2021年10月に日本に上陸した、米国生まれのスキンケアブランド「ドランク エレファント」♡美容感度が高い人々を中心に、じわじわと人気が高まっています。
ですが、初めて使うブランドは、どの商品を買えばよいか迷ってしまいますよね。ドランク エレファントが初めてなら、まずは一番人気の「プロニティクリーム」を試してみてはいかがでしょうか?
ここではドランク エレファントを使ってみたい人のために、「プロニティクリーム」の口コミを集めてみました。また、製品について詳しく知りたい人のために、成分解析もします。
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ドランク エレファントとは?
アメリカ発“成分引き算主義”のコスメブランド
「ドランク エレファント」はアメリカのコスメブランドで、日本では資生堂が販売元となっています。
最大の特徴は成分に対する考え方です。「合成か天然か」ではなく、バイオコンパチビリティー(生体適合性)に基いて成分を選択しています。
そのため、すべての製品からエッセンシャルオイル、アルコール(エタノール)、シリコーン、紫外線吸収剤、香料、染料*¹、界面活性剤*²を排除しています。
さらに、肌に負担のかからないpHレベルであることと、浸透性も重視。ヘルシーな肌を叶えられる製品であることを大切にしています。
*¹ 公式サイトの説明に倣い「染料」としていますが、正確には「着色料」を指している可能性もあります。染料と着色料の違いは、ティントリップなどに使われる「角質を染めるものが染料」で、「単に色を塗るだけのものが着色料」です。
*² 植物や脂肪酸由来の界面活性剤は使用されているため、正確には「石油系界面活性剤不使用」という意味であると思われます。
スムージーのように肌に合わせて使える
「ドランク エレファント」はスムージーのように、その日の肌の調子に合わせて使えること、1Stepでお手入れ完了できることにもこだわっています。
セラムやオイル、クリームなどから、その日の肌に必要なアイテムを手のひらで混ぜて、一度に塗れるように作られているのです。 そのため、すべてのアイテムはシリコーンフリーで混ざりやすく、肌になじみやすい処方になっています。
一番人気は「プロティニクリーム」
ドランク エレファントが初めての人には、一番人気の「プロティニクリーム」がおすすめです。正式名称は「プロティニ ポリペプチド クリーム」ですが、長いのでプロティニクリームと呼ばれています。
ファーストエイジングケア*¹や毛穴が気になる人のためのクリームで、美容成分には9種類のペプチド、アミノ酸、ピグミーウォーターリリーエキスGL*²が配合されています。
パッケージは一見、ジャー容器に見えますが、フタを外して上部を下に押し下げると、必要量のクリームが出てくる仕組みです。最後まで衛生的に使えて、スパチュラを使う煩わしさもありません。
容量は2種類から選べて、それぞれ15mL 3,190円 / 50mL 9,570円です。
*¹ 年齢に応じたお手入れ
*² ニンファエアアルバ根エキス、グリセリン
プロティニクリームの口コミ
「プロニティクリーム」の口コミを集めました。よい口コミ・悪い口コミの両方から、代表的なものを掲載します。
よい口コミは、モニターやサンプル利用のみと思われる人を除外しています。
よい口コミ
今まで使ったどんなクリームよりも、翌日の肌の調子がよい。よく眠ったときのように、密度が高い肌になる。
冬は美容液を足さないと若干乾燥するが、それ以外の季節は化粧水とこれだけで余裕。(25歳・混合肌)
引用元:@cosme
最初は容器の形に戸惑ったが、慣れると衛生的で適量が出せてよい。化粧水とライン使いしたところ、肌によくなじんで保湿力も高く、使い心地も仕上がりも最高。
ペプチドがよいのか、毛穴が見えにくくなった。(39歳・混合肌)
引用元@cosme
全部混ぜて使うので、ズボラでも続けられる。肌がモチモチしてシワが浅くなってきた。(61歳・乾燥肌)
引用元:@cosme
悪い口コミ
肌に伸ばすとマットなテクスチャーになり、保湿はされない。不思議な使用感。肌がつっぱり、乾燥を感じる。原料臭も気になる。(33歳・乾燥肌)
引用元:@cosme
ピリピリむずむずして、赤いポツポツができてしまった。(43歳・混合肌)
引用元:@cosme
肌の調子が悪いときに使うとピリピリして、目にも滲みる。(34歳・混合肌)
引用元:@cosme
口コミまとめ
肌に合わない人がチラホラといることや、「原料臭がイヤ」という意見が複数あったことが気になりますが、合う人には非常によいようです。
口コミによるとキメが整い、保湿力も高いようです。「シワが浅くなった」と感じる人もいるようでした。 実は、下の成分解析で「保湿成分」としている成分のいくつかは、肌にハリを与える作用が知られているので、そうした成分の効果が現れたのかもしれません。
とはいえ、決して安い商品ではないので、肌に合わなかったときのことを考えて、最初はテスターやミニサイズで様子を見るのがよいでしょう。
プロティニクリームの成分解析
水、炭酸ジカプリリル、グリセリン、セテアリルアルコール、オリーブ油脂肪酸セテアリル、オリーブ油脂肪酸ソルビタン、水添オリーブ油エチルヘキシル、BG、(アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー、フェノキシエタノール、リノール酸、カプリリルグリコール、クロルフェネシン、スクレロカリアビレア種子油、水添オリーブ油不けん化物、イソステアリン酸ソルビタン、ポリソルベート60、乳酸Na、カルボマー、 ポリソルベート20、ジ酢酸ジペプチドジアミノブチロイルベンジルアミド、リノレン酸、ラウレス-3、トコフェロール、ヒドロキシエチルセルロース、PCA-Na、アセチルジペプチド-1セチル、アセチルオクタペプチド-3、ニンファエアアルバ根エキス、アルギニン、アスパラギン酸、アセチルヘプタペプチド-4、アセチルテトラペプチド-2、PCA、ソルビン酸K、パルミトイルトリペプチド-1、パルミトイルテトラペプチド-7、グリシン、アラニン、アセチルテトラペプチド-5、セリン、バリン、アセチルヘキサペプチド-8、イソロイシン、プロリン、トレオニン、ヒスチジン、フェニルアラニン、ビオチン
成分名 |
成分の種類・特徴 |
配合目的・効果 |
---|---|---|
水 |
|
水性基剤 |
炭酸ジカプリリル |
ジエステル |
|
グリセリン |
多価アルコール |
保湿 |
セテアリルアルコール |
高級アルコール |
乳化安定・硬さ調整 |
オリーブ油脂肪酸セテアリル |
エステル |
乳化 |
オリーブ油脂肪酸ソルビタン |
非イオン界面活性剤 |
乳化 |
水添オリーブ油エチルヘキシル |
エステル油 |
エモリエント |
BG |
多価アルコール |
保湿・防腐補助 |
(アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー |
共重合体 |
乳化・増粘 |
フェノキシエタノール |
芳香族エーテルアルコール |
防腐 |
リノール酸 |
高級脂肪酸 |
エモリエント |
カプリリルグリコール |
多価アルコール |
防腐補助 |
クロルフェネシン |
芳香族化合物 |
防腐 |
スクレロカリアビレア種子油 |
脂肪油 |
エモリエント |
水添オリーブ油不けん化物 |
脂肪油 |
エモリエント |
イソステアリン酸ソルビタン |
非イオン界面活性剤 |
乳化 |
ポリソルベート60 |
非イオン界面活性剤 |
乳化 |
乳酸Na |
乳酸のナトリウム塩 |
保湿・pH調整 |
カルボマー |
合成ポリマー |
増粘 |
ポリソルベート20 |
非イオン界面活性剤 |
乳化 |
ジ酢酸ジペプチドジアミノブチロイルベンジルアミド |
ペプチド |
保湿 |
リノレン酸 |
高級脂肪酸 |
エモリエント |
ラウレス-3 |
非イオン界面活性剤 |
乳化 |
トコフェロール |
ビタミンE |
製品の酸化防止 |
ヒドロキシエチルセルロース |
合成ポリマー |
増粘 |
PCA-Na |
アミノ酸代謝物をナトリウム塩にしたもの |
保湿 |
アセチルジペプチド-1セチル |
ペプチド合成 |
保湿 |
アセチルオクタペプチド-3 |
ペプチド |
保湿 |
ニンファエアアルバ根エキス |
植物エキス |
保湿 |
アルギニン |
アミノ酸 |
保湿・pH調整 |
アスパラギン酸 |
アミノ酸 |
保湿 |
アセチルヘプタペプチド-4 |
ペプチド |
保湿 |
アセチルテトラペプチド-2 |
ペプチド |
保湿 |
PCA |
アミノ酸代謝物 |
保湿 |
ソルビン酸K |
ソルビン酸のカリウム塩 |
防腐 |
パルミトイルトリペプチド-1 |
パルミチン酸とトリペプチドの反応生成物 |
保湿 |
パルミトイルテトラペプチド-7 |
パルミチン酸とアミノ酸の残基からなる、合成テトラペプチドとの反応生成物 |
保湿 |
グリシン |
アミノ酸 |
保湿 |
アラニン |
アミノ酸 |
保湿 |
アセチルテトラペプチド-5 |
ペプチド |
保湿 |
セリン |
アミノ酸 |
保湿 |
バリン |
アミノ酸 |
保湿 |
アセチルテトラペプチド-8 |
ペプチド |
保湿 |
イソロイシン |
アミノ酸 |
保湿 |
プロリン |
アミノ酸 |
保湿 |
トレオニン |
アミノ酸 |
保湿 |
ヒスチジン |
アミノ酸 |
保湿 |
フェニルアラニン |
アミノ酸 |
保湿 |
ビオチン |
ビタミンB群 |
保湿 |
※一般的な配合目的から推測しているため、メーカーの意図とは異なることがあります。
「プロティニクリーム」の成分表示を見ると、美容成分にペプチドやアミノ酸系の成分を多く配合していることが分かります。
なお、上のブランド説明でも少し触れましたが、「ドランク エレファント」は界面活性剤不使用としているものの、成分表示では界面活性剤に分類される成分が含まれています。
「プロティニクリーム」の場合では、5種類の非イオン界面活性剤が該当します。(濃度にもよりますが、基本的には悪い成分ではありません。)
したがって、「ドランク エレファント」の界面活性剤不使用とは、正しくは「『石油系』界面活性剤不使用」のことであろうと思われます。(日本で販売するにあたって、説明文の翻訳の精度が低かったのだと思います。)
まとめ
ドランク エレファントは「合成か天然か」ではなく、バイオコンパチビリティー(生体適合性)に基いて成分を選択しています。 スムージーのようにその日に必要なアイテムを混ぜて一度に塗れるので、スキンケアを時短したい人にもおすすめです。
一番人気のアイテムは「プロニティクリーム」。キメを整える効果や保湿力を評価する口コミが多く、独創的な容器も使いやすいと好評です。
ただし、肌に合わない人や原料臭を苦手に感じる人もいるため、最初はサンプルやミニサイズで様子を見るとよいでしょう。