地味な存在ながら、メイクの仕上がりを大きく左右するのがフェイスパウダー。目につきやすく、使い心地も重要なアイテムだけに、しっかりこだわって選びたいですよね。
ここでは、理想のフェイスパウダーを求めて街を放浪中の私が、「エクセル クリアルーセントパウダー NB シアーベージュ」を試したレビューを書きます。
「エクセル クリアルーセントパウダー NB シアーベージュ」の購入を迷っている人は、参考にしてください♪
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エクセル クリアルーセントパウダー NB シアーベージュのレビュー
今回求めた条件はこんな感じ
手持ちのフェイスパウダーがだいぶ古い上に少し痒いので、買い替えるべく、近頃はドラッグストアやバラエティストアのテスターを巡る旅をしておりました。
今回、やや重症な乾燥肌の私が求めたフェイスパウダー像は、こんな感じです。
- しっとりした粉質
- 保湿成分配合
- つや感のある仕上がり
- カバー力高め
- アレルゲンの酸化スズが入っていないか、入っている場合は直接肌に触れない処方になっている
- できれば、あまりお高くない価格帯
テスターを手の甲にはたいてみて、仕上がりが好みなら成分表示を確認。酸化スズ入りの場合はメーカーに処方を問い合わせながら探した結果、条件に合いそうだったのが「エクセル クリアルーセントパウダー NB シアーベージュ」でした。
リピジュアⓇ配合でしっとりした粉質
「エクセル クリアルーセントパウダー NB」は、美容液成分にリピジュアⓇを配合。保水力が高く、肌荒れを防ぐといわれている成分です。
他にもスクワランや植物性セラミド、パパイヤ果実エキス、スターフルーツエキスなどの保湿成分が配合されているためか、パサつきのないしっとりとした塗り心地が感じられます。
私はつや感が欲しかったので微粒子パール配合の「CP3 シアーベージュ」を選択しましたが、マットな仕上がりの「CP1 ナチュラル」もあります。内容量は20gで2,310円です。
なお、つやタイプのフェイスパウダーは酸化スズが含まれる製品が多いのですが、こちらは2色とも酸化スズは配合されていないため、スズアレルギーの人にも使えます。
パールはかなり控えめ・シアーな発色
パールはかなり控えめで、角度によってチラッと光る程度です。ブラシで磨いても、そこまでつやは出ません。よく言えば上品ですが、しっかりつやを出したい人には物足りないでしょう。
手の甲に塗布して角度を変えながら、パールが一瞬チラッと光ったところを撮影しました。赤い矢印付近の白い点が、パールの反射です。
ですが、シアーな発色でファンデーションの色や質感が透けて見えるため、ファンデーションでつや感を演出することは可能です。私も下に「RMK グロースティック」を仕込みましたが、「エクセル クリアルーセントパウダー NB」を重ねてもある程度、つや感が残ってくれました。
個人的にはもっと肌の隠ぺい率が高く、パールやラメももう少ししっかり入ったものが欲しいのですが、これはこれでファンデーションの質感を活かしたい人にはよさそうです。
乾燥肌でもパサつき・チクチク感なし
「エクセル クリアルーセントパウダー NB」はさらっと仕上がるので、口コミでは混合肌の人を中心に支持されている印象です。ですが、リピジュアⓇやスクワランなどの保湿成分が配合されているおかげで、冬の乾燥肌でもパサつきやチクチク感は0。
時間が経ってからも毛穴落ちが気になるようなこともなく、痒みなどの違和感もありません。仕上がりは好みと違いましたが、その点を除けばあとはまったく問題なく使えました。
テスターで試したときはもっとラメがしっかり感じられたのですが、テスターはいろいろな人が他の商品と一緒に試すので、別の商品のラメが混ざってしまっていたのでしょう。
肌当たりがやさしく、大きめのパフ
私は粉自体だけでなく、パフもチクチクしてしまうことがあります。ですが、「エクセル クリアルーセントパウダー NB」はパフもストレスなく使えました。
毛足の密度が高めで、肌当たりがとてもなめらか。肌の上をすべらせると、抵抗なくスーッとすべります。
フェイスパウダー用パフとしては中くらいのサイズで、それなりに大きさがあるので、面積が広い頬なども塗りやすいです。
パウダーを取ったら、粉の塊がなくなるまで丁寧に揉み込むと、肌に均一に付けられます。
穴が大きめで粉を出しやすい容器
ルースパウダーは容器の使いやすさも重要です。「エクセル クリアルーセントパウダー NB」は内ブタの穴が大きめなので、ストレスなく粉が出せます。
その代わり、出しすぎやすいという面もあるため、特にフタやティッシュに出して使いたい人は、あまり勢いよく出さないよう気を付けた方がよいでしょう。
私もフタに出すために逆さにして、3回くらい底を叩いたら、叩きすぎたようで1回で使い切れない量が出てしまいました(^^;
総合的には好印象なパウダー
仕上がりが好みと違ったことは残念でしたが、パウダーの質自体は悪くありませんし、くずれにくいという点でも優秀なフェイスパウダーといえると思います。パフや容器も含めて、総合的には好印象なフェイスパウダーでした。
一言でいえば、「安いのに、やっつけ仕事感が一切ない商品」という印象です。このくらいの価格の商品だとパウダー自体は頑張っても、パフや容器は雑ということがままありますが、これはそういうことがないように感じました。
肌に合わないということもなかったため、納得のいくパウダーが見つかるまではしばらくお世話になる予定です。
エクセル クリアルーセントパウダー NB の全成分
フェイスパウダーは全顔に使う性質上、肌との相性が特に出やすいと思います。口コミを見ると肌に合わない人も一部にいるようなので、念のため全成分を記載しておきます。
なお、カラーによっても配合成分が多少異なります。そのため、一つのカラーが大丈夫でも、もう片方のカラーで肌トラブルが起こることもあり得ます。
苦手な成分がある人は、欲しいカラーの成分をよく確認すると安心です。
CP1 ナチュラル(マット)の全成分
タルク、マイカ、(アクリル酸ブチル/ジメタクリル酸グリコール)クロスポリマー、酸化亜鉛、スクワラン、窒化ホウ素、ラウリン酸亜鉛、メタクリル酸メチルクロスポリマー、ミリスチン酸Mg、ポリクオタニウム-51、コメヌカスフィンゴ糖脂質、コメヌカ油、パパイア果実エキス、ゴレンシ葉エキス、トコフェロール、(メタクリル酸メチル/ジメタクリル酸グリコール)クロスポリマー、BG、シクロデキストリン、シリカ、スクロース、ナイロン-12、メチコン、ラウロイルリシン、酸化鉄、水、メチルパラベン、プロピルパラベン
CP3 シアーベージュ(つや)の全成分
タルク、マイカ、(アクリル酸ブチル、/ジメタクリル酸グリコール)クロスポリマー、酸化亜鉛、スクワラン、窒化ホウ素、ラウリン酸亜鉛、酸化チタン、ミリスチン酸Mg、ポリクオタニウム-51、コメヌカスフィンゴ糖脂質、コメヌカ油、パパイヤ果実エキス、ゴレンシ葉エキス、ホウケイ酸(Ca/Na)、トコフェロール、(メタクリル酸メチル/ジメタクリル酸グリコール)クロスポリマー、BG、シクロデキストリン、シリカ、スクロース、ナイロン-12、ポリメタクリル酸メチル、メチコン、ラウロイルリシン、酸化鉄、水、フェノキシエタノール
まとめ
「エクセル クリアルーセントパウダー NB シアーベージュ」は、リピジュアⓇやスクワラン、セラミドなどの保湿成分を配合したフェイスパウダーです。
微粒子パール配合ですが、つや感はかなり控えめ。ギラギラすることがないのでシーンを選ばず使えますが、しっかりつやを出したい人には物足りないかもしれません。
また、シアーな発色なので、ファンデーションの質感を活かしたメイクが可能です。
仕上がりは人によって好みが分かれると思いますが、パフの質がよく、容器も粉が出しやすいので、総合的にはよく考えられた商品といえるでしょう。