シミ・そばかすや目の下のくま、ニキビ跡などなど…。ファンデーションでは隠し切れないトラブルをカバーしてくれるコンシーラーは、頼もしいアイテムですよね。ですが、コンシーラーを効果的に使いこなすには、隠したいトラブルや箇所に合ったものを選ぶことが大切です。
そこでここでは、お悩み別コンシーラー人気ランキングを紹介します。コンシーラー選びで迷っている人は、参考にしてください♪
コンシーラーとファンデーションの違い
コンシーラーとファンデーションは、どちらもベースメイクに使うアイテムで、色も似ています。しかし、カバー力はまったく異なり、塗る範囲も異なります。
ファンデーションは顔全体の色ムラを均一に整えることで、肌を美しく見せることが目的です。全顔に塗ることを想定しているため、仕上がりが自然であることも重要です。そのため、カバーできるトラブルは限られます。
一方、コンシーラーはシミ・くま・ニキビ・ニキビ跡などのトラブルをピンポイントでカバーするためのものです。部分的な利用を想定しているので、カバー力が高いものが多く、ファンデーションでは隠し切れないトラブルもカバーできます。
コンシーラーの選び方・使い分け方
硬さで使い分ける
- スティック:もっとも硬い。濃いシミやニキビ跡に。
- クリーム:中くらいの硬さ。小鼻の赤みや薄いシミに。
- リキッド:やわらかい。くま・口周りに。
- ペンシル:製品によって硬さはさまざま。シミなどを隠すためのものの他に、涙袋メイク用のものも販売されている。
コンシーラーには大きく分けて4つの形状のものがあり、それぞれ硬さが異なります。そして、硬さによって適したトラブルや、使用に向く箇所が異なります。(同じタイプの形状でも、製品によっても硬さが異なることがあります。)
基本的には小さなシミなど狭い範囲をカバーするなら硬めのコンシーラー、広い範囲や、目元・口元などよく動く箇所をカバーするならやわらかめのコンシーラーを選ぶとよいです。
色で使い分ける
トラブルの種類によって、効果的にカバーできるカラーも異なります。基本的な考え方としては、「トラブルを打ち消す『消し色』」のコンシーラーを選ぶのが効果的です。具体的には、上の画像のような色相環で見たときに、「トラブルの色の向かい側にある色=補色」を選ぶのが基本となります。
トラブルの種類 |
適したコンシーラーの色 |
---|---|
青くま・ヒゲの剃り跡(青系トラブル) |
オレンジ系 |
茶くま(茶系トラブル) |
イエロー系 オレンジ系+ピンク系 |
赤くま(赤系トラブル) |
イエロー系・グリーン系 |
黒くま(黒系トラブル) |
オレンジ系 パールタイプ ※カラーについては諸説あり。ベージュ系・オークル系・イエロー系がよいとする情報もある |
シミ・そばかす(茶系トラブル) |
ピンク系 |
赤シミ・小鼻の赤み(赤系トラブル) |
イエロー系・グリーン系 |
ニキビ跡(色素沈着)(茶~赤系トラブル) |
ピンク系+イエロー系 |
ベースメイクの肌のトラブルは、基本的に「色」で消します。必要に応じて、2色以上のコンシーラーを手の甲などで混ぜて使う方法もあります。
しかし、他のトラブルとは少し性質が異なるのが、「黒くま」と呼ばれるタイプのくまです。
黒くまの正体は、脂肪や皮膚がたるむことでできる「影」です。そのため、単に色で隠すだけでなく、パールなどを利用することで、「光」を反射させるとより目立ちにくくなります。
毛穴は専用下地の方がカバーしやすい
毛穴目立ちについては、ファンデーションやコンシーラーよりも、毛穴用化粧下地を使用する方がカバーしやすいです。
凹凸を埋めてくれるものや、光を拡散させることでソフトフォーカス効果が得られるもの、皮脂を吸着してくれるものなどが売られているので、お悩みに合ったものを試してみるとよいでしょう。
目の下のくまにおすすめのコンシーラーランキング
目の下のくまは、くまの種類によって効果的にカバーできるコンシーラーのカラーが異なります。青くま・黒くまにはオレンジ系のコンシーラー、茶くまにはイエロー系や、オレンジ系+ピンク系がおすすめです。黒くまの場合は、パールが配合されているタイプのコンシーラーも適しています。
赤くまはイエロー系・グリーン系のコンシーラーがカバーしやすいです。
なお、オレンジ系コンシーラーは、ヒゲの剃り跡をカバーしたいときにも適しています。
第一位 【青くま・黒くまに】セザンヌ|ストレッチカバーコンシーラー
ストレッチ処方で、ヨレやすい目元・口元にもぴったりフィット。ソフトフォーカス効果パウダーが配合されているので、薄付きでも高いカバー力を発揮します。スクワランやヒアルロン酸Naなどの保湿成分も配合。肌の乾燥を防ぎます。
水・汗・皮脂に強く、UVカットもできます。SPF50+・PA++++。
カラーは「10 ライト系」「20 ナチュラル系」の2色。価格は660円。
第二位 【幅広いくまに】シャネル|サブリマージュ ル コレクトゥール ユー
明るく輝く目元に導く、クリームタイプのスキンケアコンシーラーです。4色から選べるので、幅広いくまに対応できます。光を拡散するパールが、くまやしわを目立たなくします。
また、保湿成分にはバニラ果実水を配合。乾燥から目元を守ります。
容量・価格は10g 15,400円。
第三位 【幅広いくまに】カネボウ|デザイニングカラーリクイド
パーツごとに色と質感を追求した、6色展開のリキッドコンシーラーです。カラーごとに、使用するパーツに合わせて色味や質感を設計しているので、肌に自然になじみます。
くまのカバーに適したカラーの他に、赤み消しに適したカラーや、ハイライトに使えるカラーなども揃っています。
- 01 Soft Beige(SPF12・PA++):鼻先・あご先・ほほの高い位置
- 02 Natural Beige(SPF10・PA++):シミ・濃い色ムラ
- 03 Apricot Orange(SPF8・PA+):くま・ひげ剃り跡の青み
- 04 Pale Green(SPF4・PA+):ニキビ跡などの赤みに
- 05 Icy(SPF4・PA+):鼻先などのハイライト・目の下の三角ゾーン・涙袋
- EX1 Blooming Pink(SPF4・PA+):口元の青み・くすみ・色ムラ、チークゾーンのくすみ、涙袋
容量・価格は5.6g 3,300円。
しみ・そばかすにおすすめのコンシーラーランキング
しみ・そばかすのカバーには、ピンク系のコンシーラーがカバーしやすいです。
第一位 ケイト|スティックコンシーラーA
シミ・そばかす・ニキビ跡のための、スティックコンシーラーです。肌に密着してべたつかず、トラブルをしっかり隠します。
カラーは「ナチュラルベージュ」「ライトベージュ」の2色。
容量・価格は3g 880円。
第二位 コスメデコルテ|トーンパーフェクティング パレット
さまざまなトラブルをカバーできる、4色のコンシーラーパレットです。透明感とカバー力を両立させた仕上がりが特徴です。カラーは「00 ライト」、「01ライトミディアム」「02 ミディアム」の全3色から選べます。
シミのカバーには、右下の一番濃いカラーが適しています。4色の基本的な使い分け方は、以下のようになっています。

A:グロウニュアンス
目もと、鼻筋などに艶をプラス
B:コントロールカラー
クマ・くすみをカバー
C:コントロールカラー
D:コントロールカラー
シミ・ニキビ跡など部分的な悩みをカバー
容量・価格は5g 4,950円。
第三位 tfit(ティーフィット)|カバーアッププロコンシーラー
高カバー高密着が特徴の、韓国コスメブランドtfitの3色コンシーラーパレットです。くまやニキビ跡など幅広いトラブルをカバーして、アプリで加工したかのようなアラのない自然な肌が長続き。ハイライトやシェーディングにも使えます。
保湿成分として、17種類のアミノ酸を配合しています。カラーは「ニュートラル」「クール」「コレクター(限定品)」の全3色。
容量・価格は15g 1,650円。
赤シミ・小鼻の赤みにおすすめのコンシーラーランキング
赤シミや小鼻の赤みなど、赤みトラブルを隠したいときは、イエロー系・グリーン系のコンシーラーがおすすめです。
第一位 カネボウ|デザイニングカラーリクイド
パーツごとに色と質感を追求した、6色展開のリキッドコンシーラーです。カラーごとに、使用するパーツに合わせて色味や質感を設計しているので、肌に自然になじみます。
赤シミや小鼻の赤みをカバーするなら、「04 Pale Green(SPF4・PA+)」がおすすめです。
容量・価格は5.6g 3,300円。
第二位 the SAEM(ザセム)|カバーパーフェクション チップコンシーラー
韓国コスメのリキッドコンシーラーです。全14色。カラーによってカバーできるトラブルが異なりますが、赤み消しには「グリーンベージュ」がおすすめです。
軽い付け心地でヨレにくく、動きが多い目元・口元にも適しています。
SPF28・PA++。容量・価格は6.5g 790円。
なお、現在パッケージをリニューアル中のため、購入のタイミングによって古いパッケージと新しいパッケージが混在しています。
第三位 メイコー化粧品|MCコレクション カバーフェイス
光を操ることで、透明感を高めながらトラブルをカバーするコンシーラーです。汗・水に強い処方で、トラブルにアプローチする油溶性ビタミンC*も配合。トラブルを隠しながらケアします。
8色展開で、赤みのカバーには「CF171 グリーン(コントロール)」がおすすめです。
価格は1,320円。
* テトラヘキシルデカン酸アスコルビル
ニキビ跡(色素沈着)におすすめのコンシーラーランキング
ニキビ跡の色素沈着には、ピンク系+イエロー系のコンシーラーがカバーしやすいです。赤みが強い場合は、グリーン系のコンシーラーを使用してもよいでしょう。
ベージュ系のコンシーラーを使用する場合は、肌の色より一段暗めのカラーを選ぶと効果的です。
第一位 ケイト|スティックコンシーラーA
シミ・そばかす・ニキビ跡のための、スティックコンシーラーです。肌に密着してべたつかず、トラブルをしっかり隠します。
カラーは「ナチュラルベージュ」「ライトベージュ」の2色。
容量・価格は3g 880円。
第二位 &be(アンドビー)|ファンシーラー
ファンデーションのように軽く塗り伸ばせるコンシーラーパレットです。カバー力と抜け感を両立した仕上がりで、脱ファンデで素肌を活かしたメイクがしたい人にもおすすめです。石鹸で落とせるので、クレンジングを避けたい人にも◎
カラーは全4色。スキンカラーとオレンジ系の2色が、一つのパレットにセットされています。
容量・価格は本体 4g 3,850円 / リフィル 2g 1,650円。リフィルは単色での販売です。
第三位 ディオール|ディオールスキン フォーエヴァー スキン コレクト コンシーラー
2023年にリニューアル。トラブルをカバーしながらやさしくケアするリキッドコンシーラーです。マスクなどに色移りしにくいトランスファープルーフ処方。汗・ムレ・くすみに強いロングラスティング処方で、カバー力が長続きします。
カラーは限定色を含む、全11色。カラーによって、ハイライトやシェーディングにも使えます。
容量・価格は11mL 5,720円。
まとめ
いかがでしたか?コンシーラーは硬さやカラーによって、カバーできるトラブルや適した使用箇所が異なるので、上手に使い分けると効果的です。
商品によっては、さまざまなトラブルに対応できるカラー展開になっているものや、パレットコンシーラーのように一つで複数のトラブルをカバーできるものもあります。
記事を参考に、お悩みに合ったコンシーラーを探してみてくださいね。