「ファンケルのクレンジングオイルは青と黒、どちらを買うべき?」
青いボトルのマイルドクレンジング オイルが人気のFANCLですが、2023年4月に「黒のマイクレ」も新しく発売されたため、どちらを買えばよいか迷ってしまいますね。
そこでここでは、従来の青のマイクレと比較しながら、「黒のマイクレ」を試したレビューを書きます。
FANCLのクレンジング選びで迷っている人は、参考にしてください♪
- 乾燥肌の人
- 敏感肌の人
マイルドクレンジング オイル<ブラック&スムース>の特徴・成分
毛穴の汚れに特化したクレンジングオイル
「マイルドクレンジング オイル<ブラック&スムース>」は、毛穴の汚れに特化したクレンジングオイルです。(この記事では「黒のマイクレ」と呼びます。)
落ちにくいメイクもこすらず落とせるのと同時に、毛穴に詰まった角栓もするんと除去します。
毛穴ケアのための成分には、ホップエキスとチャ葉エキスを配合。ホップエキスがふやかした角栓は、すすぎのときに毛穴から脱落します。そして、角栓が取れたあとの毛穴を、チャ葉エキスが引き締めます。
毛穴汚れを吸着する成分として、炭と吸着泥*も配合。引き締め成分にはコメヌカエキス、加水分解ダイズタンパクも配合しています。
乾燥による小ジワを目立たなくする効能評価試験済み。
*パイロフェライト、石英、カオリン
マツエクや濡れた手でもOK
シアノアクリレート系グルーのものであれば、まつげエクステンションにも使えます。また、濡れた手でも使えます。
マイルドクレンジング オイル<ブラック&スムース>の成分
エチルヘキサン酸セチル、ジイソノナン酸BG、ジイソステアリン酸ポリグリセリル-10、ジメチコン、ヘキサカプリル酸ポリグリセリル-20、オクタイソノナン酸ポリグリセリル-20、グリセリン、ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン、トリデカン、ジカプリリルエーテル、(ベヘン酸/エイコサン二酸)グリセリル、炭、パイロフェライト、石英、カオリン、コメヌカエキス、加水分解ダイズタンパク、ホップエキス、チャ葉エキス、オニイチゴ根エキス、ユズ果皮油、ローズマリー葉油、PEG/PPG/ポリブチレングリコール-8/5/3グリセリン、PPG-2アルギニン、BG、ペンチレングリコール、水、ステアリン酸イヌリン、ステアロイルグルタミン酸2Na、水酸化Al、シクロペンタシロキサン、ヒマワリ種子油、トコフェロール、乳酸、酸化鉄
黒のマイクレは、エステル油系クレンジングオイルです。濃いメイクもするんと落とせますが、脱脂力は高めです。
また、精油が含まれているので、敏感肌の人は注意が必要です。
青のマイクレとはどう違う?
青と黒の成分比較
■青のマイクレ |
■黒のマイクレ |
---|---|
エチルヘキサン酸セチル、ジイソノナン酸BG、ジイソステアリン酸ポリグリセリル-10、ヘキサカプリル酸ポリグリセリル-20、オクタイソノナン酸ポリグリセリル-20、グリセリン、トリデカン、ジカプリリルエーテル、メドウフォーム油、(ベヘン酸/エイコサン二酸)グリセリル、ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン、ジグリセリン、ホップエキス、チャ葉エキス、オニイチゴ根エキス、ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ベヘニル)、ヒマワリ種子油、BG、ペンチレングリコール、PEG/PPG/ポリブチレングリコール-8/5/3グリセリン、PPG-2アルギニン、ステアリン酸イヌリン、水、トコフェロール、乳酸 |
エチルヘキサン酸セチル、ジイソノナン酸BG、ジイソステアリン酸ポリグリセリル-10、ジメチコン、ヘキサカプリル酸ポリグリセリル-20、オクタイソノナン酸ポリグリセリル-20、グリセリン、ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン、トリデカン、ジカプリリルエーテル、(ベヘン酸/エイコサン二酸)グリセリル、炭、パイロフェライト、石英、カオリン、コメヌカエキス、加水分解ダイズタンパク、ホップエキス、チャ葉エキス、オニイチゴ根エキス、ユズ果皮油、ローズマリー葉油、PEG/PPG/ポリブチレングリコール-8/5/3グリセリン、PPG-2アルギニン、BG、ペンチレングリコール、水、ステアリン酸イヌリン、ステアロイルグルタミン酸2Na、水酸化Al、シクロペンタシロキサン、ヒマワリ種子油、トコフェロール、乳酸、酸化鉄 |
■…青のマイクレのみの成分
■…黒のマイクレのみの成分
どちらもエステル油系クレンジングオイル
2つのマイクレは、どちらもエステル油系クレンジングオイルです。成分表示を見る限りでは、メイク落とし成分であるエステル油*¹と非イオン界面活性剤*²の配合量は同程度と推測されます。
したがって、メイク落ち効果はどちらも同じくらいと考えてよいでしょう。エステル油系クレンジングオイルは、クレンジングオイルの中でも特にメイク落とし効果が高いことが特徴です。
私も過去に青のマイクレを何度か購入していますが、濃いメイクの日もあまりこすらずに落とせています。そして成分表示からは、黒のマイクレも青と同様のメイク落とし効果を継承していることが窺えます。
*¹ エチルヘキサン酸セチル、ジイソノナン酸BG(両製品に共通)
*² ジイソステアリン酸ポリグリセリル-10、ヘキサカプリル酸ポリグリセリル-20、オクタイソノナン酸ポリグリセリル-20(両製品に共通)
どちらも濡れた手・マツエクOK
濡れた手でも使えて、マツエクOKな点も両製品に共通します。
基本の毛穴ケア成分も共通
基本の毛穴ケア成分も、両製品に共通です。どちらもホップエキスが角栓をふやかし、チャ葉エキスが毛穴を引き締めます。
黒はよりしっかり毛穴にアプローチ
メイク落としとしての基本的な設計は、両製品共通です。ですが、黒のマイクレは、よりしっかり毛穴にアプローチできる処方になっています。
両製品に共通の毛穴ケア成分に加えて、炭と吸着泥*やコメヌカエキス、加水分解ダイズタンパクが追加されているので、よりしっかり毛穴汚れを除去し、毛穴を引き締めます。
*パイロフェライト、石英、カオリン
値段は青の方が安い
値段は青の方が少し安いです。黒のマイクレが120mL 1,980円なのに対して、青のマイクレは同じ容量で1,870円です。
したがって、基本的には青がおすすめですが、青で物足りない場合は黒を検討してもよいかもしれません。
マイルドクレンジング オイル<ブラック&スムース>のレビュー
黒くさらっとしたテクスチャー
黒は初めてだったので、トライアルサイズ(60mL)を買ってみました。手に取ると、黒くさらっとしたテクスチャーです。青のマイクレは厚みのあるオイルなのに対して、こちらはまったく粘度を感じません。
さらさらでたれやすいので、こぼさないよう注意が必要です。
一度に手に取ろうとするとこぼれてしまうため、私は2回に分けて取るようにしています。まずワンプッシュを顔に広げてから、追加でもうワンプッシュ取るとよさそうです。
軽くなじませるだけでメイクを落とせる
青のマイクレと同様に、こちらも軽くなじませるだけでメイクを落とせます。毛穴の中までしっかり届くようで、小鼻のわきに日焼け止めクリームなどの白い被膜が残りにくいです。
ただし、オイルにクッション性がなく、摩擦が起こりやすいため、肌をこすらないように気を付ける必要があります。
青のマイクレより乾燥する
メイクの汚れはしっかり落とせますが、青のマイクレに比べると肌が乾燥します。ベタつきが気になる肌の毛穴対策にはよいですが、乾燥しやすい肌質の人は避けた方がよさそうです。
また、脱脂力が強いため、W洗顔に使う洗顔料は、アミノ酸系などマイルドな洗浄力のものを選ぶのがおすすめです。
基本的には常用は避け、毛穴が気になるときのスペシャルケアとしてたまに使う程度にとどめた方がよいでしょう。普段用には、青のマイクレの方が肌への負担が少ないです。
基本的には青のマイクレがおすすめ
青のマイクレと黒のマイクレで迷っているなら、基本的には青のマイクレがおすすめです。青のマイクレの方が比較的肌への負担が少なく、テクスチャーも扱いやすいからです。値段も青のマイクレの方が安いです。
ですが、青のマイクレでは毛穴汚れが十分に落ちないと感じるのであれば、黒のマイクレを試してみてもよいかもしれません。
ただし、黒のマイクレはかなり肌が乾燥するので、使いすぎには注意が必要です。かなりベタつく肌質であっても、週1回程度の使用にとどめると安心です。(肌を乾燥させると、かえってベタつくことがあります。)
まとめ
「黒のマイクレ」は、毛穴汚れに特化していることが特徴です。基本的な処方は青のマイクレを踏襲していますが、炭と吸着泥*やコメヌカエキス、加水分解ダイズタンパクが追加されているので、よりしっかり毛穴汚れを除去し、毛穴を引き締めます。
ただし、青のマイクレに比べると肌が乾燥するため、スペシャルケアとしてたまに使う程度にとどめた方がよさそうです。また、W洗顔に使う洗顔料も、洗浄力がマイルドなものを組み合わせた方がよいでしょう。
メイク落とし効果は、どちらも同じくらいです。
*パイロフェライト、石英、カオリン