「ちふれBBクリーム」を試したレビュー。カバー力とマスクへの色移りを検証

この記事を書いた人
小鳥遊 文子
コスメコンシェルジュ

【保有資格】 ・2022年~:日本化粧品検定1級 ・2023年~:特級コスメコンシェルジュ/化粧品成分上級スペシャリスト(化粧品成分検定1級) 化粧品を信仰しない、フラットな目線からの記事作成を心掛けています。

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「プチプラなのに優秀!」と、SNSで話題の「ちふれBBクリーム」♡より安価で使えるコスメがあるなら、チェックしておきたいですよね。

そこでここでは、「ちふれBBクリーム」を私が試しながら、カバー力とマスクへの色移りを検証します。

「ちふれBBクリーム」のデメリットと全成分も紹介するので、BBクリームを探している人やメイクのコスパを抑えたい人は参考にしてください♪



ちふれのBBクリームの魅力とデメリット

とにかく値段が安くて時短にもなる

ちふれの「BBクリーム」が人気の理由の一つは、値段の安さです。50g入りなのでだいぶ長く使えそうですが、値段はわずか880円です。

さらに、美容液・乳液・保湿クリーム、日焼け止め・化粧下地・ファンデーションの6つの機能を兼ね備えているので、化粧水のあとにこれ1本で、スキンケアからベースメイクまでを完結できます。

保湿成分として、ヒアルロン酸アセチルヒアルロン酸トレハロースオウゴン根エキスが配合されています。

日焼け止め効果はSPF27PA++です。紫外線吸収剤は入っていません。ウォータープルーフ処方なので、汗ばむ季節にも使いやすそうです。

カバー力の高さが口コミで評価されている

薄づきで軽い付け心地でありながら、カバー力が高いことから、口コミでも高く評価されています。

カラーが3色しかなく、色白の人は難しそう

カラーは「0 ピンクオークル系」、「1 オークル系」、「2 オークル系」の3色です。明るめの0番と1番でもやや濃いめの色なので、色白の人だと合う色が見つかりにくいかもしれません。

私も普段はもう少し明るめのピンク系を使っていますが、今回は該当する選択肢がなかったため、とりあえず0番を選んでみました。

ちふれの「BBクリーム」では合う色がなさそうな人には、プチプラではありませんがマキアージュの「ドラマティック ヌードジェリー BB」なら明るめのカラーがあります。そこそこのカバー力でマスクにも付きにくいので使いやすいでしょう。

「ドラマティック ヌードジェリー BB」については、次の記事で詳しいレビューを書いています。

マキアージュのドラマティック ヌードジェリー BB♡本当にマスクにつかないか実験しました!



ちふれのBBクリームを試したレビュー

化粧水のあとすぐに使えて、伸びもよい

ちふれの「BBクリーム」の魅力は、何といっても洗顔後のスキンケアが化粧水だけで済むことです。極度の乾燥肌の私でも、化粧水とこれだけで大丈夫でした。

伸びもよいので塗りやすいです。パッケージには“真珠粒大”が目安量として記載されていますが、私は半分の量で足りてしまいます。

ただし、夕方になると肌がパサパサして粉が吹いてきてしまったので、乾燥しやすい人は保湿クリームなどを併用した方がよさそうです。

毛穴へのカバー力は微妙だが、素肌よりキレイに見える

画像だとあまり分かりませんが、保湿せずに使うので、毛穴へのカバー力は微妙でした。ですが、素肌のままよりは少しキレイに見えます。濃いシミも隠れませんが、薄づきのファンデーション代わりに使うなら悪くないと思います。

色味についても、薄く塗れば見た目ほどは濃くなく、私の肌色であれば浮かずに使えそうです。(私は“やや色白”くらいの肌色です。)

ただし、乾燥によるたるみ毛穴が気になる人は、クリームなどで保湿することで、毛穴を引き締めてから使った方がよさそうです。

なお、仕上がりは“ややつや肌”という質感でした。

お粉なしでもテカリなし、マスクにも付きにくい

お粉なしでもテカらず、マスクにも付きにくいです。時間が経つとくすんでくるような気はしますが、この値段なら許容範囲と思える程度です。

特に「マスクで隠れてしまうから、ベースメイクは美しさよりも安さ重視でいきたい」という人には、有力な選択肢の一つとなりそうです。

なお、「テカる」という意見もあるので、その場合は塗る量を減らすか、フェイスパウダーをはたくとよいでしょう。

また、落とすときはメイク落としが必要なので、その点は注意しましょう。



ちふれのBBクリーム全成分

ちふれの「BBクリーム」は愛用している人が多い反面、「肌トラブルが起きてしまった」という口コミも少なくない印象でした。

念のために全成分を記載しておきますので、苦手な成分がある人は購入前の確認をおすすめします。

  • 着色成分:酸化チタン(適量)、酸化鉄(適量)
  • 油性エモリエント成分:シクロペンタシロキサン(22.93%)、トリエチルヘキサノイン(5.00%)、ジメチコン(4.55%)、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール(3.50%)、(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー(0.25%)
  • 保湿成分:BG(5.03%)、グリチルリチン酸2K(0.10%)トレハロース(0.03%)、DPG(0.02%)、ヒアルロン酸Na(0.01%)、アセチルヒアルロン酸Na(0.01%)、オウゴン根エキス(適量)
  • サンスクリーン成分:酸化亜鉛(2.85%)
  • 感触改良成分:ナイロン-12(1.00%)
  • 被膜形成成分:(アクリレーツ/ジメチコン)コポリマー(0.30%)
  • 乳化剤:PEG-9ジメチコン(2.40%)、PEG-9ポリジメチルシロキシエチルジメチコン(1.50%)、(ジメチコン/(PEG-10/12))クロスポリマー(0.84%)、ポリグリセリル-3ポリジメチルシロキシエチルジメチコン(0.25%)、PEG-10ジメチコン(0.01%)
  • 表面処理剤:水酸化Al(適量)、ハイドロゲンジメチコン(適量)、シリカ(適量)、(ハイドロゲンジメチコン/オクチルシルセスキオキサン)コポリマー(適量)、ステアロイルグルタミン酸2Na(適量)、トリエトキシカプリルシラン(適量)
  • 粘度調整剤:ジステアルジモニウムヘクトライト(適量)
  • 防腐剤:メチルパラベン(0.20%)、プロピルパラベン(0.05%)
  • 乳化安定剤:クエン酸Na(0.21%)
  • 製品の酸化防止剤:トコフェロール(0.10%)
  • 基剤:水(全量を100%とする)

    まとめ

    ちふれの「BBクリーム」は、カバー力の満足度で人気があります。私も試してみましたが、しっかりメイクには不向きなものの、ナチュラルなカバー力が感じられました

    なお、基本的には化粧水のあとすぐに使えますが、保湿力はそこまで高くはありません。乾燥肌の人やたるみ毛穴が気になる人は、クリームなどで保湿してから使うのがおすすめです。

    マスクにつきにくく、コスパもとても優れているので、軽めのベースメイクを求めている人によい製品の一つだと思います。

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