2020年に発売された、ヘパリン類似物質配合のスキンケア「Carté(カルテ)HD」♡店頭でも買えるとあって人気ですが、同じヘパリン類似物質配合の処方薬ヒルドイドとはどう違うのか気になりますよね。どちらを選べばよいのか分からなくて、困っている人もいる模様。
ここでは、「Carté(カルテ)HD」と処方薬ヒルドイドの違いと、どちらを選ぶべきかを解説します。「Carté(カルテ)HD」が買える販売店も紹介。
「Carté(カルテ)HD」とヒルドイドで迷っている人は、参考にしてください♪
Carté(カルテ)HD とは?
「Carté(カルテ)HD」は、化粧品メーカーのコーセーと、外用薬専門の製薬会社「マルホ」が設立した合弁会社「コーセーマルホファーマ株式会社」が作ったスキンケアブランドです。
有効成分に、“ヘパリン類似物質HD”と“グリチルリチン酸”を配合していることが特徴です。“ヘパリン類似物質HD”とは、外用薬ヒルドイドの保湿有効成分として知られる、ヘパリン類似物質のこと。
コーセーは多くの人に耳なじみがあるかと思いますが、「マルホ」はヒルドイドを作っている会社です。
コーセーの化粧品製造・販売のノウハウと、「マルホ」のヒルドイド製造のノウハウが合わさってできたスキンケアブランドが、「Carté(カルテ)HD」と考えるとよいでしょう。
「Carté(カルテ)HD」と、ヒルドイドとの違い
どちらも有効成分はヘパリン類似物質
「Carté(カルテ)HD」も、医薬品のヒルドイドも、どちらも保湿のための有効成分はヘパリン類似物質です。「Carté(カルテ)HD」では“ヘパリン類似物質HD”と呼んでいますが、どちらも同じ成分です。
肌の保水に大切なうるおい構造である、“角層ラメラ”に働きかけることで、肌のうるおいを高めて、肌荒れを防ぎます。
また、ヘパリン類似物質には血行を促す作用もあります。
ヒルドイドは皮膚疾患のための処方薬
ヒルドイドはケロイドや皮脂欠乏症など、皮膚疾患を治療するための処方薬です。ローションやクリームなど、いくつかの形状が存在しますが、いずれもヘパリン類似物質の濃度は0.3%となっています。
濃度が高いため皮膚炎などの副作用が出ることもあり、医師の監督下でないと使えません。
また、入手には処方箋が必要になりますが、ヒルドイドは保険適用薬のため、処方してもらえるケースがある程度限られます。
ドラッグストアで買える風邪薬のように、誰でも手に入れられる物ではないということですね。
効能としては、皮膚の乾燥性症状の緩和と、血行障害による痛みや腫れの緩和が挙げられます。
「Carté(カルテ)HD」は誰でも買える化粧品
ヒルドイドが医師の処方がないと手に入らない“薬”であるのに対して、「Carté(カルテ)HD」は誰でも買える“化粧品”です。
有効成分は保湿のためのヘパリン類似物質に加えて、肌荒れ防止成分としてグリチルリチン酸ジカリウムも配合されています。
ヘパリン類似物質の配合量は非公開です。しかし、一般の人が自分の判断で使用すること、日常的に使う化粧品であることから、ヒルドイドより濃度が低めになっていると考えられます。
スクワランなど7種の保湿成分も配合されており、高保湿化粧水、高保湿乳液、高保湿クリーム、高保湿オールインワンの4種類のアイテムが販売されています。
化粧水と乳液は、旅先で使いやすいミニボトルもあります。
【現品】
- カルテHD モイスチュア ローション<高保湿化粧水>:150ml 1,980円
- カルテHD モイスチュア エマルジョン<高保湿乳液>:120ml 1,980円
- カルテHD モイスチュア クリーム<高保湿クリーム>:40g 2,530円
- カルテHD モイスチュア インストール<高保湿オールインワン>:100g 2,970円
【トライアル・ミニボトル】
- カルテHD トライアルセット:1,199円
- カルテHD モイスチュア ローション(ミニボトル)<高保湿化粧水>:35ml 550円
- カルテHD モイスチュア エマルジョン(ミニボトル)<高保湿乳液>:35ml 660円
「Carté(カルテ)HD」と、ヒルドイドはどちらを選ぶべき?
肌に異常が見られる場合は医療機関を受診
「Carté(カルテ)HD」は化粧品なので、病気の治療まではできません。保湿しても痒みが収まらないなど、肌に異常が見られる場合は医療機関を受診しましょう。何らかの皮膚疾患の可能性が考えられるため、医師に診てもらう方が安心です。
ただし、どの薬で治療するかは疾患や症状、体質などによって医師が判断するため、必ずしもヒルドイドを処方されるとは限りません。
また、血友病などの持病がある人は、ヒルドイドの使用は禁忌とされています。
なお、すでに皮膚科などでヒルドイドを処方されている人が「Carté(カルテ)HD」に乗り換えたい場合も、主治医に相談すると安心です。
日常のスキンケアなら「Carté(カルテ)HD」
乾燥肌のお手入れなど、日常のスキンケアに使うなら「Carté(カルテ)HD」がおすすめです。化粧品なので毎日使っても安心ですし、誰でも自由にお店で買えます。
ですが、使い続けても肌荒れが収まらないなど、症状の改善が見られないときは皮膚科を受診してみるとよいでしょう。
「Carté(カルテ)HD」の販売店
ドラッグストアとネット通販で買える
「Carté(カルテ)HD」は全国の大手ドラッグストアチェーンと、ネット通販で買えます。ネット通販は公式サイトの他に、楽天市場などのオンラインモールでも取り扱いがあります。
これまで、ヘパリン類似物質配合のスキンケアはネットでしか買えないものがほとんどでしたが、「Carté(カルテ)HD」は店頭で実物を見られるので安心です。
トライアルと定期便は公式サイトのみ
「Carté(カルテ)HD」には安くお試しできるトライアルセットと、ポイント制度優遇&回数縛りなしの定期便もあります。
ただし、トライアルセットと定期便を申し込めるのは、公式サイトのみです。
トライアルセットは化粧水と乳液が約14日分に、クリームとオールインワンが2回分で1,199円、送料無料です。
定期便は購入時のポイントが5倍になり、初回お届け時と、その後3回お届けごとにボーナスポイントももらえます。また、定期便継続中は単品購入もポイントが5倍付きます。
また、通常購入だと3,300円未満の注文は送料が550円かかりますが、定期便は注文金額にかかわらず、送料無料です。
なお、開封後の返品はできないので、その点は注意しましょう。
まとめ
「Carté(カルテ)HD」も医薬品のヒルドイドも、保湿のための有効成分にヘパリン類似物質が配合されています。
ですが、ヒルドイドが皮膚疾患のための“治療薬”であるのに対して、「Carté(カルテ)HD」は日常的なお肌のお手入れのための“化粧品”です。
したがって、日常のお手入れに使うのであれば「Carté(カルテ)HD」の方が適しています。
ですが、肌に異常が見られるなど病気の可能性が疑われる場合は、医療機関を受診しましょう。ヒルドイドを処方されるとは限りませんが、医師に診てもらった方が安心です。
すでにヒルドイドを処方されている人が「Carté(カルテ)HD」に乗り換えたい場合も、主治医に相談するとよいでしょう。
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