ酸エチルヘキシル、シリカ、エタノール、カプリリルメチコン、酸化チタン、BG、オクトクリレン、ポリアミド-8,PEG-9ポリジメチルシロキシエチルジメチコン、グリセリン、ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル、トリメチルシロキシケイ酸、パルミチン酸エチルヘキシルデキストリン、ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン、コメ胚芽油、グリシルグリシン、水添ポリイソブテン、グリチルリチン酸2K、ポリクオタニウム-51、アセチルヒアルロン酸Na、水溶性コラーゲン、コウホネエキス、PEG-10ジメチコン、PPG-17、ジステアルジモニウムヘクトライト、イソステアリン酸、水酸化Al、ステアリン酸、EDTA-3Na、BHT、トコフェロール、クエン酸、クエン酸Na、トリエトキシカプリリルシラン、ジステアリルジモニウムクロリド、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル、ミリスチン酸イソプロピル、ピロ亜硫酸Na、タルク、PEG/PPG-19/19ジメチコン、テトラ(ジ-t-ブチルヒドロキシヒドロケイヒ酸)ペンタエリスリチル、ニオイテンジクアオイ油、テトラヒドロテトラメチルシクロテトラシロキサン、テトラデセン、ハイドロゲンジメチコン、ポリビニルアルコール、アルミナ、フェノキシエタノール、マイカ、グンジョウ、酸化鉄、硫酸Ba

ジメチコン、水、セバシン酸ジイソプロピル、酸化亜鉛、メトキシケイヒ酸エチルヘキシル、シリカ、エタノール、カプリリルメチコン、BG、オクトクリレン、ポリアミド-8,PEG-9ポリジメチルシロキシエチルジメチコン、グリセリン、酸化チタン、ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル、トリメチルシロキシケイ酸、パルミチン酸デキストリン、ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン、コメ胚芽油、グリシルグリシン、水添ポリイソブテン、グリチルリチン酸2K、ポリクオタニウム-51、アセチルヒアルロン酸Na、水溶性コラーゲン、コウホネエキス、PEG-10ジメチコン、PPG-17、ジステアルジモニウムヘクトライト、イソステアリン酸、水酸化Al、ステアリン酸、EDTA-3Na、BHT、トコフェロール、クエン酸、クエン酸Na、ジステアリルジモニウムクロリド、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル、ミリスチン酸イソプロピル、ピロ亜硫酸Na、トリエトキシカプリリルシラン、PEG/PPG-19/19ジメチコン、テトラ(ジ-t-ブチルヒドロキシヒドロケイヒ酸)ペンタエリスリチル、ニオイテンジクアオイ油、タルク、テトラヒドロテトラメチルシクロテトラシロキサン、ハイドロゲンジメチコン、ポリビニルアルコール、テトラデセン、フェノキシエタノール、マイカ、グンジョウ、酸化鉄

まとめ

「ドラマティックスキンセンサーベース NEO」は、リニューアルで皮膚刺激が強い「4級カチオン」が入ってしまったため、おすすめしにくい商品となってしまいました。

口コミによると問題なく使えている人の方が多いようですが、敏感肌の人や、ヘアトリートメントで肌トラブルを起こしやすい人は避けた方がよいでしょう。(4級カチオンはヘアトリートメントやコンディショナーによく配合されています。)

ですが、もともと優秀で使いやすい化粧下地でしたし、次回以降のリニューアルでまた配合成分が変わっていく可能性もあるので、今後の動向を見守りたいと思います。