すべてのアイテムがワンコインで買える、Kirei&co.(キレイアンドコー)。2022年に発売されたばかりの新しいブランドですが、ドラッグストアなど普段の生活圏で買えることもあり、じわじわと人気が高まっています。
ですが、これだけ安いと安全性に不安を感じる人もいますよね。
そこで今回は、「Kirei&co.を買ってみたいけれどちょっと心配」という人のために、安全性や生産国、口コミを調査しました。
Kirei&co.の購入を迷っている人は、参考にしてください♪
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Kirei&co.はどこの国のブランド?なぜ安いの?
Kirei&co.は日本のブランド
Kirei&co.は、株式会社Nuzzle(ナズル)という日本の会社が展開するコスメブランドです。発売は2022年3月。
メイクアップを中心に、スキンケアやメイクツールもリリースしており、すべての商品が本体価格500円、税込み550円であることが最大の特徴です。
「新しい色に気軽にチャレンジできる」、「欲しいときにすぐ買える」、「リピートしやすい」など、フレンドリーな価格設定が好評です。
海外生産&簡素なパッケージで低価格を実現
Kirei&co.の商品はアイテムによって生産国が異なり、日本製、中国製、台湾製のものがあります。(2023年10月時点の情報。)
このことから、地価や人件費の安い海外で生産することで、販売価格を抑えていることが窺えます。
パッケージが非常に簡素であることも、コストを抑える工夫の一つなのでしょう。シンプルなデザインの容器で、基本的に外箱もありません。キャンメイクやセザンヌなどと共通するスタイルです。
ですが、簡素でありながらも、「何となく手に取ってみたくなる魅力」「持っていて楽しい気分になれるデザイン」というところはしっかり押さえられているように感じます。
なお、生産国は国際情勢などの影響で、変更されることもあるかもしれません。パッケージ裏に生産国が記載されているので、気になる人は店頭で確認するとよいでしょう。
Kirei&co.の販売店
Kirei&co.は全国のドラッグストア、イオン、ドン・キホーテ、イトーヨーカドーなどで販売しています。ただし、取り扱いのない店舗もあります。
また、ドラッグストアで買えるのはサンドラッグ、ウェルシア、ツルハドラッグ、スギ薬局などで、マツキヨでは販売していません。
一部の地域を除いては販売店が少なく、都心でも各区内に数店~10店舗ほどです。
近くに販売店がない場合は、楽天市場の公式オンラインショップ「ビューティー ホリック」でも購入できます。
Kirei&co.の安全性は大丈夫?
日本で流通できる基準を満たした品質
日本では外国製のものを含めて、法律で定められた品質を満たしていない化粧品は流通させることができません。違法な成分が入ったものなどは販売できないのです。
したがって、Kirei&co.も正規販売店で売っているものであれば、日本で流通できる品質を満たしています。
化粧品の安全性についてはあとから新しいことが分かることもあるので、絶対に安全とは言えませんが、少なくとも成分に違法性はない商品です。
ただし、人によってアレルゲンや体質が異なるため、すべての人に安全な化粧品は存在しません。苦手な成分がある人は、成分表示を確認してから買うようにしましょう。
原産国の表示には疑問な点も
品質面は問題ないのですが、「原産国の表示方法」には疑問を感じました。 中国製の商品は生産国の欄に、「MADE IN PRC」と書かれているのです。
PRCとは「People’s Republic of China(中華人民共和国)」の頭文字なのだそうですが、いったい何割の日本人が、この表示を見て中国製だと判別できるでしょうか。
少なくとも法律的には、違法とまではいえないものの、誤認の可能性を考えると全面的に問題なしとはいえないとされているようです。
消費者の中には原産国を気にする人もいますし、特定の国で作られた商品を避けたい人もいるでしょう。
そういう点から見ると不親切であることは確かで、「中国製であることを隠したい意図があるのでは?」と企業姿勢に不安に感じる人もいると思います。
中国製であること自体は、悪いことではありません。ですが、原産国の書き方に納得できない人は、他のブランドを選ぶ方が気持ちよく使えそうです。
Kirei&co.のアイテムと口コミ
- メイクアップ28商品
- スキンケア6商品
- メイクツール9商品
Kirei&co.の商品は、この記事を書いている現在で、合計43アイテムが販売されています。ときどき新商品が発売されるので、今後も増えるかもしれません。
メイクアップはピンク・ベージュ系のデイリーメイクに使いやすいカラー展開が特徴です。遊び心を求める人には向きませんが、普段用のメイク道具を安く揃えたい人には便利なブランドです。
スキンケアはナイアシンアミド配合のものと、シカ成分配合のものに大別されます。アイテム数は少ないですが、ポイントを押さえたアイテムを厳選してリリースしており、そのことも価格の安さに繋がっています。
ツール類は、メイクブラシやファンデーション用ケースなどがラインナップされています。
Kirei&co.の商品の中から代表的なアイテムをいくつか、口コミとあわせて詳しく見てみましょう。
アイシャドウパレット
タルク、ミリスチン酸Mg、テトライソステアリン酸ペンタエリスリチル、パルミチン酸エチルヘキシル、オキシ塩化ビスマス、メチルパラベン、プロピルパラベン、(+/−)シリカ、マイカ、ジメチコン、酸化鉄、酸化チタン、酸化スズ、ホウケイ酸(Ca/AI)、赤202、黄4、合成フルオロフロゴパイト、コチニール
02 キャラメルブラウンを購入。しっとりしていて粉飛びせず、ラメもキレイ。左中央のゴールドラメはシルバーラメが入っていないので、しっかり黄みゴールドに発色してくれる。
他のプチプラと比べても高見えするが、フタが硬くてやや開けにくい。(29歳・脂性肌)
引用元:@cosme
ラメが強そうに見えるが、付けてみるとベーシックカラーにポイントでラメが光る印象。どの色も使いやすい。(56歳・乾燥肌)
引用元:@cosme
数ヶ月でフタが外れてしまい、持ち歩けなくなった。(28歳・普通肌)
引用元:@cosme
ラメが思ったよりも大きく、職業的にも年齢的にも不可。チップも付いていないので、プチプラならキャンメイクの方がよいと思う。(46歳・乾燥肌)
引用元:@cosme
Kirei&co.の売り場でひときわ目を引くのが、9色アイシャドウパレットです。ニュアンスの異なるベージュ系・ピンク系の9色が詰め込まれており、大小さまざまなラメを重ねて楽しめます。
肌なじみのよいカラーばかりで捨て色がないので、その意味でも高コスパな商品です。 カラー展開は全6種。イエベ向きのカラーと、ブルべ向きカラーの両方があります。
なお、チップやブラシは付属しないため、別途用意が必要です。ですが、ツール類は各自の使いやすいものがあるので、中途半端なチップを付けるよりはエコでよいともいえそうです。
基本的には粉飛びもせず使いやすいようですが、ラメのクオリティーについては賛否両論。顔立ちなどによって似合う・似合わないがあるのかもしれません。
容器の耐久性も低いようです。
UVカバーベース
水、イソヘキサデカン、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル、イソドデカン、イソノナン酸イソノニル、メトキシケイヒ酸エチルヘキシル、t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン、シリカ、タルク、酸化亜鉛、ステアリン酸グリセリル、グリセリン、ステアリン酸PEG-100、ヒアルロン酸、カルナウバロウ、ポリビニルアルコール、フェノキシエタノール、セチルリン酸K、加水分解コラーゲン、加水分解シルク、ホホバ種子油、カミツレ花エキス、スクワラン、ヒアルロン酸Na、ラベンダーエキス、加水分解ヒアルロン酸、アルニカ花エキス、オタネニンジン根エキス、マカデミア種子油、ツボクサ葉エキス、アロエベラ葉エキス、酢酸トコフェロール、(+/―)酸化チタン、酸化鉄、赤401、黄4、青1
青色を使用。白浮きせず、自然な透明感が出る。ピタッと密着してヨレず、夕方になってもずっとキープしてくれる。(34歳・普通肌)
引用元:@cosme
イエロー(数量限定)を使用。ブルべ夏でもくすまない。目の下から頬にうすくなじませるだけで、自然でキレイに整う。シミは隠れないが、何となく肌がキレイに見える。
中身が少ないが、ニキビができやすい肌でも使えて500円なので文句はない。(39歳・敏感肌)
引用元:@cosme
伸びが悪く、ポロポロと白いカスが出てきた。(22歳・普通肌)
引用元:@cosme
オレンジは多めに付けても何も付けていないみたいで、トーンアップもカバー力もなし。ブルーはすごく青白くなる。
さらに、マスクの中が独特のニオイになって不快だった。(44歳・乾燥肌)
引用元:@cosme
日焼け止め効果のあるコントロールカラーです。肌をなめらかに整え、ファンデーションのノリ・もちをよくします。 SPF30・PA++。日常生活に適したサンカット指数なので、毎日使えます。
カラーはピンク・オレンジ・ブルーの3色展開。カバーしたいお悩みに合わせて選べます。
高保湿処方で、美容液成分を14種類配合。3種のヒアルロン酸やスクワラン、ツボクサエキスなどが配合されています。
乾燥肌向きの処方のため、混合肌や脂性肌の人はテカリが気になることもあるようです。
また、肌の上に被膜を作る高分子成分が配合されているため、使い方によってはモロモロが出てしまうこともあります。この商品を塗るときは、こすらずに押さえるようになじませるとモロモロを防げます。
グロウスティックハイライト
イソドデカン、マイカ、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル、シリカ、ジメチコン、カルナウバロウ、ミツロウ、フェノキシエタノール、酢酸トコフェロール、ヒアルロン酸Na、加水分解コラーゲン、ホホバ種子油、カミツレ花エキス、ラベンダー花/葉/茎エキス、酸化チタン、酸化鉄
プチプラとは思えないクオリティーのつや感。デパコス級とはいいがたいが、お値段以上ではあると思う。1色のみだが、パーソナルカラーに関係なく使えそう。(36歳・混合肌)
引用元:@cosme
安っぽいつやではなく、上品な仕上がり。濡れたように控えめに輝く感じ。スティックの太さも塗りやすく、ぐりぐりと塗っても濃くならずヨレない。
肌が弱いが、痒くなることもなかった。(46歳・混合肌)
引用元:@cosme
テスターでは濡れつやを感じたが、実際にメイクをすると思ったようなつや感が出ず残念。(45歳・乾燥肌)
引用元:@cosme
指でなじませようとするとヨレる。重ね塗りすると下地ごとヨレる。(33歳・敏感肌)
引用元:@cosme
上品な塗れつや感を演出できる、スティックハイライトです。軽い使い心地で、ベースメイクの上からでもなめらかにフィット。 汗・水に強く、付けたての濡れつやとパールの輝きが長続きします。
美容液成分として、ヒアルロン酸Naなど5種類を配合。メイクしている間、乾燥から肌を守ります。
つや感の美しさを評価する口コミが多いですが、ヨレてしまって上手く使いこなせない人もいるようです。
スティックタイプのハイライトをベースメイクに重ねるときは、こすってなじませるのではなく、肌に対して垂直方向に押さえることで、密着させるとヨレずに塗れます。
できる人は指でなじませてもよいですが、難しい場合はスポンジなどを使うとよいでしょう。
そして、境目だけ軽くぼかすと自然な仕上がりになります。
シカ クリーム
水、グリセリン、BG、ジグリセリン、スクワラン、カルボマー、水酸化K、メチルパラベン、ポリアクリルアミド、フェノキシエタノール、(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー、水添ポリイソプテン、EDTA-2Na、ヒアルロン酸Na、ラウレス-7、グリチルリチン酸2K、ポリクオタニウム-51、ツボクサエキス、黄4、青1
クリームだが、大好きなぷるぷる系ジェル。惜しみなくたっぷり使えて、肌もぷるぷるになる。(44歳・アトピー)
引用元:@cosme
冷やして使うとリフレッシュできて気持ちよい。みずみずしい仕上がり。(38歳・普通肌)
引用元:@cosme
匂いはほぼしないので、香りを気にせずに使える。すぐにさらっとしてベタつかず、同ブランドのクッションファンデとの相性もよい。(32歳・混合肌)
引用元:@cosme
思ったよりもさっぱりしていて、保湿には物足りない。(64歳・乾燥肌)
引用元:@cosme
人気のツボクサエキスを配合したCICAクリームです。全体の1%までしか配合できないパラベンが成分表示の前半にあり、ツボクサエキスなどの美容成分がそれよりも後に記載されていることから、美容成分の配合量はごくわずかであることが窺えます。
主に水とグリセリンなどの保湿剤で水分を与えるものなので、効果・役割としては化粧水に近い商品です。
そのため、よい口コミも使用感を評価するのみで、特に何か効果があったという人は今のところ見かけません。
ですが、安価にCICA成分を試してみたい人には、手に取りやすい商品の一つといえるでしょう。 水性ベースのみずみずしい使い心地なので、肌質を問わずに使える点も魅力だと思います。
ただし、油分が少ないため、乾燥肌の人には保湿力が物足りなく感じることもあるようです。乾燥しやすい人は必要に応じて、オイル美容液などで油分を足すとよいでしょう。
なお、クリームの緑色の正体は着色料です。内容量は50g。
まとめ
Kirei&co.は日本の会社が作っているコスメブランドです。メイクアップを中心としたラインナップで、すべてのアイテムが税込み550円で購入できることが最大の特徴です。
アイテムによって生産国が異なり、中国や台湾で製造しているものもあります。ですが、日本での流通が許される品質で作られているので、安全性は問題なく、口コミ評価も概ね良好です。
ただし、中国製の表記が「MADE IN PRC」となっており、中国製であることが分かりにくい点は気になります。
また、安全性に配慮して作られたものであっても、化粧品は人によって肌に合わないこともあります。敏感肌の人や苦手な成分のある人は、成分表示をよく確認してから購入しましょう。