ヒルドイド・ヘパリン類似物質■顔に使える?乾燥性敏感肌を治療した結果

「スキンケアをしてもお肌が潤わない」「お肌が敏感すぎてスキンケアができない」、「頑張ってお手入れしても、何だか肌がいつもスカスカ」…。乾燥性敏感肌は、本当に厄介ですよね。

私も乾燥性敏感肌に悩まされている一人で、ここ最近、特に症状が酷くなって来たので、思い切って専門医の治療を受けることにしました。私が処方されたのはヘパリン類似物質配合のローションと乳液です。

治療を始めてから見事に肌質が改善されつつあるので、ヘパリン類似物質による治療開始後の肌の変化を、詳しくご紹介したいと思います。乾燥性敏感肌に悩んでいる人の参考になれば幸いです。乾燥性敏感肌の治療におすすめの皮膚科の選び方も、お伝えします。

乾燥性敏感肌の改善は、市販のスキンケアと皮膚科どちらがおすすめ?

肌の調子が悪いときに、多くの人が思い付く対処法はスキンケアを変えることだと思います。市販のスキンケアで改善できる人には、手軽でよい方法ですし、品質のよい製品も色々と売られています。

しかし市販のスキンケアでなかなか改善しない場合は、皮膚科医の治療を受けることも視野に入れてみましょう。

乾燥性敏感肌に悩んでいる人で、以下に当てはまる項目があるなら、一度皮膚科を受診してみるとよいでしょう。

  • 市販のスキンケアで、かぶれなどの肌トラブルを起こしやすい
  • 色々なスキンケアを試しても、症状が改善しない
  • ターンオーバーが遅れたまま、正常に戻らない
  • 垢が出やすく、いつも皮膚が薄い(ターンオーバーが早すぎる)

乾燥性敏感肌はアトピーや湿疹などと違い、皮膚疾患と言うほどではありませんし、どちらかと言うと健康よりも美容の要素が強いイメージがあり、痒みや痛みなどの不快症状がないケースだと、「この程度の症状で病院に行って対応してもらえるかしら?」と躊躇してしまう人もいると思います。

ですが、今は美容医療に関心の高い皮膚科医も増えていますし、保険診療の範囲で受けられる治療も色々あります。ヒルドイドなどの保険適用の外用薬は、健康な肌の人が美容目的でむやみに利用してはいけませんが、市販のスキンケアで対応できないほどの乾燥性敏感肌の場合は、遠慮せずに受診してみましょう。

乾燥性敏感肌の治療の皮膚科の選び方

乾燥性敏感肌をキレイにしたいなら、昔ながらの皮膚科は避けるべし

乾燥性敏感肌の治療を受けたい場合は、「美容のことは専門外です」と言う感じの、昔ながらの皮膚科はおすすめしません。

私の周りにも市販のスキンケアが使えないほどの超敏感肌で、おじいちゃん先生に軟膏を処方してもらっている人がときどきいます。確かに、極端な敏感肌の彼女たちも使えていて、乾燥も防げているそうですが、肌そのものは改善していません。

彼女たちが受けている治療では一時的な保湿しかできず、乾燥性敏感肌が治るわけではないので、ずっと、その軟膏を使い続けないといけないと言うことです。スキンケアは、肌を美しくするだけでなく、女性にとって楽しみでもありますが、一生軟膏でのお手入れしかできないとなると、あまり華やかな気分にはなれませんし、スキンケアの楽しみも半減してしまいます。

また、乾燥性敏感肌の治療で処方される軟膏の中には、陽に当たると油焼けしてしまう軟膏もあります。知人女性にも、皮膚科の軟膏で油焼けしてしまっている人がいます。

彼女たちが処方される軟膏は、「とにかく肌が乾燥しなければOK」と言うものなのか、はたまた、ものすごくこってり塗らないと保湿しきれないのか、軟膏の油膜のせいで、顔中にサラダオイルを塗りたくったようになっている人もいます。

「見た目は気にしない、乾燥さえ防げればよい」と言う人ならいいのですが、キレイなお肌になりたい人や、乾燥性敏感肌を根本的に治したい人のニーズには合いそうにありません。

乾燥性敏感肌の治療は、美容皮膚科があるレディースクリニックがおすすめ

 

そこで、乾燥性敏感肌の治療には、美容医療に関心の高いドクターがいるレディースクリニックをおすすめします。

レディースクリニックは基本的には婦人科ですが、最近は美容皮膚科的な診療も行っているレディースクリニックもあります。このタイプのレディースクリニックなら、乾燥性敏感肌の治療も受けられますし、外見の美しさを考慮してもらうこともできます。ニキビやシミなど、その他の肌悩みについても、治療できます。

「レディースクリニック 皮膚科 地域名」で検索すると、インターネットで探せます。

出産経験がない女性の中には、婦人科のかかりつけ医を持っていない人も多いですが、妊娠・出産の予定がない人や若い人も、定期的に婦人科で検診を受けておくと、子宮や卵巣の病気を早期に発見することができます。この機会に、安心して相談できるかかりつけ医を見付けましょう。

なぜ乾燥性敏感肌の治療にレディースクリニックがおすすめなの?

美容皮膚科の診療を行っているレディースクリニックは、ドクターが美容医療の勉強をしていて、さらに希望に応じて保険治療の範囲で治療することも可能です。

ですが、それだけなら美容皮膚科がある皮膚科でもよさそうですよね?私が敢えてレディースクリニックをおすすめするのは、乾燥性敏感肌の症状の原因を取り除く上で、ホルモンバランスを整える治療が有効な場合があるからです。

乾燥性敏感肌をはじめとするお肌のトラブルは、ホルモンバランスの乱れが原因になっている場合もあるので、そのようなケースは肌へのアプローチだけでなく、体の内側からの治療も必要になります。レディースクリニックなら、婦人科診療も行っているので、必要に応じてホルモンバランス改善の治療にも対応できます。

地方だと、美容皮膚科と婦人科を兼ねているレディースクリニックはまだまだ少ないようですが、東京・大阪・名古屋辺りは、そう言ったクリニックが増えています。通える範囲にあるなら、一度受診してみるとよいでしょう。

近くにそう言ったクリニックがない場合は、美容皮膚科がある皮膚科で肌の治療を受け、必要に応じて婦人科にも相談してみましょう。

レディースクリニックで乾燥性敏感肌について相談して来ました!

さて、この記事を書いている私自身も、乾燥性敏感肌がどうにも改善せず、悪化して来たので、先日かかりつけのレディースクリニックで相談して来ました。普段から婦人科外来はもちろん、ニキビや肌荒れの治療でもお世話になっているクリニックです。

私の場合は幸い、化粧品で肌トラブルを起こすことは少ないのですが、主訴として以下の症状がありました。

  • ターンオーバーが早くなりすぎていて、角質表面に未熟で弱い細胞が出て来てしまう
  • 新しくできた細胞も通常より早く垢として剥がれ落ちてしまうので、バリア機能が低下している

基本の肌状態がこのような感じで乾燥して弱っているので、

  • 吹き出物ができやすい
  • シミ・シワができやすい
  • 角質細胞が通常より早く垢になり、3日置きくらいに垢すりをしないと、顔も体も洗い切れない
  • 角質層が薄くなっていて、スキンケアをしても化粧水などの水分が以前より吸収できない

と言った状態でした。

耳の中も乾燥していて、いつも皮が剥がれていました。本当は乾燥肌には垢すりなどで無理に角質を剥がすのはよくないので、我慢してそのままにしてみたりもしましたが、ザラザラになるばかりで症状の改善は見られませんでした。

おそらく、乾燥肌の人は、ターンオーバーが遅くなって悩んでいる人が多いと思いますが、ターンオーバーが遅くなるのも、私のように極端に早くなるのも、原因はどちらもお肌の乾燥なので、治療の仕方も同じです。

ヘパリン類似物質のローションと乳液を処方されました

主治医に上記の症状で困っていることを伝えたところ、「じゃあローションと乳液出すから、しばらく使ってみて」と言うことになりました。

家に帰ってから、何の成分が入っているのかな~?と、処方されたローションと乳液を見てみたら、ボトルに「ヘパリン類似物質」と書かれていました。

「ヘパリン類似物質」と言うのは、小林製薬の「アットノン」の有効成分として配合されている成分です。ニキビ跡のクレーターと色素沈着に「アットノン」を試してみようかな~?と思っていたところだったので、とてもタイムリーでした。

ローションは「ヘパリン類似物質 外用スプレー」、乳液は「ヒルドイドローション」と言う製品名で、どちらもヘパリン類似物質の濃度は0.3%です。

処方箋薬局で渡された説明書きの内容も全く同じなので、「ヘパリン類似物質 外用スプレー」も「ヒルドイドローション」も、効果は同じもののようです。

主治医からも、特にどう使い分けるとは言われず、使用感や好みで使い分ければよいようです。

ヘパリン類似物質とは

ヘパリン類似物質と言う名前を聞いたことがない人も多いかもしれませんが、実は50年以上も乾燥肌の治療に使われている成分です。肝臓で生成される「ヘパリン」と言う物質に似ている成分で、

  • 保湿・保水
  • 抗炎症
  • 血行促進

と言った働きを持っています。肌への効果としては、

  • 新しい細胞の誕生を促す
  • 乾燥でスカスカになった肌密度を高める
  • 肌荒れを改善し、皮膚を正常な状態に戻す

と言った効果が認められています。ステロイドよりも副作用が少ないため、アトピーの治療に使われることもあります。

肌の内側から新陳代謝を促すので、一時的な保湿だけでなく、乾燥肌の根本的な解決に繋がります。画像のような市販薬もあります。

ヘパリン類似物質の副作用は?

ヘパリン類似物質は副作用が非常に少ない成分です。塗布部分に

  • 皮膚炎
  • 痒み
  • 発赤、紅潮
  • 発疹

が出ることがありますが、使用を中止すれば自然に治ります。

ヘパリン類似物質を使用できない人

ヘパリン類似物質は、ほとんどの人には重篤な副作用がない、安全性の高い成分です。ですが、ヘパリン類似物質の使用で重篤な症状を引き起こす人もいます。

ヘパリン類似物質には、血栓を溶かして血流をよくする作用があるので、血友病などの出血性血液疾患がある人は、使用することができません。

また、わずかな出血が重篤な症状を引き起こす可能性がある人も、ヘパリン類似物質の使用は禁忌とされています。

なお、妊娠・授乳中の使用については問題ないと考えられますが、念のため、医師に相談しておくと安心です。

「ヘパリン類似物質 外用スプレー」

「ヘパリン類似物質 外用スプレー」は、私が処方されたローションと乳液のうち、ローションの方です。説明書によると、乾燥による皮膚の症状を改善する他、

  • 凍瘡(とうそう・しもやけのこと)
  • 血行障害による皮膚症状
  • 血行を促すことで痛みや炎症を抑える
  • 打撲、捻挫、挫傷後の腫れや血腫の消退を促進
  • 瘢痕(できものや傷の跡)、ケロイドの改善

にも効果があるそうです。

200g入りで、製品名の通り、スプレーボトルに入っています。「眼に入らないよう注意」と書いてあったので、顔に塗るときは、手のひらにスプレーしたものを顔に広げるようにしたら、問題なく使えました。


容器が小さいので、外出先にもそのまま持ち運べます。「薬」なので、旅行先での使いやすさも考慮されたサイズなのかもしれませんね。


ローションは薄く黄色味を帯びています。とろみがありますが、意外にサラッとした使用感で、肌に吸収されやすいです。私は顔に塗るときは、4~5プッシュ分を2回、重ね塗りしています。

「ヒルドイドローション」

こちらは乳液です。効能は「ヘパリン類似物質 外用スプレー」と全く同じです。私が処方されたのは25g入りのものですが、50g入りの製品もあります。乳液の他に、軟膏、クリームも発売されています。特に乾燥が酷いときは、軟膏とクリームの方が油分の含有量が多くおすすめとのことです。


こちらもとてもコンパクトなので、出先にも気軽に持ち運べます。


サラッとしたテクスチャーの乳液で、伸びがよいです。「ヘパリン類似物質 外用スプレー」に比べると、「ヒルドイドローション」の方が若干、保湿力が高いように感じました。量を塗りすぎると、肌に白く残ってしまうので、一度にたくさん塗りすぎないよう注意します。


口が小さいので、少しだけ出したいときも使いやすいボトルです。たくさん出したいときは、本体をムギュッと押せばたくさん出ます。

ヘパリン類似物質の乾燥性敏感肌への効果は…?

朝晩2回塗布と書いてありましたが、お風呂上り以外のタイミングで体に塗るのは季節的に寒かったので、顔は説明書通りに朝晩2回、体は夜のお風呂上りに1回だけ塗ってみることにしました。

ローションと乳液はどう使い分けてもよいそうなので、顔はローションの後に乳液、体は乳液だけにしました。

耳の中も、ポロポロ剥がれている角質を取り除いた後に、綿棒を使ってローションを塗ってみることに。

使用感と保湿力

塗った直後は若干ペタペタしますが、しばらく経つとベタ付きは収まります。就寝前に使用した段階では保湿力も問題ありませんでした。ですが、顔はものすごく潤うと言うほどではないので、物足りない人はクリームなどを重ねるとよさそうです。

ギラギラテカテカになることもないので、外出時にも使えそうですが、メイクをするときはヘパリン類似物質のローションと乳液だけだと、ベースメイクをしている途中で角質がウロコのように浮いて来てしまいました。

目の周りも、下地などを塗っているときにローションと乳液の被膜が剥がれてポロポロ取れてしまうので、メイク前は工夫が必要なようです。

そこで、メイク前だけはヘパリン類似物質のローションの後、処方された乳液ではなく、普段通りニベアの青缶を塗ることに。ベースメイクとの馴染みも、ニベアの青缶の方が馴染みやすいです。

メイク前だけは、スキンケアの仕上げにニベアの青缶で押さえないと被膜がポロポロ剥がれて汚くなりますが、それ以外はおおむね問題なしです。

1日後の変化

顔とボディは特に変化がありませんが、耳の中は前日に1回塗っただけで、皮剥けが収まりました。これは他の部位も今後の変化が期待できそうです。

耳の中は1回で劇的な改善が見られました。やはり、今までの皮剥けが異常だったのですね。

3日後の変化

体はまだ、変化なしですが、洗顔時の顔の皮剥けが減りました。いつもは顔を全体的に剥かなければなりませんが、ヘパリン類似物質使用開始から3日後のこの日は、顎の辺りが少し剥けただけで済みました。

顔は1日2回、体は1日1回の使用だったので、塗布回数が多い顔の方が早く効果が出始めたのだと思います。

よさそうな雰囲気ですが、全身に塗りたくっていたので最初に試しに処方された分がなくなり掛け、この日に追加で処方してもらって来ました。と言っても、ドラッグストアで売っているプチプラスキンケアよりコスパがよいので助かります。

保険証の種類によっても負担額が変わりますが、3割負担の私の場合で、ローションと乳液合わせて1ヶ月当たり1,000円くらいです。私はニベアの青缶もプラスしますが、それでも全部で毎月1,500円も掛からない計算です。

今度は数をたくさん出してもらったので、寝室とお風呂場の両方にスタンバイさせられるようになりました。

肌に合うことが分かったので、2回目はたくさん処方してもらえました。

1週間後の変化

体はまだ垢すりが必要ですが、垢として向けてしまう角質の量が半分くらいに減りました。それに伴い、成熟した細胞が角質表面を覆うようになったのか、この頃から顔の皮膚のスカスカ感がなくなり、密度が高くなりました。もう、かなり正常な皮膚に近い状態です。

私の場合は、ニキビ予防と体調改善のために低用量ピルも服用しているので、乾燥性敏感肌の治療の効果が出やすい状態だった可能性もあります。

肌が強くなって来たのか、吹き出物もできにくくなりました。普段ニキビ予防のために飲んでいるビタミンのサプリメントを切らしているタイミングだったので、いつもより吹き出物ができやすいはずなのですが、ヘパリン類似物質を塗り始めてからは全くできていません。

角質が剥けてしまう量の比較画像です。さすがに垢はお見せできないので、煙草の葉で代用します。治療開始前は左くらいの分量の垢が出ましたが、治療開始1週間後は右くらいの分量に減りました。それだけ、肌の細胞が元気になり、乾燥も改善していると言うことですね。

低用量ピルを服用しているのも、よかったのかもしれません。

ヘパリン類似物質で乾燥性敏感肌を治療した結果のまとめ

1週間ほど使用してみた結果、体はヘパリン類似物質の乳液だけでバッチリ潤いました。極端に乾燥が酷い人でなければ、これだけで行けそうです。見た目的にもテカりなどの違和感なしです。

顔は、乳液とローションの両方を塗っても、人によっては少し物足りない感じですが、突っ張り感などの不快感はありませんでした。メイク前は、ヘパリン類似物質の被膜がこすれてポロポロ剥がれてしまうので、上からクリームを塗っておいた方がよいです。

そして、肝心の乾燥性敏感肌の症状は、かなりの改善効果が見られました。肌が強くなり、必要以上に角質が剥がれることがなくなって来ているので、使い続けるうちに肌質自体も改善できそうです。こんなに早く治るなら、さっさと治療を受ければよかったです(笑)。

コスパ的にも無理なく続けられるので、肌が完全にしっかりするまで、しばらくお世話になろうと思います。

乾燥性敏感肌を改善したい人は、ぜひ一度、皮膚科でヘパリン類似物質の外用薬を処方してもらってみてくださいね。市販薬もありますが、人によっては別の成分の方がよい場合や、他の治療法との併用が必要な場合もあるので、最初は医師に相談する方が早く解決できます。

ただし、ヘパリン類似物質には血液を固まりにくくする作用があるため、血友病などの特殊な病気や体質がある人は、別の治療方法を相談してみてください。

乾燥性敏感肌の治療は、美容医療に意識の高いドクターがいるクリニックを受診するのがおすすめです。

 

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