バイオイルで色素沈着は薄くなる?正しい使い方と注意点を専門家が解説

この記事を書いた人
小鳥遊 文子
コスメコンシェルジュ

【保有資格】 ・2022年~:日本化粧品検定1級 ・2023年~:特級コスメコンシェルジュ/ 化粧品成分上級スペシャリスト(化粧品成分検定1級) 化粧品を信仰しない、フラットな目線からの記事作成を心掛けています。 ※当サイトの記事は、原則として人間が作成しています。生成AIを利用する場合も必ず、最終チェックを人の手で行っています。

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ニキビ跡や妊娠線など、傷跡が残る肌のお手入れに人気の「Bioil(バイオイル)」。発売から20年近いロングセラー商品ということもあって、お悩みの発生を機会に興味を持つ人も多いですよね。「色素沈着が薄くなるのか知りたい」という声もあるようです。

そこでここでは、「バイオイルで色素沈着は薄くなるのか?」という疑問に回答します。さらに、正しい使い方や使用上の注意点も紹介します。

「バイオイル」の効果や使い方について知りたい人は、参考にしてください♪

この商品に注意が必要な人
  • 妊娠初期の人

バイオイルの使い方

朝晩1日2回、3ヶ月以上の使用がおすすめ

「バイオイル」は、朝晩1日2回の使用が推奨されています。効果を実感するために、3か月以上の継続がおすすめです。

使い方は入浴後の清潔な肌に、撫でるような優しい力加減で、円を描くようになじませます。朝晩以外にも、乾燥が気になるときにいつでも使えます。

なお、「バイオイル」は少量でよく伸びるので、まずは少量を肌に伸ばし、足りなければ少しずつ足すとよいです。

顔のお手入れにも使える

「バイオイル」は、顔のお手入れにも使えます。顔に使うときは、洗顔後の使用がおすすめ。使う順番は、洗顔後、化粧水で肌を整えてから使うとよいです。必要に応じて、乳液やクリームを重ねてもよいでしょう。

使い方は1~2滴を手に取り、顔全体にやさしくなじませます。特に気になる部分には、指の腹を使って丁寧になじませます。

肌を強くこすらず、軽く撫でるようにマッサージしながらなじませるとよいです。

  • 額・目元・頬:内側から外側に向かい、円を描くように
  • 口元・鼻筋:下から上に
  • あご:内側から外側に向かい、円を描くように

妊娠中の使用は安定期に入ってから

妊娠中の人は、安定期に入るまでは使用を控えた方が安心です。「バイオイル」にはラベンダーやローズマリーなどの精油が含まれているため、妊娠初期の使用は避けた方がよいとされています。

また、安定期以降でも使用に不安がある場合は、主治医の指示に従うのがよいでしょう。

バイオイルの特徴・成分

 

傷あとが残る肌をやわらかく保つボディケアオイル

「バイオイル」はユニオンスイス社の製品で、日本では小林製薬が販売しています。ニキビあと・ 傷あと・ 妊娠線*¹の保湿を目的としたオイルで、肌表面に残らないさらっとした使い心地です。4種類の容量から選べます。

主な保湿成分に、ピュアセリンオイル*²を配合。成分を角質層の深部まで浸透させ、保湿効果によってトラブルのあとが残る肌をやわらかく保ち、きれいに見せます乾燥による小じわを目立たなくする効果も、効能評価試験済みです。

容量・価格は以下の通り。

  • 25mL 825円
  • 60mL 1,881円
  • 125mL 3,300円
  • 200mL 4,235円

*¹ ケロイドや色素沈着ではなく完治して健常な状態に戻った肌のこと

*² エチルヘキサン酸セテアリルとミリスチン酸イソプロピルの混合成分

バイオイルの成分情報

【全成分】

ミネラルオイル、トリイソノナノイン、エチルヘキサン酸セテアリル、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸レチノール、酢酸トコフェロール、ラベンダー油、ローズマリー葉油、ローマカミツレ花油、ビサボロール、トウキンセンカ花エキス、ダイズ油、ヒマワリ種子油、トコフェロール、香料、赤225

ミネラルオイルとエステル油*をベースに、刺激を抑えたパルミチン酸レチノール、肌を整える各種植物エキスが配合されています。

基本的には皮膚刺激やアレルギーのリスクが少ない成分が選ばれている印象ですが、苦手な成分がある人は、成分表示をよく確認の上で使用するのが安心です。また、精油が含まれるため、妊娠初期の使用は控えましょう。

*トリイソノナノイン、エチルヘキサン酸セテアリル、ミリスチン酸イソプロピル

バイオオイルで色素沈着は薄くなる?

「バイオイル」は医薬部外品ではなく、有効成分は含まれていません。そのため、「色素沈着が薄くなる」という効能を謳うことはできない商品です。

ですが、うるおいを与えることで、キメが整い、ハリやつやが出るなど、肌がきれいに見える効果は期待できます

なお、傷が治ったあとの硬くなった肌にうるおいが満ち、やわらかく整うには時間がかかります。したがって、「バイオイル」の効果については少し長い目で見るとよいです。少し使ってみてトラブルなど出ないようであれば、3ヶ月は続けてみるとよいでしょう。

まとめ

「バイオイル」は顔にも体にも使えます。顔に使うときは、化粧水のあとに使うとよいです。しっかり効果を出したいなら、3ヶ月以上の継続がおすすめです。

ただし、精油が含まれているため、妊娠中は安定期に入るまで使用を控えましょう

なお、医薬部外品ではないので色素沈着への効能を謳うことはできません。ですが、うるおいを与えてやわらかく整えることで、肌がきれいに見える効果は期待できます。