【高濃度ピュアビタミンC毛穴美容液】ダーマレーザースペクター ウルセラCMAXを試したレビュー

この記事を書いた人
小鳥遊 文子
コスメコンシェルジュ

【保有資格】 ・2022年~:日本化粧品検定1級 ・2023年~:特級コスメコンシェルジュ/化粧品成分上級スペシャリスト(化粧品成分検定1級) 化粧品を信仰しない、フラットな目線からの記事作成を心掛けています。

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先日、コスメコンシェルジュ限定イベントとして、「ダーマレーザー スペクター オンライン商品発表会」が行われました。化粧品検定協会の主催により、ダーマレーザーシリーズの開発担当者さんのお話が聞けるという内容のものです。

私も参加させていただき、“お土産”として美容液とフェイスマスクの現品をいただきました。せっかくなので発表会で得た情報を交えつつ、どんな商品なのかを紹介したいと思います。

この記事で紹介するのは、高濃度ピュアビタミンCを配合した毛穴美容液ダーマレーザースペクター ウルセラCMAX」です。

フェイスマスク「ダーマレーザースペクター VCMAX マスク」についても、こちらの記事で紹介しています。

ダーマレーザースペクター ウルセラCMAX とは?

高濃度ピュアビタミンC配合の毛穴美容液

「ダーマレーザー」は、クオリティファーストが手掛けるレーザー美容発想のスキンケアラインです。 その最新シリーズとして2023年秋に登場したのが、「ダーマレーザースペクター」です。

成分の濃度と浸透性にこだわったラインで、今回紹介する美容液「ダーマレーザースペクター ウルセラCMAX」はピュアビタミンC*¹とビタミンC誘導体*²を高濃度で配合しています。

想定している肌悩みは「毛穴」。医薬部外品ではないため、成分の効果がどこまで出てくるかは不明です。 ですが、ビタミンC自体のスキンケア効果としては「毛穴の引き締め」「コラーゲンの生成促進」、「メラニンの生成抑制」といったものが知られています。

容量・価格は30mL 3,960円。

*¹アスコルビン酸 *²パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na、リン酸アスコルビルMg、3‐O‐エチルアスコルビン酸

 

品薄傾向の人気商品

発売からすぐに売り切れてしまったようで、現在はどこも品薄状態なのだそう。ですが、製造を頑張っているところのようなので、いずれは安定供給されるようになると思います。

ダーマレーザースペクター ウルセラCMAXを試したレビュー

ビタミンCの刺激を和らげる処方

全成分

2,3‐ブタンジオール、水、アスコルビン酸パルミチン酸アスコルビルリン酸3Naリン酸アスコルビルMg3‐O‐エチルアスコルビン酸、ポリクオタニウム‐51、エチルヘキシルグリセリン、クエン酸、クエン酸Na、エチドロン酸、香料

※太字はビタミンC

成分表示を見る限り、確かにビタミンCの配合量は多そうです。そうだとすると、気になるのは皮膚刺激。ビタミンCは肌への刺激が強く、私も苦手な成分の一つです。

ですが、「ダーマレーザースペクター ウルセラCMAX」はビタミンCの刺激を抑える工夫もされています。それが、成分表示の一番最初に書かれている「2,3‐ブタンジオール」という保湿剤です。

美容液は一般的に、「水」を主な基材とすることが多いのですが、こちらは保湿剤を主にすることでビタミンCの浸透を穏やかにし、刺激を和らげています

ビタミンCが苦手な私でも使えそう

とはいえ、私はビタミンCで肌荒れすることもあるので、まずは手の甲でお試し。若干ピリピリしますが、多分大丈夫そうです。

そこで顔の中でも比較的皮膚が丈夫な、鼻にも塗ってみました。やはり少しピリピリしますが、しばらく経つと刺激は収まり、赤みやかぶれなどの異常も出ないようでした。翌朝になっても特に荒れた様子はなし。

なお、パッケージの説明によると、塗るときに多少ピリピリしても、しばらくして収まるようなら問題ないそうです。 私も大きな問題はないようなので、3日目からは頬の毛穴まで塗る範囲を広げてみました。

そして、4日目くらいからは美容液が浸透するときのピリピリ感がなくなりました。この時点でも、肌荒れやかぶれなどは出ていません。

化粧品は2週目3週目になってから合わないことが判明する場合もあるので、まだ油断はできませんが、今のところは続けられそうな雰囲気です。

弱酸性の化粧水のあとに使うと刺激を軽減できる

ビタミンCの刺激が気になる場合は、弱酸性の化粧水で肌を整えてから使うと刺激を抑えられるそうです。

ビタミンCは酸性の成分ですが、荒れた肌はアルカリ性に傾いているため、肌荒れしている人がビタミンCを塗ると刺激を感じやすいのだそう。(健康な肌は本来、弱酸性です。)

この場合は肌のpHが急に変わることが刺激の原因なので、先に化粧水で弱酸性に持っていくことで、段階的に肌のpHが酸性に近づくようにすると刺激を抑えられるのだそうです。

「ダーマレーザースペクター」シリーズの化粧水も、弱酸性になるように作られており、ラインで使うと美容液の刺激を抑えられるように考えられているのだとか。

ただし、赤みやかぶれ・肌荒れなどの異常が生じた場合は、成分が肌に合わないということなのですぐに洗い流し、使用を中止してください。使用しないときより乾燥を感じる場合も、肌に合っていない可能性が高いです。

油膜感の正体は保湿剤

開発担当の方によると、ダーマレーザーの美容液を使った人から、「油膜感がある」と言われることがあるそうです。

油膜感の正体は、先ほど登場した「2,3‐ブタンジオール」です。保湿剤の一種で水性成分なので、油分ではありません。そのため、油分が苦手な人でも問題なく使えます。

ですが、同じ保湿剤の仲間のグリセリンと構造が似ているので、肌に塗ったときの感触や肌のテカり方もグリセリンに似ています。 したがって、グリセリンが苦手な人とは相性がよくない可能性があります。

ビタミンCとグリセリン感が得意な人におすすめの美容液

この記事を書くために、「ダーマレーザースペクター ウルセラCMAX」を数日にわたって試してみましたが、「使う人を選ぶかな」というのが正直な感想です。

ビタミンC配合の美容液の中では比較的刺激が少ないですが、根本的にビタミンCが合わない肌質の人だと難しいかもしれない、というのが理由の一つ。

そして、グリセリンに似た保湿剤が高濃度で入っているので、グリセリンが苦手な人だとキメの乱れやニキビなどのトラブルが起こる可能性もあると思います。

したがって、「ダーマレーザースペクター ウルセラCMAX」がおすすめな人は、ビタミンCとグリセリン感が得意な人、ということになりそうです。

使用感もかなりしっとりしているので、脂性肌や混合肌よりは乾燥肌の人に向いていると思います。

まとめ

「ダーマレーザースペクター ウルセラCMAX」は、ピュアビタミンC*¹とビタミンC誘導体*²を高濃度で配合した毛穴美容液です。レーザー美容発想の大人気スキンケア「ダーマレーザーシリーズ」の最新作ということもあり、注目を浴びています。

ビタミンC系のスキンケアとしては比較的低刺激な設計になっているので、ビタミンCに苦手意識がある人にも使いやすいかもしれません。 ですが、グリセリンに似た保湿剤が多く含まれているので、グリセリンが苦手な人には合わない可能性もあります。

成分・使用感ともに若干クセがあるため、使う人を選ぶ感じがしますが、肌に合えば値段もそこまで高くないのでよいと思います。

*¹アスコルビン酸

*²パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na、リン酸アスコルビルMg、3‐O‐エチルアスコルビン酸

この記事で紹介した商品の総合評価
ダーマレーザースペクター ウルセラCMAX
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