コスメコンシェルジュ認定プログラムの資料として、化粧品検定協会から面白い製品をいただいたので今回はそちらを紹介します♡
製品名は、「シマボシ スティッククレンジング」。固形タイプのメイク落としで、肌に直塗りして使うものです。あまり他で見かけないタイプのメイク落としで口コミも少ないので、どんな感じなのか試してみました。
メイク落とし効果や使い心地などをチェックしたので、メイク落としを探している人は参考にしてください♪
シマボシ スティッククレンジングの特徴
クレンジングとゆるみケアが同時にできる
「シマボシ スティッククレンジング」は、肌に直塗りできるスティックタイプのクレンジングバームです。エステティシャンとメディカルアロマインストラクターが、共同開発しています。
“メイクを落としている間にマッサージまで完了”という触れ込みで、価格は20g 2,980円。1本で約30日分だそうです。
肌に直接塗れる形状にすることで、“ゆるみ”をケアするためのマッサージもできるようです。
贅沢配合の美肌成分がハリ肌をサポート
「シマボシ スティッククレンジング」には、美肌成分を贅沢に配合。6種の美肌成分が、ハリ肌をサポートします。
- ナイアシンアミド
- アスタキサンチン
- 水溶性コラーゲン
- ヒアルロン酸
- アーチチョーク葉エキス
- マンダリンオレンジ果皮エキス
9種の精油成分が心まで癒す
スキンケアタイムは、リラックスして心を整えることも大切。そのため、「シマボシ スティッククレンジング」には9種の精油成分を配合しています。
香りのチカラを味方にすることで、心まで癒してくれます。
- トップ:オレンジ、マンダリン、グレープフルーツ
- ミドル:コリアンダー、バジル、ラベンダー、ゼラニウム
- ベース:イランイラン、ベチバー
シマボシ スティッククレンジングを試したレビュー
エステル油系なので濃いメイクも落とせる
「シマボシ スティッククレンジング」のメイク落とし成分は、2つのエステル油です。
- パルミチン酸エチルヘキシル
- イソノナン酸イソトリデシル
メイク落とし成分として使われるオイルの中でも、エステル油はメイク落とし効果が高い成分です。そのため、「シマボシ スティッククレンジング」はアウトドア用の落ちにくいファンデーションも、スティックを数回往復させるだけで簡単に落とせました。
バームがメイクとなじみながら、どんどん溶けていく感じです。
左から口紅・ウォータープルーフファンデーション・リキッドアイライナーを塗り、メイク落ち効果を検証しました。見やすいよう、コントラストを少し上げています。
リキッドアイライナーはスティックをすべらせるだけでは落ちませんでしたが、指でバームをなじませたらほぼ落とせました。
マスカラやアイライナーは専用リムーバーで先に落としておく方が確実ですが、アイシャドウ程度であれば「シマボシ スティッククレンジング」でも落とせます。
エステル油だけど意外に乾燥しないかも・・・?
「シマボシ スティッククレンジング」のメイク落とし成分であるエステル油の欠点は、肌を乾燥させやすいこと。
乾燥肌の私が顔に使うのは厳しい可能性もあるため、最初は手の甲で試してみました。しかし、手の甲で試した限りでは意外に乾燥せず、むしろしっとりとした洗い上がりです。
水溶性コラーゲンやヒアルロン酸などの保湿成分・美肌成分がたくさん含まれているせいだと思われますが、これなら顔にも使えるかもしれません。
顔の下から上になじませて、最後にリンパを流す
「シマボシ スティッククレンジング」でメイク落とししながら“ゆるみケア”まで行うには、正しく使うことが大切です。
上に貼った公式動画を見るのが分かりやすいですが、動画が再生できないときのためにテキストでもやり方を書いておきます。
- スティックの動かし方の基本は、顔の外側から内側へ2~3往復。しっかりメイクのときは、メイクが浮くまで回数を増やします。顔を引き上げるように動かすのがポイント。
- まずはメイク落とし。順番はあごからスタートします。あご先からフェイスラインに向けて、左右にジグザグと動かしながら、徐々に上に移動していきます。
- 頬の中ほどまで上がってきたら、反対側も同様に行いましょう。
- 次は額です。こめかみの下から上へジグザグと動かしながら、徐々に額の中央に向かっていきます。額の中央まで来たら、反対側も同様に行いましょう。
- 鼻の下は4往復、左右に動かします。
- 小鼻は外側から内側に、円を描くようにクルクルと5回ほど動かします。鼻の頭も忘れずに。
- 鼻筋と眉間は、上下に5往復程度なぞります。凹凸がある個所は、スティックの角を使用するとやりやすいです。
- 上まぶたは左右に2往復。アイメイクをしている場合は、4~5往復なぞります。
ここから下がマッサージになります。
- ※次に、少し強めの力で、口角の下→頬骨の下まで上がり、そこから頬骨に沿って耳の横まで流します。3回くり返したら、反対側も同様に行いましょう。
- ※少し強めの力で、あご先からフェイスラインに沿って、耳の横まで流します。3回くり返して、反対側も同様に。
- ※少し強めの力で、あご裏→耳の後ろ→首→鎖骨まで3回流し、反対側も同様に行います。
※この印の箇所は、自己責任で行ってください。
最後に鼻・口元・目元に指でクレンジング料をなじませてから、ぬるま湯で洗い流します。W洗顔は不要です。
マッサージの時間は1分ほど
テキストで見るとずいぶん長い時間がかかるように感じますが、実際のマッサージの時間は1分ほどです。メイク落としのついでの1分なら、面倒にならずに続けられそうですよね。
ただ、1分間、肌にクレンジングを乗せておくことに抵抗を感じる人もいると思います。その場合は無理にマッサージせず、メイク落としのみの目的で手早く使ってもよいでしょう。
また、やり方の説明は動画内に記載されている方法で書きましたが、「少し強めの力で」と書かれている箇所については自己責任でお願いします。
私を含め一般の人には、「マッサージの正しい力加減」が分からないため、肌や健康によくない可能性もあり、当サイトとしては推奨していないからです。
カサカサ皮剥け肌でも乾燥しない
使い方を確認したところで、顔にも使ってみました。エステル油系のクレンジングは、洗い流した直後から乾燥することが多いのですが、これはむしろペタペタした感じが残ります。しっかりすすいでいるので、保湿成分が肌に残っているものと思われます。
乾燥肌でもうるおいを保ったまま、メイクをしっかり落とせるという点では好印象です。
ただ、やはりメーカーの説明通りの手順だと肌に乗せる時間が長すぎるように感じるので、もっと手早くメイクを落とせるように使い方を工夫したいです。
また、私は力をかけるマッサージは控えているため、ゆるみへの効果は分かりませんでした。
個人的には素人マッサージは控え、シンプルにメイク落としとして使用するのが安全でよいと思います。
柑橘+グリーンの甘めの香り
精油で香り付けされているということで、フタを開けて嗅いでみると、柑橘にグリーンが混ざったような、やや甘い香りがします。オレンジフレーバーのお菓子の香りに似ています。
さらによく嗅ぐと、イランイランと思われる花の香りも感じられました。
柑橘系の香りは朝向きのイメージですが、こちらはしっとりとした甘さもあるため、夜のメイク落としに違和感なく使えます。
ただ、製品を直接嗅いだときはよい香りに思えたのですが、全顔に乗せると甘ったるすぎるように感じます。
使用感もしっとりした感触を求める人向きなので、さっぱりしたメイク落としが好きな人や、脂性肌の人にはイマイチかもしれません。
使い終えたら汚れをティッシュで拭いておく
「シマボシ スティッククレンジング」は肌に直塗りする性質上、溶けたメイクが付着するのでスティックや容器の口がかなり汚れます。
そのままだと衛生上よくありませんし、次回も気持ちよく使えません。「シマボシ スティッククレンジング」を使い終えたら、ティッシュで汚れを拭き取っておきましょう。
また、バームがやわらかく削れやすいため、濃いメイクのときは1回の使用でだいぶ減ります。私がレビューの最初に手の甲のウォータープルーフファンデーションを落としたときは、数㎜程度減りました。
1本で約30日分とのことですが、毎日濃いメイクをする人だと、もう少し早く使いきりそうです。
シマボシ スティッククレンジングは単品購入できる
シマボシは過去に定期便をめぐるトラブルがあったため、そのことを知っている人は不安に感じるかもしれません。ですが、「シマボシ スティッククレンジング」は単品購入が可能です。
現在のシマボシの公式サイトは、単品購入と定期便で販売ページが明確に分かれているので、「知らないうちに定期便になっていた」というトラブルは起こりにくいです。
定期便専用ページの頭にも「【定期10%OFF】 スティッククレンジング」とはっきり書いてあるので、一目で定期便だと分かります。
また、トラブルが起きたときの販売元は「株式会社tattva(タットワ)」でしたが、現在は「六六タイガー株式会社」が販売業務を引き継いでいます。この2社はそれぞれ別拠点の会社で、代表者も別の人です。
シマボシ スティッククレンジングの全成分
シマボシには、通販化粧品でよく見られる「返品保証制度」がありません。肌に合わなくても返品はできないため、苦手な成分がある人は注意が必要です。
「シマボシ スティッククレンジング」の全成分を記載しておきますので、気になる人は確認してみてください。
パルミチン酸エチルヘキシル、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル、トリイソステアリン酸PEG-20グリセリル、合成ワックス、イソノナン酸イソトリデシル、ポリエチレン、グリチルリチン酸ステアリル、ナイアシンアミド、BG、プルーン分解物、マンダリンオレンジ果皮エキス、ユキノシタエキス、ローズマリー葉エキス、ヘチマ果実/葉/茎エキス、ヒアルロン酸Na、ボタンエキス、ノイバラ果実エキス、メリッサ葉エキス、ワレモコウエキス、アマチャヅル葉エキス、アーチチョーク葉エキス、ユズ果実エキス、水溶性コラーゲン、アスタキサンチン、メドウフォーム油、シクロヘキサン-1,4-ジカルボン酸ビスエトキシジグリコール、ダマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル)、水、トコフェロール、イランイラン花油、グレープフルーツ果皮油、コリアンダー果実油、ニオイテンジクアオイ油、ベチベル根油、マンダリンオレンジ果皮油、メボウキ油、ラベンダー油、オレンジ果皮油、フェノキシエタノール
まとめ
私が「シマボシ スティッククレンジング」を試した結果、以下のメリットが感じられました。
- 肌を乾燥させない
- 濃いメイクも落としやすい
商品説明に書かれている「“ゆるみ”ケアのマッサージ」については、素人マッサージはリスクがあるので私はおすすめしません。香りも好みが分かれそうです。
ですが、メイク落としの機能だけを見るなら優秀な製品だと思います。
「シマボシ スティッククレンジング」と相性がよいのは、しっとりしたメイク落としが好きな人。特に、「メイク落とし効果が高く、肌を乾燥させないクレンジングを求めている」という人におすすめです。
ただし、肌に合わないときの返品保証がないので、購入前に成分を確認しましょう。