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日本化粧品検定の受験当日の様子
ここからは、「試験当日の様子が知りたい」という人のための情報です。
受験に必要な持ち物
筆記用具は鉛筆とシャープペンで迷いましたが、ぺんてるのマークシート用シャープペンを持参。芯が太いので、素早くマークシートを塗れます。消しゴムは定番のMONO。替え芯も持って行きました。
- 鉛筆またはシャープペンシル(ボールペン・消せるボールペンは不可)
- 消しゴム
- 受験票
- 身分証明書
- 腕時計(スマートウォッチ不可)
腕時計は必須ではありませんが、会場によっては時計がないこともあるため、持って行った方が安心して試験を受けられます。
また、試験開始前の説明で、「ラベルを剥がしたペットボトルの飲み物」は試験中も机の上に出してよいと言われたため、みんな一斉にバッグから出しました。
その他に、喘息持ちの私は試験監督に事情を伝えて、発作止めの吸入薬を机に出しておく許可ももらいました。
なお、本番の試験で使用する筆記用具は、普段から使って慣らしておきましょう。マークシート方式の答案は機械で採点するため、ちゃんと消えない消しゴムを使ったせいで機械が読み間違えて不合格に・・・などの悲劇が起こることもあります。
1級と2級を併願する人は、昼食も持参
1級と2級を併願受験する人は、午前に2級を受験し、お昼休憩をはさんで午後に1級を受験する流れになります。
併願受験の場合は、昼食も持って行っておいた方がよいでしょう。会場の近くにお店がない可能性もあり、あったとしても他の受験者で混雑する可能性があります。行きのコンビニなどで事前に調達しておいた方が、余裕を持って行動できます。
試験開催地と交通機関
試験は全国47都道府県の会場で開催され、試験申し込み時に希望の会場を選択できます。(あとからの会場変更は不可。)私は日帰りで行ける距離でしたが、お住まいの地域によっては泊りがけで受験する人もいるようです。
具体的な会場の場所はその年によっても変わるようで、約2週間前に受験票が到着するまで分かりません。私が受験したときの東京会場は、東京農大世田谷キャンパスでした。
あまりなじみのないエリアなので、事前に行き方と所要時間を調べ、時間に余裕を持って行きました。受験票には「待機場所がないので、早く来ないで」と書いてありますが、電車の遅延など不測の事態が起こることもあるため、最寄り駅までは早めに行った方が安心です。
受験者が続々と駅に到着し、気持ちが高まる
会場の東京農大世田谷キャンパスへは、経堂駅から徒歩でも行けますが、私は用賀駅からバスでアクセスするルートを選びました。
開場時間30分ほど前まで用賀駅で待機してから、バス停へ移動。天気は快晴に恵まれ、テキストを手にした、一目で受験者と分かる人々も続々と集まって来たため、いよいよ気持ちが高まります・・・!
2級の受験者は先に会場入りしているので、今いる人たちは私と同じ1級受験者のはず。一方的な仲間意識が芽生えましたが、みんなテキストを読むのに忙しそうなので、話しかけるのは我慢し、心の中でお気に入りの民謡を歌いながら、向かいのビルの踊り場で電話をしているおじさんを眺めて過ごしました。
試験会場の様子
新型コロナウイルス流行中のため、玄関で手の消毒と検温をしてから中に入ります。他の会場の様子は分かりませんが、東京農大世田谷キャンパスは建物が新しいのか、教室もトイレもキレイでした。
キャンパスの中の1棟を試験のために貸し切っているようで、私の席は4階の教室です。
普段はもっと詰めて座っているのかもしれませんが、私が受験したときは感染症防止対策のためか、2人用の机を1人で使わせてもらえたので、空いている方の椅子に荷物と上着を置きました。
ですが、会場によっては荷物が床置きになることもあるようなので、寒い時期に受験する人は、上着を入れるためのエコバッグなどを持参しておくとよいです。
受験者のほとんどは普通の人
美容系の検定ということで、「興味があるけど、お洒落な人ばかり集まってそうで、自分が行ったら場違いなのでは」と尻込みしている人もきっといると思います。
私も東京の会場ということもあり、化粧品業界や美容業界の受験者が多いのかなと思っていました。ですが、行ってみると、「洗練された都会人」という感じの人はごく一部。ほとんどはもっさりした普通の人々だったため、私も安心してもっさりしました。服装もだいたいの人は、ジャージや普段着にボサボサ頭の、「コンビニでお買い物スタイル」です。
年齢層は20~30代くらいが多い印象ですが、私と同年代くらいか、もう少し上と思われる人もチラホラいました。性別は女性が多いですが、男性もさほど珍しくない感じです。
試験中のトイレと試験時間について
試験中のトイレについては、挙手して試験監督に伝えると行かせてもらえます。トイレまで試験監督が付き添い、終わったら席に戻って試験の続きが受けられます。
ただし、しっかり勉強して行っても試験の時間はわりとギリギリなので、途中でトイレに行かずに済む対策はできる限りしておいた方がよいでしょう。
私はだいたいどんな問題が出ても即答できるくらいまで勉強して行きましたが、それでも数問迷ってしまいましたし、見直しの時間を入れるとだいぶギリギリでした。すべての問題を解答し終えて、一度見直しして、それでだいたい終了時間です。2回見直すのは無理でした。
時間いっぱいまでしっかり見直しを
合格するためには、試験時間も最大限に活用すべきです。すべての問題を答え終えても、名前や受験番号の欄を書き間違えていないか、解答欄がズレていないかなど、最後までしっかり見直しましょう。
試験開始から一定時間経過後は退室が認められるため、そこからは結構な人数がぞろぞろと帰り始めます。その様子を見て、「あれ?私解くのが遅い?」と思うかもしれませんが、気にせず、焦らず、「試験終了です」と言われるまでじっくり取り組みましょう。
今さら知識量は増やせませんが、きちんと見直すことでケアレスミスによる減点は防げます。
車椅子などで配慮が必要な場合は、事前に問い合わせを
車椅子での受験など、会場や試験方法に配慮が必要な人は、申込期間中に公式サイトの問い合わせフォームから相談しましょう。
主催者側に、「体が不自由な人でも受験できるように環境整備を」という意向があるため、対応してもらえる可能性があります。
問い合わせフォームは、公式サイトの「受験案内・実施要項」ページの下の方にリンクがあります。
まとめ
日本化粧品検定は級によって学べる範囲が異なりますが、自分の美容に役立つだけでなく、化粧品業界・美容業界などで活かせる資格です。
7割程度正解できればよいので、1級でもそこまで難しい検定ではありません。ですが、範囲が非常に広く、覚えることが多いため、試験勉強は不可欠です。
基本の勉強の仕方としては、公式テキストで知識を学び、公式問題集でどこまで覚えられたかを確認します。早期申し込み特典の「実践問題」も、合格率アップに役立つので活用するとよいでしょう。
粘り強く勉強すれば合格できる内容なので、あきらめずにくり返し学習してみてくださいね。