日本化粧品検定を取得するメリットとは?|いきなり1級合格するための勉強方法

この記事を書いた人
小鳥遊 文子
コスメコンシェルジュ

【保有資格】 ・2022年~:日本化粧品検定1級 ・2023年~:特級コスメコンシェルジュ/化粧品成分上級スペシャリスト(化粧品成分検定1級) 化粧品を信仰しない、フラットな目線からの記事作成を心掛けています。

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「化粧品検定が人気だけど、取得するメリットはあるの?」、「民間資格だから不安」、「化粧品検定では、どんなことが学べるの?」

ここでは、日本化粧品検定を取得するメリットを知りたい人のために、級ごとの学べる内容と、日本化粧品検定の資格を活かせる仕事を紹介します。

また、初めての化粧品検定で1級合格したい人のために、日本化粧品検定でいきなり1級合格するための勉強方法も教えます♪試験当日の様子もこっそり紹介。

日本化粧品検定の受験を迷っている人や、勉強方法が知りたい人は参考にしてください。

3ページに分けて書いたので、読みたいところをクリックしてください♪




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日本化粧品検定を取得するメリットとは?

日本化粧品検定は文部科学省後援の民間資格

日本化粧品検定とは、「日本化粧品検定協会」が主催する民間資格の一つです。民間資格ですが、文部科学省が後援しています。

検定のためのテキストや問題集に記載されている内容は、美容皮膚科学や化粧品、法律など、各分野の専門家40名以上が監修しているので、化粧品と関連分野について、正しい知識が学べます

検定試験は3~1級までありますが、受験資格の制限はないので、いきなり1級を受験することも可能です。3級はインターネットからいつでも無料で受験でき、その場で合否が分かります。1級・2級は全国の会場で、年に2回開催されます。

同日の午前に2級、午後に1級が開催されるので、1級と2級の併願受験も可能です。

級によって試験範囲=学べる範囲が異なる

級によって試験範囲=学べる範囲が異なり、難易度も大きく変わって来ます。

  3級 2級 1級
試験範囲
  • 美容の基本知識
  • 美容皮膚科学
  • スキンケア
  • メイクアップ
  • 生活習慣美容

3級の範囲

  • 化粧品科学
  • ヘアケア
  • ネイルケア
  • 香り
  • オーラルケア
  • サプリメント
  • 法律
  • 安全性

2級・3級の範囲

難易度 無料で何度でも受験可能 正解率70%前後

※問題の難易度によって、多少変動あり

正解率70%前後

※問題の難易度によって、多少変動あり

受験方法 Web受験(選択式) 会場(マークシート方式60問/50分) 会場(マークシート方式60問/60分)
受験料 無料 6,600円 13,200円

2級まではどちらかというと「自分がキレイになりたい人のための知識」なのに対し、1級は化粧品の仕組みや法律のことまで、少し専門的な内容を学ぶことになります。

そのため、2級までは、ある程度美容に関心のある人ならもともと知っている内容も多いですが、1級は覚えることが一気に増えます。「広く浅く」なので、一つひとつの知識はそこまで専門的ではありませんが、とにかく範囲が広いのです。

難易度としては1級・2級は60問中、約7割正解すればよいので、概ね42問くらい正解できれば合格の可能性があることになります。



1級合格者は、より上位の資格も目指せる

1級に合格すると、より上位の資格である「コスメコンシェルジュ」や「コスメコンシェルジュインストラクター」も目指せます。

「コスメコンシェルジュインストラクター」まで取得すると、日本化粧品検定の対策講座を開催させてもらえるようになります。

また、Webライティングに必要な知識が学べる「コスメライター」という資格も用意されています。

キレイになりたい人や、職業によってはメリットあり

本題の、日本化粧品検定を取得するメリットですが、キレイになりたい人は正しい美容の知識が得られます。「もっと効率よく、自分に合う化粧品を選べるようになりたい」という人にもよいでしょう。自分の美容が目的の場合は、資格取得にこだわらず、テキストを読んで学ぶだけでも収穫があると思います。

そして、「仕事に役立つか?」という点が知りたい人も多いかと思いますが、職業によっては日本化粧品検定を資格取得しておくメリットはあるようです。

【化粧品検定が役立つ職業】

  • 化粧品業界・美容業界
  • カラーコーディネーター
  • 医師・看護師
  • ライター

化粧品メーカーや皮膚科クリニックをはじめ、全国460社以上が協賛/サポート企業として日本化粧品検定に関わっているため、履歴書に書いてあると就職・転職のときに注目してもらえることもあるようです。

頭の体操がしたい人にもほどよい難易度

脳が衰えがちになって久しい、40代後半で受験してみて感じた意外なメリットとして、「簡単すぎず、難しすぎずで、頭の体操にちょうどよい」ということも実感しました。

私は受験の動機の3割くらいを「ボケ防止」が占めていたのですが、化粧品の専門家でない者にとって、そういう目的にちょうどよい難易度なのです。

そういう視点で見てみると、受験料もそこまで高額ではありませんし、やろうと思えば独学でも合格できるので、ハードルが低くてよいのではないかなと思います。覚えたことは日常生活で役立つので、実用的でもあります。

私は1級を受験したことで脳のエンジンがかかったので、目下もう少し難しい資格を目指し中です。

化粧品検定自体は、化粧品のすべてが分かるわけではない

コスメコンシェルジュなど、より上位の資格になるとまた違うかもしれませんが、1級を取得してみた実感としていえることは、「化粧品検定自体は、化粧品のすべてが分かるわけではない」ということです。

自分の美容のためだけなら、このくらい知っていればいいかなと思えます。ですが、成分のことはそこまで突っ込んで学べませんし、製造方法なども基本的なことしか分からないので、仕事に活用するとなると少し微妙です。勉強しないと合格するのが難しい資格ですが、威張れるほどの知識量にはなれません。

したがって、仕事のための知識習得を期待するのであれば、化粧品検定は入り口と考えた方がよいと思います。

単体では資格としての希少性も低い

日本化粧品検定単体では、資格としての希少性も低いと思います。というのも、国家資格ではない上に受験者数が多く、難易度がそこまでではないからです。当日欠席してしまったか、あまり勉強しなかった人以外は、だいたい合格できると思われます。

私が受験した東京会場だけでも大勢の人が受験しており、そのほとんどが合格しているとなると、それだけでもかなりの人数の1級保有者が誕生していることになります。

現実的にも、ライターでも上位資格のコスメコンシェルジュまで持っているのが普通になってきていますし、美容系職種の人であればカラーコーディネーターや美容師など、他の資格も一緒に持っているのが標準になってきています。



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