1月下旬の梅の開花を皮切りに、桜や桃、木蓮などが咲き誇る春。知らず知らずのうちに、足取りも軽くなってきますね。香水も春の日差しのような、軽やかでハッピーな香りが恋しくなってしまいます。
そこでここでは、2023年の春におすすめのレディース香水20選を紹介します。デパコス・プチプラからそれぞれ10選ずつ、素敵な香りばかりを厳選しました。
春向けのレディース香水を探している人は、参考にしてください♪
目次が途中で切れていますが、デパコス香水は2ページ目、プチプラ香水は3ページ目で紹介しています。
春に似合う香りとは?
清涼感のある香り・爽やかな香りがおすすめ
身も心も軽くなる春は、清涼感のある香りや、爽やかな香りがおすすめです。清潔感のある石鹸の香りやグリーン系、ベルガモットとオークモスが奏でるシプレー系などは、フレッシュな春の空気によく似合います。
また、一般的に夏向きの香りとされるシトラス系やマリン・アクア系なども、春にも比較的なじみやすいでしょう。
基本的にはあまり重さがなく、爽やかさが感じられる香りがふさわしい季節です。
石鹸系
清潔感のある香りの代表格ともいえる石鹸系の香りは、化粧品や香水の匂いが苦手な人にも比較的好まれやすい香りです。
なお、私たちが子供の頃から慣れ親しんでいる「石鹸の香り」は、マグノリアやローズ、ジャスミンなどの花の香りに、「アルデヒド」という合成香料を加えたものなのだそう。
グリーン系
植物の葉や茎のような、青々しい香りです。すがすがしく落ち着いた印象で、リラックス効果もあります。甘い香りが苦手な人や、男性にもおすすめです。
シプレー系
柑橘のベルガモットに、オークモス(苔)を組み合わせた香りで、コティの「シプレ」という香水が由来です。
石鹸系やグリーン系などと違い、名前からは香りをイメージしにくいですが、代表的なところではゲランの「ミツコ」や、カルバン・クラインの「CK1」などがシプレー系に分類されます。
ただし、オークモスをはじめ、すべてのモス類は現在、EUでは天然香料としての使用が禁止されています。アレルゲンとして、人体に有害であることが分かったからです。そのため、日本国内においても、本来のオークモスの香りとは程遠い合成香料に置き換わっています。
こうした背景から、「ミツコ」などのモス類を使用したクラシック香水の再現は難しいようです。
シトラス系
レモンやオレンジ、グレープフルーツなどの柑橘系の香りは、爽やかで清潔感もあり、性別や年代を問わず幅広い層に好まれる香りです。
化粧品というよりはフルーツの香りという印象が強いため、香水や化粧品の匂いが苦手な人にも受け入れられやすい傾向があります。
マリン・アクア系
海水をイメージしたマリン系や、水をイメージしたアクア系も、春におすすめの香りです。水の匂いは自然界から抽出できる香りではないため、合成香料で再現しているのが特徴です。「オゾン系」「瓜系」と呼ばれることもあります。
みずみずしい中にグリーンやフローラルなどの甘さもあり、ユニセックスに楽しめます。
春の花の香りを楽しむのも粋
春といえば花の季節。香水にも、さまざまな春の花の香りが使われています。
【香水に使われる春の花々】
- 桜(チェリーブロッサム)
- フリージア
- マグノリア(モクレン)
- ヒヤシンス
桜(チェリーブロッサム)
言わずと知れた、日本を代表する花の一つ。本州では3~4月に華を咲かせる、バラ科の植物です。一瞬で散っていくはかなさを表すかのような、やさしく繊細な香りは、通勤・通学途中の桜並木や、和菓子に添えられた塩漬けといった形で、嗅ぎなれている人も多いでしょう。
なお、桜の花は香料を抽出するのが難しいため、香水では香りを再現した合成香料が使われるのが一般的です。
フリージア
フリージアも香水によく使われる香りで、開花は3~5月。アヤメ科の植物です。よく知られるのは黄色のフリージアですが、他にも白やオレンジ、赤、ピンクなどさまざまな色のものがあります。
色によって香りも異なります。原種の白いフリージアは、金木犀のような甘い香りですが、黄色は甘酸っぱい香り、紫や赤の品種もやや甘酸っぱい香りがします。
マグノリア(モクレン)
マグノリアは3~5月の花で、日本では「モクレン」の名でも知られています。名前の通りモクレン科の植物で、民家の庭木や街路樹として親しまれています。
肉厚の大きな花びらと甘く芳醇な香りが特徴で、香水以外に石鹸の香り付けにも多く使われています。
ヒヤシンス
ヒヤシンスは2~4月が花期の、キジカクシ科の植物。アヤメのような並行脈の葉が特徴で、白やピンク、青など色とりどりの花を付けます。
新緑のような青々しい香りの中に、フローラルや蜂蜜のような甘い香りも漂います。