ビオレ UV バリア・ミー クッションジェントルエッセンスを口コミ。落とし方と全成分も紹介

この記事を書いた人
小鳥遊 文子
コスメコンシェルジュ

【保有資格】 ・2022年~:日本化粧品検定1級 ・2023年~:特級コスメコンシェルジュ/化粧品成分上級スペシャリスト(化粧品成分検定1級) 化粧品を信仰しない、フラットな目線からの記事作成を心掛けています。

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「紫外線だけでなく、花粉もバリアしてくれる日焼け止めが欲しい」。そんなニーズに合った日焼け止めの中から、ここでは「ビオレ UV バリア・ミー クッションジェントルエッセンス」を紹介します。

「ビオレ UV バリア・ミー クッションジェントルエッセンス」を試したレビューとともに、落とし方と全成分も書きます。

花粉の付着を防げる日焼け止めを探している人は、参考にしてください♪

なお、記事内で使用している商品は、コスメコンシェルジュ認定プログラムの資料として、化粧品検定協会から提供された試供品です。




バリア・ミー クッションジェントルエッセンスのレビュー

微粒子汚れの付着を防げる日焼け止め

「ビオレ UV バリア・ミー クッションジェントルエッセンス」は、※花粉・チリ・黄砂・PM2.5などの微粒子付着を防げる日焼け止めです。SPF50+・PA++++化粧下地としても使えます

スーパーウォータープルーフ処方で落ちにくいのも自慢。マスクこすれに強く、皮脂くずれも防いでくれます。

いつもの洗浄料で落とせるということですが、これについては「洗顔料だと落ちない」という口コミもあるため、このレビューの中で検証してみたいと思います。

60g入りで、価格は800~1,000円くらいで販売されています。

※すべての微粒子汚れの付着を防ぐわけではありません。

うるつやに仕上がって白浮きなし

仕上がりはうるおったぷるん肌になりたい人向き。顔に塗り広げるとしっとりつやつやになりますおすすめの肌質は乾燥肌。普通肌や混合肌も、乾燥が気になる人・しっとりした感触を好む人にはよいでしょう。脂性肌にはベタつきが気になると思います。

テクスチャーはゆるいクリーム状で伸ばしやすいです。日焼け止めではあまり見かけない薄い黄緑っぽいクリームのため、手に出したときに少し違和感がありますが、肌に伸ばしてしまえば透明になるので分かりません。白浮きもまったくなし

肌にしっかり密着して水もある程度弾いてくれるので、多少汗ばんだくらいでは落ちなそうです。

ほのかなせっけんの香り

日焼け止めなので無着色ですが、香料は入っています。ほのかなせっけんの香りと書かれていますが、顔全体に塗るとそこそこはっきり香ります

ずっと香り続けるわけではありませんが、匂いに敏感な人や人工的な香りが苦手な人は少々微妙かもしれません。

私も手の甲で試したときは気になりませんでしたが、顔に塗ったら少し匂いがきつく感じました。

微粒子バリアのヒントは蓮の葉の撥水構造

ところで、蓮の葉の表面を水滴が転がっていく様子を見たことはないでしょうか?蓮の葉の表面は非常に細かい凹凸になっていることで、撥水できるようになっています。

「ビオレ UV バリア・ミー クッションジェントルエッセンス」の微粒子バリアは、この蓮の葉の撥水構造がヒントになっています。

まるで蓮の葉の表面のように、肌の上に超微細な凹凸構造を形成することで、日焼けを防いで微粒子汚れの付着も防ぐ仕組みになっているのです。

単品使いなら通常の洗顔で落とせる

「ビオレ UV バリア・ミー クッションジェントルエッセンス」には落としにくいという口コミもあるため、きちんと落とせるかどうかも検証してみました。

まずはアミノ酸系の洗浄料で洗顔。落ちなければオイルかメイク落としを使おうと思いましたが、マイルドな洗浄料での洗顔だけで問題なく落とせました。小鼻のワキなどの落ちにくい部分も、泡をなじませただけですがきちんと落ちています。

というわけで、単品使いなら通常の洗顔で落とせます

ただし、石鹸落ちでないファンデーションなどを併用する場合は、メイク落としが必要です。

しっとりした日焼け止めを求める人におすすめ

個人的に香りが少しきつすぎましたが、それ以外は問題なく使えました。1回使ってみた限りでは、肌がしぼむ感じもなさそうです。

使用後も普通の洗顔で問題なく落とせたので、しっとりした感触で白浮きしない日焼け止めを求めている人には、よい製品の一つではないかと思います。

ただ、白浮きしない=トーンアップ効果もないということなので、メイクアップ効果を求める人は他の日焼け止めや化粧下地を選んだ方がよいでしょう。




【注意!】敏感肌への使用は推奨されていない

「ビオレ UV バリア・ミー クッションジェントルエッセンス」には、重要な注意点もあります。公式サイトの注意書きに、“特に肌の弱い方は使わないでください”と書かれているのです。

いったい、どういうことなのでしょうか?なぜ肌が弱い人の使用が推奨されていないのかを知るために、まずは全成分を見てみましょう。

水、エタノールメトキシケイヒ酸エチルヘキシル、酸化亜鉛、パルミチン酸イソプロピル、シリカ、BG、エチルヘキシルトリアゾン、ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル、イソノナン酸イソノニル、トリポリヒドロキシステアリン酸ジペンタエリスリチル、トリエトキシカプリリルシラン、ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン、ステアリン酸ソルビタン、(アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー、(アクリル酸Na/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー、イソヘキサデカン、ポリソルベート80、ポリシリコーン-9、ローヤルゼリーエキス、ヒアルロン酸Na、EDTA-2Na、BHT、香料

「ビオレ UV バリア・ミー クッションジェントルエッセンス」敏感肌にイマイチな理由の一つは、エタノールが高濃度で配合されていることです。

さらに、紫外線吸収剤の「メトキシケイヒ酸エチルヘキシル」も配合されています。多くの日焼け止めや化粧下地に使われている成分で、毒性も低いとされていますが、肌の上で化学反応する成分なので、敏感肌の人は要注意です。

ただ、紫外線吸収剤が配合されていることは、白浮きしない仕上がりにもつながっているため、肌質や好みに合えばメリットの大きい処方でもあります。




敏感肌にはミルクタイプの方がおすすめ

「バリア・ミー クッションジェントルエッセンス」のシリーズには、ミルクタイプの「バリア・ミー ミネラルジェントルミルク」もあります。こちらは明るく仕上がってベタつかない処方です。

ミルクタイプの「バリア・ミー ミネラルジェントルミルク」は成分も異なり、アルコール・紫外線吸収剤不使用です。したがって、敏感肌の人はミルクタイプの方が安心して使えるでしょう。

ですが、人によって体質・肌質が異なるため、ミルクタイプが合わない人もいる可能性があります。ミルクタイプの全成分も記載しておくので、苦手な成分がないか確認してみてください。

シクロペンタシロキサン、酸化亜鉛、水添ポリイソブテン、酸化チタン、BG、ジメチコン、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、安息香酸アルキル(C12-15)、タルク、ジポリヒドロキシステアリン酸PEG-30、アルキル(C30-45)ジメチルシリルポリプロピルシルセスキオキサン、水、DPG、イソステアリン酸ソルビタン、水酸化Al、グリセリン、ワセリン、シア脂、メチコン、ステアリン酸、パルミチン酸デキストリン、(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー、香料

まとめ

「ビオレ UV バリア・ミー クッションジェントルエッセンス」は、※花粉などの微粒子付着を防げる日焼け止めです。SPF50+・PA++++。化粧下地としても使えます

スーパーウォータープルーフ処方で、マスクのこすれにも強いです。仕上がりはしっとりつやつや。肌に伸ばすとクリームが透明になるので白浮きしません。そして、単品使いであれば洗顔料で落とせます

ただし、敏感肌の利用は推奨されていないため、肌質が弱い人は注意が必要です。記事内に全成分を記載したので、苦手な成分が分かっている人はそちらを参考にしてください。

※すべての微粒子汚れの付着を防ぐわけではありません。




この記事で紹介した商品の総評
ビオレ UV バリア・ミー クッションジェントルエッセンス
 (3.5)